BL小説(東京編 Ⅱ) 14 | 僕、オカマじゃないよ。

僕、オカマじゃないよ。

中性的な容姿の自分が美少年に恋したり、ストーカーにあったりの人生を書いた半生記。
同じような人が読んで少しでも共感してくれれば嬉しいです。

(綾川=A,菅原=S,ムサシ=M,祐=H)

A「いいなあ。車の設計ができるなんて。。。。。僕の夢だったんだよね。ホントの事をいうと」

綾川は意外な事を話しはじめました。それと同時にその場の雰囲気もなんとなく変わって来たのでござ

います。

S「エッ。ホントですか?」

A「うん。実はHONDAが第一志望だったんだけど。あそこは国立大学が強いんだよねー」

S「。。。。」

A「諦めた時は、寂しかったなあ。だから、菅原君が羨ましい。。。」

S「転職して。。。凄い大変ですけどね」

A「でも、いいじゃない。僕はスッゴク羨ましい」

菅原は頭を掻いて、うつむいてしまいました。意外にシャイな男なのでしょう。

H「綾川さん。そんな事。初めて聞いた」

A「うん。目の前にHONDAの社員が居ると思うと。。。。。つい言っちゃった。ねえ。菅原君は何処を

設計しているのさ?」

S「エンジンの設計です」

H「うわっ。最高じゃん。いいなあ。オーバーヘッドツインカムターボ」

S「それです。でも祐にその組立図面を見せたけど。全然興味を持たなくて。落ち込みました」

A「話す相手を間違えてるよ。この子は彼女を助手席に乗せて走りたいとか思わないのかね?」

S「バイクの後ろの席に乗せて貰っているらしいですよ?」

A「エッ?なにそれ?。。。。。。なんだか凄い脱力感だなあー。ホント?」

S「そうらしいですよ。それに何やらちょっと祐の雰囲気が違って来たと思いません?」

A「そうなんだよ。それで僕も気がついたんだけどさ。僕と居る時より艶めいてきたから腹が立って」

H「。。。。(居た堪れない。ほんとに身の置き所がないじゃない!)」

S「ところで、綾川さん。我がHONDAのフロントロビーにはF1のエンジンが展示してあるんですよ」

A「エッ。あのウィリアムズホンダのエンジンだよね?」

S「そうです。現在F1で独走状態のチームに我がHONDAはエンジンを供給しています」

A「ターボ加速時なら。1ccで1馬力を叩きだすと聞いたけど。ホントなの?」

S「ホントです。そのかわり13秒しか加速できませんけどね」

A「1300ccで1300馬力かあ。普通のエンジンはその1/10以下だよね?」

S「そうですね。それでね綾川さん。そのエンジンが軽いんですよ」

A「やっぱり、そうなんだ。持てる?」

S「持てます。ヒョイと軽く持てます」

A「うわっ。凄いじゃん」

S「ホントに。背筋に冷や汗が流れます。。。同じエンジンを設計してますからね」

A「判るよねーーー。ホントにそうだと思うよ」

その時です。「ピンポーーン」と音がしたのは。。。


H「あっ。ムサシが来た」