『勉強絶対やらない』受験生の本音 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

更新全然出来ず、すいません💦


前回からの続きで、中3受験生が勉強を全て辞めると言い出したところから。


いつのまにか確固たる姿勢で、

勉強を全否定。


昆虫学者って道を諦めるのは、別にいいけど、

全く勉強なしで渡っていけるほどの

機転、発想、創造力と行動力がないw


ゼロからビジネス起こす力があるとは思えない。

多角的に物事を見れないし。


さて、しかし、『やらん』と言ってるヤツには、

無理矢理やらせる事は出来ない。


特に、うちのアスペルガー君には無理。


このマイナスな状況で、お金や物をぶら下げるのは、絶対やっちゃいけないしね。


自分から、『やる』ってならないものに先はない。


なので、大人のやり方で壁を作りましょう✨


年間で稼げる賞金総額を長男の得意なゲームに絞って算出させる。


それから、漫画『グラゼニ』の話を聞かせる。

今度、アニメになってるから見せようかなw


母も初期しか知らないけど。


『グラゼニ』は、プロ野球の中継ぎ投手の話。

選手に年棒を見て実力を測ったり、

有名ではないプロ野球選手のその後の生活など、

華やかな年棒のようで、かなりシビアな現実が描かれてる。


数百万を賞金でもらえると、永遠に裕福だと勘違いしてる長男に、

人生収入ってスタンスで、話をすると、

浮足立ってた自分に気がついたようだ。


しかし、それでもアスペルガー長男は、簡単に自分の方向を変えられない。


こっちも調べていくと、

YouTubeなどで副収入も得られるが、

今までのプロゲーマーもしかり、

ゲームの流行りで変わり、長年生き残っている人が見当たらない。


高橋名人はどうなったのだろうか?!

ファミコン時代の初代マリオの高速ボタン押しとか、やってたなぁw


締めに、ゲームの世界大会に行った中高生のインタビュー記事に行き着く。


「プロゲーマーになるために必要なことは勉強」賞金総額32億円のeスポーツ大会に出場する選手らは語った(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース「将来、プロゲーマーになりたい子供たちに『これだけはかかせない』ことがあれば教えてください」。賞金総額30億円のeスポーツ大会に出場する選手たちは、口をそろえてこう回答しました。「勉強です」。リンクnews.yahoo.co.jp

プロゲーマーになるために必要な事は何か。

『勉強です』って、皆答えてるw


母「で、君が考えた勉強以外の道は何にした?!」

長男「うーん。。コップ作るとか?!」


母「は?!陶芸って事?!

100均でコップが売ってる時代に?!


『ブルーピリオド』みたいに芸術方向の陶芸以外は、ほぼ売れないだろうね。

よほど君自身にブランドがつけば別だけどね。


カメラマンとか、母みたいに美容業、服飾、大工系技術職なら、そこまで学歴関係ないけど、

資格取らなきゃいけない時は勉強するし、

別な要素を勉強していく感じになるね。」


長男「いや。それは嫌だ。

それなら、普通の会社でいいや!」


いいやって。

普通の会社って何が普通かわからんし。

どちらにしろも、手を抜いて、適当に仕事やって成立する事なんて、なかなかないぞ。


会社のルールにハマるだけでも大変そうなのに!


母「普通の会社って、どんな仕事してる会社?!」


長男「わかんないよ」


母「じゃあ、会社員は、高卒なら年収300万くらいかな。雇われのままだと、それ以上伸びないかもしれないね〜…」

と、年収別の生活を色々話してみる。


で、最終学歴と年収の話。

もちろん自営業の話も盛り込む。


母「これは、中学生全般に言えるけど、

今のままの状態で雇ってくれる会社は、まずないのね。


だから、今出来てない事を出来るようにしていく事が大事だね。


それが勉強で、たとえ会社に入っても同じく、

そこで出来ない事を『出来る』に変えていく必要があるが、わかるかな?!」


長男「それはわかるけど、勉強はしないから、アルバイトでいいや」


母「『〜でいいや』で目標立てんな!

だったら、『アルバイトがいい!』って言い切れ!


『アルバイトと家で引きこもって、ずっとゲームが幸せ』ってなら、それでいいじゃないか!


未来の希望は、『〜がいい!』って形で話しろよ!」


長男「だって、それしか出来ないじゃん!

どうせやったって、出来ないもん!」


母「そうだね。

1年有れば出来るって思ってた母が、見込みが甘かったよ。


だって、そもそもの知識量が多いから、

ドリルだけ解けば、出来るようになるって思ったんだもんw


でも、多分原因が違うってのが、先のテストでわかったね。


原因の推測が間違えてたから、

新しく対策立てたら、また違った結果が出ると思うよ。


まぁ、でも、母としては、

治ったって実例が無かった協調性発達運動障害を改善出来て、満足はしている。


見込みもなくて、無意味に4年。

君も泣きながら、いろんなトレーニング試して、

ようやく見つけた自己流のストレッチ始めたら、グングン平均値に伸びたよね。


学力もそうかもしれない。

今回の試みは、原因の仮説に間違いがあって、

上手くいかなかったから、

次の原因を探した。


ここから、また新しい取り組みを始めるけど、

いつも通り、『絶対治る』なんて言えない。


いつも実験だから、万人に共通する『治した』はないから。


でも、やらないと確実でできるようにはならない。


身体の取り組みのように、効力のある方法を見つけるのに、4年もかかったら、間に合わないかもしれないけどね。


でも、勉強は母はそこそこ出来たから、

身体より早く方法を見つけられると思うよ。


でも、『やりたくない』人に強要は出来ない。


そもそも、『アルバイトゲーマー』でいいなら、

やるだけやって、ダメなら『アルバイトゲーマー』でいいじゃない?!


『アルバイトゲーマー』は、勉強してたらなれない職業じゃないしね」


長男「…そうだね。じゃ、前よりはやらないけど、続けようかな」


母「まぁ、前までは短期で結果出そうと、詰め込んでたからね。


でも、基礎学力は伸びたと思うよ。


英語とか。

もう、あらかた訳は出来るようになったしね。


で、目標なんだけど、

100に向かってボールを投げると80くらいしか届かないのね。


50に向かって投げると30なわけ。


100に届けたいなら、120の力で投げなきゃならないんだけど、


君は、勉強をどこに向かってする?!


今、数多ある候補で1番高い所を言って。

『〜でいいや』じゃなくて、『〜がいい』って思えるもので」


長男「…学者かな」


結局そうか。

やっても出来ない自分にプライドが耐えきれず崩壊したのか。

結果出させてあげないとな〜💦💦


って、事で、夏休みのストレッチ講習ですが、

今回は見送らせて下さい🙏🙏