麦と言う字に願いを込めて。
【 出会い 】 【 予想外の現実 】
【 私の握った運命 】 【 気づかなかったサイン 】 の 続きです。
・・・長いですよね。 でも、これが最後です。 そして、更新飛んですみませぬ。
お蕎麦ちゃんを保護した瞬間から私は【 やってしまった! 】と思っていた。
悪い事をした訳じゃないんだけど、引け目も感じていたし、
「猫保護したんだってね!」と聞かれても、『そうなんです、、すみません。』と答えていた。
何でだろう?って ずっと考えた。
私達は幼いころから 動物愛護 を教えられる。
動物愛護週間と言われる頃には
動物を愛しなさい とその時期にはポスターも書かされる。
それに反して、 野良には手を出すな とも教わる。
責任のとれない行動はしてはいけないし、自然界のルールも教わる。
自然界のルールを学んだとしても、
ペットショップでは動物が売買されて、保健所では人間の都合で殺処分されていく。
矛盾しかない。 矛盾しかないから、
人間にとって一番都合良い部分が強調されて残ってるんだと思う。
野良に、責任のとれない行動をするな。
もちろん私も夫も、大まかな所では同じ考えだった。
でも、今回 私と夫は大きく分かれた。 夫は、そりゃぁ、、怒っていた。
全ては書かないけど、、何度も話し合った。
「 野良を保護するんだったら、飼える人がするべきや。それが責任や!
手を出した人が飼うべきや。だから俺は、俺だったら手を出さない。 」
『 そんな事ないよ、時代は変わって 飼えない人も手を出していいじゃない!
飼える人を探すまでが責任 それじゃいかんとね? 』
「 俺はそうは思わない。飼える人を探す時間もなかろーがっ!無責任やないか! 」
『 なんでやっ?!小麦を最初に保護した人たちだって
本帰国前やった!なのに、保護してくださった。
あの方達が見つけた最高の責任がワシらやないとね?! 』
「 ・・・小麦は、運命やったんや。 」
『 ・・・・それやったら、お蕎麦も運命じゃろがいっ! 』
「 ・・・・そうやね。 でも、俺はきなことは違う。 」
色んな事を話したけど、意見が一致する事はなく。
治療途中で里親さん募集をする事は違うよね ってのだけ一致した。
お蕎麦を深圳に連れて行きたい思いも、
「 仕方なかろーが、誰も飼う人いなかったら。 」とか
「 そんなんウチが手を出したんだから、ウチが飼うしかないやろが! 」と
不満そうだった。 ずっと、人づてに里親さんも探せと言われてた。
でも、何度目かの話し合いの時に 良いご縁の話も無い事と、
今の段階で大々的に里親さん募集をできないのと、
お蕎麦を家族にしたい思いを伝えた時、
夫が、「 ・・・まぁ、俺は最初からウチで飼うもんやと思ってた 」 と言ったのだ。
それは、仕方がないから という意味合いも込められた言い方だったけど
思い出したのだ、夫がツンデレ九州男児だった事を。
そう言えば・・・ 保護3日目に、、
小麦にご飯をあげた時間をホワイトボードに書くようにしているんだけど、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151130/03/022648/b0/dd/j/o0400030013498024752.jpg?caw=800)
勝手に 銀次郎 という名前をつけて
ご飯あげた時間を記入していたのだ。
『 ・・・銀次郎って何? 』
「 萬田はんやっ!! 最強やっ!! 」 ※ミナミの帝王
『 ・・・あの子女の子だし、あの最強さは要らん。 』
ずっと飼う事は反対されてたし、私の行動も怒っていたから掴みづらかったけど、
夫は夫で葛藤してたんだと思う。 夫にとっても簡単な問題じゃなかったんだと思う。
「 俺だったら手を出さない 」 冷たく聞こえてたけど、
よく考えると、 助ける行為は勿論大変だけど それよりも、
「 俺は手を出さない 」 と、それを言葉にする方が苦しいのだ。
深圳に行くのが12月に伸びて、クリアできる課題が1つ出来た時に、
『 お蕎麦ちゃんを、どうしても深圳に連れて行きたい。お願いします 』
そう言ったら夫は、
