ズルく見える子供の原因。 | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

1年の3学期。
聞くトレーニングもかなり出来たので、訓練する事がなくなってしまった。

相変わらず、スィッチはオフなようでしたが、自分が必要な時はやるので、

「本人のやる気の問題でしょう」という見解がクラス担任と一致して、取り組みは特にしなかった時期です。


本人の苦手な事は、言い訳つけて回避するので、本人のズルさだろうっと、思ってました。

さて、視覚や聴覚や、脳の覚醒に問題があって授業は受けにくい子達は、どうやってその状況を訴えるでしょうか?

「僕は、視覚聴覚に過敏や感覚の絞り込みが普通では無く、脳の覚醒が、人より少ないから、普段の板書が取れないんだよ」

って、言いませんよねw

自分の感覚は、人と比べられないからね。

ちなみに、全く出来ない訳ではありません。

自分が『ここ一番』と思う時には出来ます。
楽しみな遊ぶ約束が後にあったり、その後にご褒美があったりです。

『ここ一番』って、覚醒レベルが高くて当たり前です。

ソウタにとって、火事場クソ力w

ただ『いつも』火事場のクソ力は、出なくて当たり前。

これを外から見ると、
自分にメリットのある時だけ頑張って、そうじゃないとやらない『ズルイ奴』。

だれが見てもそう見えます。

「みんなは、やってるんだから…」
って言葉は、原因が自分でもわからない出来ない子を責めてるだけで、原因究明にも、解決にもならない。

この後、運動に関してですが、原因に検討をつけて、訓練して、原因が取り除かれると、

今まで言い訳して避けていた事を
生き生きと何度も楽しむようになりました。

『原因となる問題が無ければ、嫌いや苦手って無いんじゃないか』

これが今療育や、ソウタついて知ろうとする私の原動力です。

自分のうまくやってた経験は、まっさら忘れて。

ソウタの感覚を知る為に、本人に聞いたり、資質の近い旦那の子供の頃の感覚を聞いて理解に努めます。