菅原「祐(ひろ)。カッコつけすぎ」
祐「やっぱり?」
菅原「カッコつけても。中身がドジなことは、みんなが知ってるからなあ」
祐「ひ・・ひどくない?」
菅原「でもまあ。。。。ふたりが好きあってると言ってるんだから。。。。どうしましょうか?綾川さん」
菅原がそう言うと、綾川さんはぐい飲みのお酒をキュッと飲んで。また手酌でぐい飲みに注ぎました。
祐「綾川さん。。。お酒、大丈夫?。車できたんでしょ?。。。さっきから、ずいぶん飲んでない?」
綾川「五月蠅いね。これが飲まずにいられますか。。。。。僕の可愛い祐が、こんなムサイ男に。。。」
ムサシ「おっ。ついに嫁に出す決心をして頂けましたか?」
綾川「やかましい!。。。まったく。人の気も知らないで。。。。」
祐「綾川さん。。。。御免なさい。。。。僕、ムサシの嫁になりたい!」
祐がそういうと、ムサシと菅原が、声をあげて笑いました。
しかし、祐と綾川さんは、ジッと見つめ合ったままで・・・
「ひ・ろ・・・君はこれから本当に苦労するんだよ?僕は君に幸せになって欲しかった。。。。本当
にそう思っていたんだ」
「僕は、君が入社してきた時に吃驚したんだ。初めて自分みたいな男の子をみつけたと思った」
「それからは、楽しかった。君とは、本気でじゃれて遊べたし。君も僕に懐いてくれた。。。」
「それまで、僕を男性として遠慮なしに接してくれる人は、ほとんどいなかった」
「それは、祐も同じだったと思う」 (祐が頷いて応えた)
「だから、祐とは、ほんとに楽しかった。きっと忘れられないと思う。。。」
「それから、僕は君に出来うる限りの仕事を教えた。祐みたいに教えた人なんか、他には誰もいない」
「僕は、祐に仕事ができる人間になって欲しかった」
「男として、自立して欲しかった」
「でも、時々。。。。ひ・ろ・を見ていると。。。。」
綾川さんは、お酒に弱いので、かなり酔っ払っていました。
「むしょうに。。。。したくなった」
ムサシ、菅原 「なにをですか?」
「キスをしたくなった。。。。僕は、我慢してたんだ。。。。こんなに可愛い祐を、間違った世界に、誘い
込んじゃいけないと思って」
「祐。。。。僕は、我慢していたんだ。。。」