①集団で全体に話されても、周囲に気を取られ、要点を抜き出して聞き取れない。
②脳の覚醒度(感覚発達が遅く)が低いので、座って、大人しくこなす、プリント、ワーク類の勉強は難しく、板書を写すのも困難。
グレーゾーンが発覚してから、LDもあるかもしれないと思っていたので、1年生の時から家庭で予習をしてました。
興味を持つ時が適期だと思ってるので、本人の希望で1年の半ばにひっ算やかけ算もやり始めました。
1年後半の担任との面談で
「予習をしているから、学校の勉強に興味が持てない(脳の覚醒が低い事は、ここではまだ知らない)のじゃないか?」
と、言われ、2年の1学期は、No予習。
すると、100字ほどの漢字が0の状態でしたw
宿題の漢字ノートも連絡帳を書かないので気がつかず、
ある日、いきなり途中から始めたもので、「その前の漢字は?」で、発覚。
通常は、毎日2字ずつ(1字につきノート半ページ)やっていたらしい。
夏休み直前。
発覚翌日の休みの日。一日中、「出来る限り、取り返せ!」と、やらせて、仕事に行きました。
途中電話すると、「がんばってるよ!」
夕方帰ってみたら、1字と2字目半分しかやってない。
ブチ切れて、
母「何やってたの‼︎」
ソウタ「ずっと、机に座ってた。たまに息抜きでトランポリンやった。ご飯自分で食べた。…あと、宅急便も来た!」
母「それだけ?」
ソウタ「それだけ~」
確かに部屋に遊んだ形跡無し。
本当なのか⁈
気質状ありえなくもない。
取り返そうと増やした所で、今までやってこなかった事の罰にはなるが、絶対覚えられないだろう。
ちゃんとやらなかったソウタに腹は立つが、
トラブルは、絶好のチャンス‼︎
母「どういうつもりでやらなかったの?やりたくなかった?」
ソウタ「忘れちゃってたの~」
気質上、嘘とも言い切れない。
母「みんなは宿題やって、漢字覚えただろうけど、ソウタは、宿題やってないし、覚えてないよね?どうしたいの?」
ソウタ「宿題やる~」
母「宿題やりなおしたところで、みんなは次々覚えて行くよ。君が前の分取り返した所で、みんなはもっと先に進んじゃうよ。取り返すつもりなら、朝の勉強を増やして、違うやり方で覚えて行こうか⁇」
ソウタ「そうする~」
母「じゃあ、母がどうやると良いか考えておくね」
と、漢字をがっつりやらなきゃならない理由付けになる。
ついでに、字が枠からはみ出すのと、字のバランスを直させよう。
さて。
遡って、1年冬休み。
秋冬が忙しく、勉強を見てやれてなかったので、やっと、勉強を見ると、カタカナがほぼ0。
なぜ⁇
ソウタ「ひらがなで書けばいいじゃん」
カタカナを覚える必要性を感じなかったのか!
母「文章は、自分のメモに使う分には、どんなに汚くても、全部ひらがなだけでもいいけど、
人に自分の意見を伝える為に使う事にも必要で、その為には、ひらがなだけじゃ、わかりずらく、漢字やカタカナを使って相手にわかりやすく伝えないといけないのね。
カタカナは、外国から来たものを日本語の発音で書くのに必要なのだよ。
カタカナすら書けないヤツに日本で仕事は出来ないね」
目標は『働いて金持ちになる!』なので、
仕事で必須と言われれば、やるっきゃなくなる。
ついでにひどいバランスのひらがなをテコ入れしようと、書かせてみましたが、
覚えない。
『め』や『あ』を100回書かせても、バランスが安定しない。
注意を言われながら書いたら、書けるが、2回目はもう戻ってる。
10回書くまで、注意を言い続けると、2回目までよくても、3回目以降崩れる。
そんなこんなで1字につき、100回以上書いたのに、全然定着しない。
字は書けば覚えると思っていましたが、どうやらそうはいかないらしい。
1字でこの調子であと何字あるのだろうか。
その日は打ちひしがれて『対策を変えよう』と一度やめましたが、ソウタにどうしたらいいか聞いて見ました。
ソウタ「僕は、同じの書いたら、どんどんわからなくなってきちゃうの」
母「でも、見てるだけで覚えられないよね?どうしたら覚えられるかな~?」
ソウタ「…前やったみたいに、詩とかにしたら出来るかもしれない…」
ひらがなの定着の為に、金子みすゞや谷川俊太郎の詩を書かせていた。
次の日から、『あいうえおの唄』を検索して、いろんな人のあいうえおの詩をカタカナで書かせていきました。
バランス悪い字は書き直しながら。
すると、不思議不思議。
1字をたくさん書かせてもバランスがバラバラでしたが、詩をたくさん書いていくと、力がいい具合で抜けるのか、全部の字がバランスよくなる。
なぜか、未だ不明。が、3~4日後には、直しなく書けるようになった‼︎
本当ソウタの脳の構造を知りたい‼︎
と、言う事があったので、漢字も読み方別に熟語にして、意味を結びつけて朝の10分間で熟語10個前後書かせる。
出来なかったのは、1行分書く。
ここは、増やしても意味ないので、そんなもんにしておく。
少ない方が効率よく覚えてる感じがする。
間違った熟語を翌日にも入れながら、少しずつ増やしていく。
どうやら、検索すると、人が記憶しやすいのは、短く、時間を置いて、数回思い出すってのが、一番効率いいらしい。
私が小学校の先生に言われた朧げな記憶では、
「人は24時間経つと4割忘れる。3日経つと8割忘れる。しかし、24時間以内に復習すると、8割覚えていられる」そうな。
子供ながらに、『覚えよう』と思うことは、学校帰りに思い出すようにしてました。
漢字は、2学期終わりまで朝10分学習を続けて、ちゃんと取り返しました☆