コノ~! おちゃめな勘違いボーイ!
眼が合った位で、隣の席に座るなんて!
そんなことしてたら、この店が一杯になっちゃうやんけ! 馬鹿ちんぽ!
と思いましたが、グッと堪えてチラッと隣を見ました。
勘違いボーイは、こちらを見つめてコーヒーを飲んでいます。
まるで 「やあ。こんにちは」 と云いたそうです。
君、誰? 僕は知らないよ? 第一、君は高校生でしょ?
と思いましたが、一応は考えてみます。
やっぱり思い当たりません。どう見ても、高校生です。
高校生の知り合いは居ません。(ユタカは、卒業しました)
それでも、私の趣味なら話が進みますが、全然趣味じゃありません。
私は、完全に無視を決め込みました。
隣の勘違いボーイは、こちらを見つめてコーヒーを飲んだり、ドーナッツを食べたりしています。
二人の我慢比べになりました。
負ける訳には行きません。
前回の大学図書館の時は、性的欲情を露骨に感じてしまいましたが。
まさか、初対面の高校生が、私に欲情はしないでしょう?
ここは、我慢比べでしょう。
でも、高校生か?友達になりたいだけかな?
僕を高校生と思っているかも?
ここまで無視しなくても、よいかしら?
と考えていたら、その勘違いボーイは、ドーナッツを食べ終わると、席を立って店を出て行って仕
舞いました。
15分も経っていたでしょうか。
悪い事をしたかな~
その時は、少し反省したのです。
ところが、それから2,3日して勘違いボーイに再会したのです。
なんと、私の住んでいるパンションの住人だったのです。
100人近い人が住んでいるから、それまで気が付かなかった。
勘違いボーイ君。地味な君が悪いんだよ。僕のせいじゃないよ。
と思いながらも。
この時は ”やっぱり、ちょっと悪い事をしたかな” と反省したのです。
でも、よく考えてみると・・・・
一緒のパンションということは・・・・・あいつ、僕の裸を大浴場で何度も見てるよな?
という事は・・・・・僕で御開通済みなの?
高校生だから、毎日しちゃうよな?
”まさか、初対面の高校生が欲情はしないだろう”
と考えていた事が馬鹿馬鹿しくなって・・・・・
それからは勘違いボーイの事を 御開通ボーイ と命名したのです。
そして 御開通ボーイと同じ風呂には絶対に入らない
と決意したのでした。