1年の3学期。
聞くトレーニングもかなり出来たので、訓練する事がなくなってしまった。
相変わらず、スィッチはオフなようでしたが、自分が必要な時はやるので、
「本人のやる気の問題でしょう」という見解がクラス担任と一致して、取り組みは特にしなかった時期です。
本人の苦手な事は、言い訳つけて回避するので、本人のズルさだろうっと、思ってました。
さて、視覚や聴覚や、脳の覚醒に問題があって授業は受けにくい子達は、どうやってその状況を訴えるでしょうか?
「僕は、視覚聴覚に過敏や感覚の絞り込みが普通では無く、脳の覚醒が、人より少ないから、普段の板書が取れないんだよ」
って、言いませんよねw
自分の感覚は、人と比べられないからね。
ちなみに、全く出来ない訳ではありません。
自分が『ここ一番』と思う時には出来ます。
楽しみな遊ぶ約束が後にあったり、その後にご褒美があったりです。
『ここ一番』って、覚醒レベルが高くて当たり前です。
ソウタにとって、火事場クソ力w
ただ『いつも』火事場のクソ力は、出なくて当たり前。
これを外から見ると、
自分にメリットのある時だけ頑張って、そうじゃないとやらない『ズルイ奴』。
だれが見てもそう見えます。
「みんなは、やってるんだから…」
って言葉は、原因が自分でもわからない出来ない子を責めてるだけで、原因究明にも、解決にもならない。
この後、運動に関してですが、原因に検討をつけて、訓練して、原因が取り除かれると、
今まで言い訳して避けていた事を
生き生きと何度も楽しむようになりました。
『原因となる問題が無ければ、嫌いや苦手って無いんじゃないか』
これが今療育や、ソウタついて知ろうとする私の原動力です。
自分のうまくやってた経験は、まっさら忘れて。
ソウタの感覚を知る為に、本人に聞いたり、資質の近い旦那の子供の頃の感覚を聞いて理解に努めます。