体操教室 1年通って、前転すら出来ないw | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

さて。
2年1学期。

体操教室は、市民体育館で、そこに在中の職員がやってるので、手厚く無いのは確か。

はじめ、20分くらい、ステップや簡単な筋トレして、それから学年ごとに分かれて跳び箱、トランポリン、マット運動、鉄棒を1回に3種目を回しながらやっていきます。

はじめは、少しでも動く機会になれば…と思って行ってましたが、

さすがに『出来なくていい』スタンスが板につき過ぎて、話聞かないわ。何やるか、わかってないわ。ずっと喋ってたり、戦っていたり。

そろそろテコ入れしよう。。

まずは、向き合うスタンスから。
本気じゃないと、何がどのくらい出来るかわからないからね。

母「ソウタ。こんな調子なら体操教室辞めよう。お金の無駄だ」

ソウタ「ヤダ~!辞めたくない!」

母「ソウタは、体がまだ上手に使えてないから、その為にやってるのに、

先生の話聞いてない。やる事わかってない。やろうとしてない。
これじゃ、いつまでも体の使い方わからないよ。

別に体の使い方わからないまま大きくなってもいいんだよ。

お母さんは、関係ないし。
ソウタの人生だもん。

お母さんは、知ってるから、
『体動かすの楽しいなぁ』って思えるけど、

ソウタはきっとこの『楽しい』を知らないまま、大きくなるんじゃない?

何か困る事が出てくるかもしれないけど、

それは、お母さんの人生じゃない。
ソウタの人生だ。

そう言うことで、来週から行かなくていいよ」


ソウタ「ヤダ!なんで勝手に辞めさせるの?」

母「お母さんとお父さんが働いたお金で、先生にお願いして体操やってるんだ。

文句あるなら、自分で稼ぎなさい。
稼ぐ気なら、コンテストでも紹介するよ。
賞金稼ぎしな。

大人よりも上手くないとまず稼げないと思うけど、挑戦すりゃいいさ。

お金を稼ぐって大変なんだ。
大人並みに読み書き計算とかが出来るか、人より上手いものが無いと仕事が出来ないのだよ。

そうやって、稼いだお金をなぜ、ソウタのやる気無い体操に使わなきゃ行けないのだ⁇」

ソウタ「やる気あるもん!」

母「『やる気ある』って、お母さんから見えないから、ダメ。

人から何か教わる時は、

①ちゃんと話を聞く
②わからないところは聞く
③精一杯出来る事をやる

友達と戦って、先生の話聞かないわ。
何やるか、わかってないわ。
やる事はふざけてるわ。

これはやる気があるように見えない。

もし、ちゃんとやるつもりなら、
来週から、まずは2ヶ月。ちゃんとやるなら、この先も考えてあげる。

あと、出来ない動きは家でも練習しよう」

ソウタ「え~~」

母「…『え~~』って、何の為にやってるの?
出来ない事を出来るようにする為じゃないの⁇」

ソウタ「わかった~」

そこから2ヶ月出来るだけ通って、細かく態度のダメ出し。

集中期間が終わっても、癖がつけば、ふざけ過ぎてると目が合えば、正せます。


態度が真面目でも、出来ないもんは出来ない。

出来ないステップは、体育館から帰る1.5kmの中で、ステップ練習を挟みます。

両足飛びで前に進むのとか、それの横版とか出来なかった。片足跳びも。

跳び箱。跳べません。乗れません。

鉄棒。全部補助付き。

トランポリン。どうやったら出来るのか。
トランポリンの反動を常に殺す跳び方。
むしろ、真似できない。。

マット運動。前転、後転から出来ない。
倒立はほぼ横から上げてもらう。上げてもらってもふにゃふにゃ。

これは。これは。

やりがいのある。。。