理由がある | 運送会社マルニシDPのBOSSブログ

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運送会社の社長をやらせてもらってます。
社内向けにに配信した【今日のBOSSコラム】や日常で起こった事、個人的に感じたことなど、適当に書き込んでます。
気楽に読んでいただければ・・

おはようございます!



今日は、空が高くてすっかり秋の空気です。


もうすぐ台風が来るようなので、


嵐の前の静けさ・・ってやつですか。




ついさっき、TVのワイドショーで


北海道の夕張市が財政破綻して10年


そんな特集がやってました。




もう十年ですか・・早いです。


あの当時は、まさか行政が、


財政破綻するなんて・・・


国は何もしないのか・・・


本当に驚きました。


夕張市といえば、古くは炭鉱で栄え


映画「幸せの黄色いハンカチ」の舞台になり


もっとも、有名にしたのは「夕張メロン」でしたが






破綻してしまいました。



確かに、当時行政を任された役人の方たちの


身に余る財政の無駄遣いは


「そりゃ、破綻するわなぁ」と言われて当然でしたし


町の職員も、住人も全く危機感は無かったのだと思います。


あの当時、夕張の報道で「まさか!」


と思った自治体はたくさんあったでしょう。


「マズイ・国は何もしてくれない」と危機感を持ったことでしょう


そういう意味で、夕張市は『見せしめ』になった町でした。



今や、崩壊したままのビル、施設、壊れた道路


空家は増え、病院は無くなり、高齢化が進む


将来の日本の姿が、夕張に見えました。







しかし、いま夕張は、着実にプラスの財政を歩んでいるそうで、日本の財政赤字を考えたら遥かに優秀ですし、そうでなくてはいけません。




そしてこんな結びもありました。


リポーターが住人に「こんな夕張から出ていけばいいじゃないですか?」と聞く


「でも夕張が好きだから」という答えに


「なるほどなぁ」と思いながら私は思った。




夕張の破綻には理由がある。


あれも欲しい。 これもいる。


住民は、要求はすれども、実態も知らず、無関心で協力をしなかった。


行政や政治家は、住民の意見に傾ける、そして話を聞く、なんて偉そうに言うが、


実は、事実を隠し、一部の有力者や住民からの


自分に対する評判ばかりを気にしていた。


これが、崩壊のシナリオです。


よくある話です。





今日も一日ご安全に!  社長

2017/9/14  今日のBOSSコラムより