「 もう、そのつもりなんやろ? 」 とだけ言った。
意見は最後まで一致はしていない。
でも、もう意見は一致してなくてもいい。 きっと夫も答えは出ているはずだ。
今では、↓こう↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151130/04/022648/48/e1/j/o0500039913498029830.jpg?caw=800)
これでも大分端折ったけど、ココまで長く書いたのは勿論、
美談を書きたかったわけじゃない。
どうしても最初から・・ 悪い事はしたつもりはなかったけど、
ダメだと言われる事をやった意識が強かった。
みんなが、お蕎麦の為に考え悩み行動してくださった。
だからこそ、余計に申し訳なかった。
でも、それこそ間違っていて。
みんなが私を助けよう!と、自分に出来る事を探してくださってた。
そんな人たちに囲まれてる幸せと、人の凄さを書きたかった。
それから、上海の動物病院の先生達。
2か所 日本人医師がいる病院があって、今回の事で2カ所とも知る事ができた。
4人の日本人先生がいる。 今は5人なのかな?。。
かっ、、神様の上の存在ってなんだっけ?
そういう衝撃をくらう程、、言葉を言わぬ動物と きっちり向き合ってくださる。
きっと1患者の時間は決まってるはずなのに、こちらにそれを感じ取らせない程
丁寧に飼い主とペットに波長を合わせてくださる。
あの先生方と離れるのも不安。
逆に上海にあの先生方がいる限り、上海でペットを飼ってる人は安心だと思います
■ 上海正伊 Z.E動物病院 ★Webサイト★ 日本人医師 2名(?)
上海市闵行区 吴中路453-6(×姚虹路)
■ 上海皆愛ペットクリニック ★Webサイト★ 日本人医師3名
上海市浦东新区北艾路1801号(×杨高南路)
それから、どう書けばいいのか。。うまく言えないけど。
今まで、その方達を 凄いなぁ・・ と、ただただ尊敬の目で見てました。
今回お蕎麦ちゃんの件があって、沢山悩んで泣いて、
時に自分になのか何になのか分からないけど、イライラするほど辛い事もあった。
動物を保護する団体は 今でこそ沢山あって。
でも、思い通りに行かない事ばかりで、
泣く事も悔しい思いも 沢山しているんだろうと思います。
全てがハッピーエンドじゃなく、胸をえぐられるような思いもしていると思います。
それでも、、置いて行かれたペット達や、動けなくなった子・家族のいない子を保護して
温かい家族を探すために必死で前を見ている日本人団体が、
この上海にもあるんです。
ワシはその方達の事と誰とも繋がってないし、うまく言えないんですけど。。
上海里親会で検索したら、関わる方々のブログや、
温かい家族を待っている子が、います。
なんか本当に長々と色々書いたけど、、
読み返してみて自分でも まとまりないと思うし、
何が言いたいのか分かんないけど。
ずっと、『 これで正しかったの? 』 と問いていた。
この問題に、正解は無かった。
でも、間違いでは無かった。 間違ってなかった。
これで良かったんだ!! と、胸を張って泣けたんです。
ありがとうございます!!!!
今後、 我がブログ 麦Bakatter に、もう1神 加わります。
剛田 蕎麦(♀) よろしくお願い致します。
蕎麦様からも、御礼を。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151130/05/022648/c4/1e/j/o0500039113498041603.jpg?caw=800)
白目剥いてるしね。。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151130/05/022648/fc/82/j/o0500039713498044496.jpg?caw=800)
長くなって、すみません。 でも書きたかった出来事でした。
読んでくださり、ありがとうございました!!
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