麦と言う字に願いを込めて。 【 私が握った運命 】 | 出不精きもこ☆今日も元気で家にいます。

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とうとう神の領域(猫様のいる暮らし)に手を出しました。ฅ(=✧ω✧=)ฅニャニャーン✧


麦と言う字に願いを込めて。
【 出会い 】 【 予想外の現実 】 の 続きです。


 
保護した日は、750gでしたが、手術前日は815g 順調に体重も増えてます。


お蕎麦ちゃんの手術が決まって病院に連れて行く日、
おぅどりんさんとミコ姐さんが駆けつけて来てくださいました。
 
最初に診断された時に、手術のリスクの説明も聞いていました。

野良猫で仔猫は 体力も栄養状態も良くはない。
麻酔や手術に対応できず、術中に亡くなる子も多いと。

手術の危険性は人間にもある話。
どこかで覚悟をしなければならないのは、分かっていました。

でも、、手術前に血液検査や点滴の為の針を刺すんですけど・・
針を刺す方が、若い先生(?)で、、新人さんなのか、、
うまく入らなくて、何度か抜き刺し、刺したまま血管を探したり・・
それは人間の病院でもよくある光景なんだけど、

その時 お蕎麦ちゃんが ギャァァ って泣いたんです。。


急に怖くなりました。


動物に対して人間が、、、
人間にしかできない事は 医療 だと、医療があるから救えると思っていた。


でも、、ミスとかではなく、
医療で亡くなるリスクを 私は覚悟できていなくて。。
亡くなるかもしれないというリスクと向き合ったら、、
自分が手にしたこの子の運命の重みが重すぎて、、
正しかったのか分からなくなりました。

この子に手を出さなければ、、この子はいつかは自然治癒し、
例え足を引きずってでも、、少し足に障がいが残ったとしても
生きていたかもしれない。 大事なのは生きる事。。生きていればいい。


この時点でも、私やお蕎麦の為に行動を起こしてる人もいて。
色んな人の心に波紋を投げてもいました。
厳しい意見も、温かい意見も、この件に関わってくださってるという事。


全て私の安易な行動で引き起こした事が、
色んな人を悩ませ心配させ、あげくに、、
お蕎麦ちゃんの命も奪うかもしれないんだ・・ そう思ったら泣くしかできませんでした。

『 これで正しかったの? 』

そう泣く私を ミコ姐さんは、
「よしよぉしっ!」と背中をポンポンっと叩き抱きしめてくれました。
おぅどりんさんは、何度も 「大丈夫! これでいいの!」と言ってくれました。

でも皆泣いていました。
「 これは後で笑い話にしよう! 」っと言いながら、、
『 他所から見れば ただの骨折なのにね! 』、と病院で泣きました。


そして本当に笑い話になりました。

お蕎麦ちゃんは 手術も耐え、麻酔からも目を覚まし、
まだボンヤリしながらも、ニャーと鳴いてくれました。

人間だとしても、割と大きな手術。もう、ホッとしました。

術後2日後には点滴も外れ、ご飯もモリモリ食べるし、
会いに行くと 必ず お膝に乗せて!!っと鳴いてきます。

この頃から、ワシは 〔この子を家族に迎えたいな〕という思いが強くなり、
でも 家族に向かえる決断が、
お蕎麦ちゃんに一番負担をかける事となるので葛藤していました。

