2年1学期。
体操教室は、市民体育館で、そこに在中の職員がやってるので、手厚く無いのは確か。
はじめ、20分くらい、ステップや簡単な筋トレして、それから学年ごとに分かれて跳び箱、トランポリン、マット運動、鉄棒を1回に3種目を回しながらやっていきます。
はじめは、少しでも動く機会になれば…と思って行ってましたが、
さすがに『出来なくていい』スタンスが板につき過ぎて、話聞かないわ。何やるか、わかってないわ。ずっと喋ってたり、戦っていたり。
そろそろテコ入れしよう。。
まずは、向き合うスタンスから。
本気じゃないと、何がどのくらい出来るかわからないからね。
母「ソウタ。こんな調子なら体操教室辞めよう。お金の無駄だ」
ソウタ「ヤダ~!辞めたくない!」
母「ソウタは、体がまだ上手に使えてないから、その為にやってるのに、
先生の話聞いてない。やる事わかってない。やろうとしてない。
これじゃ、いつまでも体の使い方わからないよ。
別に体の使い方わからないまま大きくなってもいいんだよ。
お母さんは、関係ないし。
ソウタの人生だもん。
お母さんは、知ってるから、
『体動かすの楽しいなぁ』って思えるけど、
ソウタはきっとこの『楽しい』を知らないまま、大きくなるんじゃない?
何か困る事が出てくるかもしれないけど、
それは、お母さんの人生じゃない。
ソウタの人生だ。
そう言うことで、来週から行かなくていいよ」
ソウタ「ヤダ!なんで勝手に辞めさせるの?」
母「お母さんとお父さんが働いたお金で、先生にお願いして体操やってるんだ。
文句あるなら、自分で稼ぎなさい。
稼ぐ気なら、コンテストでも紹介するよ。
賞金稼ぎしな。
大人よりも上手くないとまず稼げないと思うけど、挑戦すりゃいいさ。
お金を稼ぐって大変なんだ。
大人並みに読み書き計算とかが出来るか、人より上手いものが無いと仕事が出来ないのだよ。
そうやって、稼いだお金をなぜ、ソウタのやる気無い体操に使わなきゃ行けないのだ⁇」
ソウタ「やる気あるもん!」
母「『やる気ある』って、お母さんから見えないから、ダメ。
人から何か教わる時は、
①ちゃんと話を聞く
②わからないところは聞く
③精一杯出来る事をやる
友達と戦って、先生の話聞かないわ。
何やるか、わかってないわ。
やる事はふざけてるわ。
これはやる気があるように見えない。
もし、ちゃんとやるつもりなら、
来週から、まずは2ヶ月。ちゃんとやるなら、この先も考えてあげる。
あと、出来ない動きは家でも練習しよう」
ソウタ「え~~」
母「…『え~~』って、何の為にやってるの?
出来ない事を出来るようにする為じゃないの⁇」
ソウタ「わかった~」
そこから2ヶ月出来るだけ通って、細かく態度のダメ出し。
集中期間が終わっても、癖がつけば、ふざけ過ぎてると目が合えば、正せます。
態度が真面目でも、出来ないもんは出来ない。
出来ないステップは、体育館から帰る1.5kmの中で、ステップ練習を挟みます。
両足飛びで前に進むのとか、それの横版とか出来なかった。片足跳びも。
跳び箱。跳べません。乗れません。
鉄棒。全部補助付き。
トランポリン。どうやったら出来るのか。
トランポリンの反動を常に殺す跳び方。
むしろ、真似できない。。
マット運動。前転、後転から出来ない。
倒立はほぼ横から上げてもらう。上げてもらってもふにゃふにゃ。
これは。これは。
やりがいのある。。。