ジャックダニエルは私の愛飲しているウイスキーであることは以前の記事で書いたが、つくづくこのウイスキーは非の打ち所がないと思う。まずなんと言ってもラベルが渋い。黒と白の二色だけで、ダンディーで孤独な風格を漂わせている。
ラベルを見つめれば見つめるほど私の視覚欲求を満たしてくれる。これならば下手な絵を鑑賞するより、このラベルを鑑賞する方がよっぽど良い。
味はスッキリとしていているが、深みがある。
ロックで飲んだ時の氷と混ざった色合いも絶妙である。
仕事から開放され、夜も更けたころにひとたびジャックを口にし、私の胃のなかにジャックが入り、部屋で静かなピアノjazzでも流せば、煩悩は忘れ去られ、欲は消え失せ、女なんぞはますますどうでもよくなり、そしてもっと孤独が愛しくなり、世の権力者どもなんかよりも、あらゆる時代の寵児よりも、幸福になれる。
ああジャック。私はあなたにこれから何度世話になることだろう。
これからも末長くお付き合いさせてもらおうか。