なにより、夫がね。。ちっと怒ってたし、と言うよりは、呆れてた。


虎子ちゃんや、おぅどりんさん、おさきんも
一緒にお見舞いに来てくれ、皆が 〔私がどうしたいか〕と、
〔お蕎麦ちゃんにとっての一番の幸せ〕を考えてくれました。


一番いい方法なんて、簡単に見つかる訳も無く、、
でも、お蕎麦ちゃんも順調に回復していってて、
日に日に元気になる事に安心しました。

その頃、小麦の手続きもバタバタとしていたし、
ワシ自身も、やる事もあってバタバタとしていたし、
毎日 入院中のお蕎麦ちゃんの様子を見に行こうと決めてたものの、

正直、疲れてて。
疲れてて、自分の事を優先して 2日間 病院には行きませんでした。
「行けなかった」というのは、ワシのいい訳で、行かなかったんです。


3日後 病院に行くと、
お蕎麦ちゃんの命が、、今にも消えそうでした。


鳴きもしない。 動かない。
ただグッタリと、、最後の時間を静かに迎えようとしていました。


吐き気がした。
膝が震えて、自分がやった事を呪った。
ほんの少しだけ、心のどこかで 自分がヒーローだった。


本当に、クソヒーロー。


慌てて先生を探すものの、いらっしゃらず。
病院も慌ただしくしていた。 患者はウチだけじゃない。

そして捕まえられる病院の方は、中国人。。
中国語出来ない自分が、クソほど情けなく悔しかった。

お蕎麦ちゃんのカルテは、ケージの横に置いてあって。
ワシは急いでそれを写真に撮った。
虎子ちゃんとおぅどりんさんに、すぐに送った。

2人は中国語のそのカルテを、すぐに訳して送ってくれた。


2日前から、嘔吐下痢 絶食絶水 点滴再開 体温も上昇。
便の様子の変化なども詳しく教えてくれた。



ワシが行かなかった日から、だった。
別にワシがいたからと言って、状況は一緒だったと思うけど、
それでも自分の責任感の無さに吐き気がした。


人間が大好きで、行くと必ず お膝に乗せて!!と鳴く子なのに、微動だにせず。
お蕎麦ちゃんの様子も撮って、2人に送った。

 

2人は猫飼いの先輩で、2人が大丈夫と言ってくれたら、安心する。
今思えば、甘え過ぎてた事が多い。 

自分で判断すべき事、自分が背負うべき事を、
一緒に判断して貰おうと思ってた。頼りきっていた。


2人が病院に来てくれ、捕まえられる病院の方を捕まえ
中国語で今の状況を聞いてくれた。 

とにかく、、あと3,4日 乗り越えられなかったら、この子はダメだという事が分かった。
お蕎麦ちゃんは元々野良。 免疫力も無く、ウィルス性のモノに感染していた。
原因を特定する診察も出来ない程、体力は落ち、、衰弱して行ってた。


この日から約1週間 お蕎麦ちゃんは戦っていました。

虎子ちゃんや、おぅどりんさん、何度も病院に来てくれました。
Lilyさんも状況を知って 何度も「一緒に行きます」と病院に付き添ってくださったり、
私が早い時間に行けない時は、代わりに行ってくださいました。
虎子ちゃんは、気になって気になってしまったからと、
個人的に お蕎麦ちゃんの様子を見に行っててもくれました。

シンガポールからKAZちゃんが毎日の様に、
「 神様、助けてあげてください! 」っとメールくれました。
スウェーデンから あつあつさんが、
色んなアドバイスと励ましのメールくれました。


近くにいようが、遠くだろうが、、
気持ちに寄り添ってくださる友が多く、その状況が有難すぎて。
有難い事は、分かっていたはずなのに、、
沢山の人が支えててくれたのに、


気持ちのどこかで、自分だけが大変だと思っていました。


私、今大変だから!!っと、言わなくても分かって貰えてる!っと、
大事にしてくださってた方に、ちゃんと伝えたり連絡したりとかせず、
色んな事を疎かにしていました。
不愉快な思いも嫌な思いもさせてた。 
常に眉間にシワ寄せて、自分だけが大変だと、、
甘える部分は甘えてたのに、自分だけが大変だと思ってました。


思えば、お蕎麦ちゃんを拾った時から、皆に言われてた一言があった。


「 きなこは、大丈夫か? 」


それに込められた意味や優しさに、気付いてるようで気づいてなかった私は、


全てやりこなしてやる!!っと、自分のキャパーオーバーに気づかず、
他力本願過ぎた自分がダメなんだ!っと、
これは私の責任なんだ!!っと 動こうとしていました。


こんなに沢山の人の力を借りているのに、甘えてるのに、、
自分だけが大変だと、どこかで思っていただろう私に天罰が下るかのように、、


事故に合いました。


と言っても、擦り傷だけで済んだんですけどね。。



・・・すみません。 まだ続きます。



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長いですよね・・・。。 でも書きたかった事なんです。。すみませぬ。。