いつからか好きになってしまっていた彼は
今で言う大沢たかおや綾野剛的なヘビ顏男子?といった感じだった。
話したことなんて殆どなくて挨拶を交わす位だった。
彼は黙々と勉強に励み、口数も少なく真面目な人だった。彼はいつも同じドリンクを飲んでいた。2種類の飲み物のどちらかを。いつもいつも。
私はその飲み物の一つが苦手であまり飲んだ事はなかったけれど、あまりにも彼が飲んでいる姿に塾の帰りに買ってみることにした。
彼と同じ飲み物を飲んでるだけで、少し繋がった様な気がして私もよく飲む様になって気付いたら大好きな飲み物になり、今現在もとても愛飲している。
彼を好きになって、秋が来て冬が来ていよいよ受験勉強のラストスパートがやってきた。
彼は相変わらず熱心に勉強し私は相変わらず彼の事が気になって仕方なかった。
もともと勉強嫌いな上に一丁前に恋愛をしてしまった私はほんとにどうしようもない受験生だった。
そして。。。バレンタインデーが近づいてきた。今考えればそれどころじゃないし勉強しろよって感じだけど、哀れな私は人生で最初の告白に挑もうとしていた。
つづく