野馬か熊だと思えw | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

ソウタは、猫のように自分が従う相手を選びます。

その枠は、猫の額のように狭い。

一番言う事を聞くのは、母。次にクラス担任、祖父、通級担任。

他の先生、校長先生、副校長先生、副教科担任、上級生。皆『お友達』枠ですw

遠隔操作は母のみが可能だが、効力は弱まる。

遊ぶだけなら、老若男女、人種問わずOK!

遊んでみて、「余裕じゃん!」と思って、なめてお世話を引き受けたら、結構ズタボロに心が傷つけられる事必至!w


2年の2学期に通級で1日担任代えをしました。

代わった担任は、よくソウタと遊んでいて、廊下で会っても飛びついて行くくらい仲良しでした。

しかし、授業をやろうとすると、猛反発にあい、最後まで担任代えに納得いかないソウタは、
次の授業(通常学級)に帰る時も大変毒づいて帰って、しばらく気分を引きずっていたそうです。

その後も何度か担任代えを試みましたが、学期終わりの面談では、先生に(ソウタの心を乱した事を⁇)謝られ、「時期尚早だった」との事です。


手綱持ってる母としては、「そんなに⁇」って思いましたが、


今年明けたて。
父方祖母に頼んで2日泊まりの仕事をしてきました。

帰って来るなりどうやら大変だったようで、「いつも祖父(母方)はどう接しているか?」
聞かれました。

具体的に何があったかは、はっきりしませんでしたが、反抗が強かった事は確かです。

祖母は遠方なので、そのまましばらく滞在してました。

数日後、家に帰ると、祖母と子供達に変な雰囲気。

空気をぶち壊す為、次男(3歳)が動く。

次男「今ね~喧嘩してたの~。おばあちゃんと。…言っちゃいけない事言ったんだ~。『もう、来るな!』って!…お兄ちゃんが言ったから真似したの~」

原因を追求すると、
学校から帰ったソウタに
祖母「宿題して、明日の用意を先にしなさい」と言ったら、ソウタがキレ出したらしい。

祖母が嫌いでは、断じてありません。
「まず、宿題をしなさい」だって、言われ慣れてます。

遊ぶ時は、率先して、祖母を自分の遊びに引き入れます。


『暴れ馬』乗った事を想像して下さい。

手綱を取ると、振り落としにかかります。

相手の最大傷つく事を言ったり、自分のありえないルールを押し付け、自分の手綱を守死します。
この時の言葉に意味はないのです。

それでも、目を逸らさず、心の動揺を見せず、心を荒げず、信念を押し通し、落馬しなかった者にだけ、手綱を取る事が許されるw


クラス担任も、通級担任も、ソウタに振り落とされなかったこそ、手綱を握れたのです。


トラブルがあれば、良好な関係になるいい機会だ。

試されてるのだよ。

試されてる時は、別の事をしないで、相手と同じ目線で、目を逸らさず、無表情で、沈黙にも耐え切ります。

野生の熊に会ったと思うといいでしょう。
目を離すと襲われるw

子供がヒートアップして意味のない話がループしてる時は、刺激のない場所(テレビやおもちゃが無く、退屈なところ)に置き、

「落ち着いて話せるようになったら、声かけて」と言って、待機させます。

この時、閉じ込めないように、出入り口は開けたまま、淡々と家事をこなす。

静かになっても、本人が「話す」と言い出すまで待ちます。

どうしていいか忘れてるような時は、
「話せるようになったら、『話せる』って声かけてね」
と、具体的に教えます。

この時は、夕食が遅くなろうと、お風呂入れなくなろうと、根競べです。

3時間待つつもりで腰を据えてお茶飲んで、本読んでれば、心安らかに対応出来ます。

子供が怒る事にも、待つ事にも飽き飽きすると、話の入りが良く、固執した話のループも無くなります。

懐が広いフリでも見せつけてやると、大抵の動物(子供)は従ってくれます。

手綱が取れたからと言って、全てにおいて従順な訳じゃない。

「片付けろ!」
と、言っても遊び出すのが、ADHDたる所以w

しかし、『重要な時の判断基準を採用してもらえる』『前向きにこちらの意見を吟味してくれてる』ってのが大事な特典。


しかし、もうすぐ小3。
クラス替えに担任替え。

手綱が取れないと大暴れなので、是非、体育会系のノリでがっしり掴んで欲しい。