(今回はムサシの目線で書きます)
祐(ひろ)は俺のベッドでうつぶせになって、ぐっすりと寝ている。
今日は俺のナナハンでスカイラインにツーリングに行ってきた。
「やっとムサシの彼女の席に座れる」
そう言って嬉しそうにナナハンの後ろに跨った。俺が告白するまでは何度も断ったくせに。
一日中バイクに乗って抱き合って昂っていたからアパートに帰ると二人とも待ち切れなくて、すぐ始め
ちゃった。
祐がシャワーを浴びている処に俺が乱入して1回目。落ち着いて体を洗ってからベッドで2回と3回目。
それで、グッタリして寝ているわけ。
祐に掛かっている布団を退けて、その裸体を眺めてみる。
ホントに綺麗な体だ。脛毛が少し有るけど、ほとんど無毛と云っていい。
可愛いお尻。程よい筋肉がついた背中と肩のライン。白い肌と綺麗で柔らかそうな髪。
祐は少しだけコロンをつけている。いい匂いだ。祐に合ってる。
ホント。こんな男が居るなんて。まあ。奇跡と言って過言じゃないだろう。
こんな体じゃなかったら、俺は祐を抱けなかったんじゃないか?
違う。俺は勘違いをしてる。
祐の裸体に俺の気持ちを教えて貰ったんだ。
抱きたくなって堪らなくなって。祐を好きだという事に気が付いたんだ。
俺はノーマルだったはず。彼女と付き合ったこともあるし。
やっぱり祐の作戦に負けてしまったんだろうか?
小悪魔だよなあ。コイツは。先に惚れていながら俺に告白させてるんだから。
どっちにしても、俺の頭はまだ現実に附いていけないでいるのだろう。
例えば。この足がモジャモジャの剛毛だったら?
あと10kgも太っていたら?
祐を抱けるか?
俺達はまだアナルセックスをしていない。
祐のお尻の穴に入れられるか?ケツの穴に?
ダメだ!頭が着いて行けない。
俺は。まだ何にも判っちゃいない。
そうだよ。たった10日前にゲイという事を考え始めたんだ。