そして、後転。訓練の流れと組み方 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

さて、1年体操教室通っても、前転後転すら出来なかったソウタ。

前転が出来るようになって、1週間。

10回成功したら→10回連続成功したら
iPadゲーム(知育ゲーム)出来るって事で、頑張り、定着してきたので、今度は『後転』です。


◯現状把握。
足から遠くにお尻をどっかりと座り、そこから寝る状態。

背中が伸びきってて、お尻が一切上がらない。


◯アドバイスと検証
まずは、お尻を足のすぐそばにつけるようにするが、いまいち勢いがつかない。

お尻で足を叩きつける(だるま落としのイメージで見せて)のを試してみるが、

伸びきった背中が勢いをころす。

で、腰を手で持ち上げて、首~肩甲骨の辺りで体を支え、足を上に上げるポーズをやらせようとしたら、

…出来ない。

もちろん、仰向けから、腰をあげて、膝を頭の方に持っていく事が出来ない。

ココがつまづき。

足を補助で持ち上げてみたが、ぐにゃぐにゃで安定出来る気がしない。


◯対策
仰向けで腰をあげるのを補助する。(20回)

ボールを持って、自分で精一杯腰を上げた時の足先に当たる位置に持っている。
ボールに足を当てたらカウントして(30回)

なれてきたら、少しづつ距離を調節して、叱咤激励しながら、距離を伸ばしていく。

1週間やれば、改善が目に見えてわかる。


あお向けで、腰をあげて、膝が頭に着くようになったら、やっと後転練習。

しかし、怖いのか、首が突っ張って止まる。

あと少しなので、無理やり転がして感覚掴んでもらおうと、無理やり回して10回。

何度かに1回、頭をしまうのが遅れるらしく、ゴン!ってなるw

ソウタ「痛いから、それヤダ」

母「じゃあ、自分でやって」

ジリジリと悩んでなかなかやらんし、やっても改善が見られないので、

母「あと3回挑戦してみて出来なかったら、母が回す!」

母に無理やり3回回された後は、1回は一人でも出来る。

自分一人で3回。回れたらお終い。

無理やり回されるのは、やはりイヤだったようで、数日後には、一人で10回ジリジリ頑張ったら1回成功出来るようになる。

確率が上がってきたら、10回出来たらお終い。

総じて時間にして20分以内で終わるように回数を設定。

出来るようになって来たら、回数を重ねる為に
連続3回や10回成功で終了にします。

結構数回出来ててもたまに1度失敗するので、
実質結構な回数やるようになります。

そうして、やっと定着したと思っても、数ヶ月放置すると、出来なくなってる事もあるので、

数ヶ月後にも訓練する事もありますが、
大抵すぐ思い出します。

小脳学習ってやつですね。