必殺仕事人、好きでした
京楽特許のハンドルブルブルの確定演出が熱かった。
…じゃなくて
こっち
仕事人2020
仕事人もすっかり中村主水から渡辺小五郎が代名詞に
東山さん、この役が一番ハマってます、メチャクチャ格好いい
「あぁ俺たちゃタダの人殺しだ、だから間違ってもテメェらみてぇに善人面はしねぇ」
「テメェの悪行、閻魔様に裁いてもらいな」
裁くのは自分じゃない、
カネで怨み晴らしを請け負っただけ
勧善懲悪モノだけど、自分を善だ正義だと定義しないところが日本人の美学に合いますね。
アメリカのヒーローはこうはならない、ヒーローは神に代わって正義を行う人。
裁く人
表向き正義を標榜する側が実は巨悪で、自分は正しいと信じている、
正義のためならなんでも許されるとばかりに人を裁き、悪事を働いているのが、仕事人シリーズのパターンです。
で、自分は正しいと開き直る
それを善悪から裁くのではなく、あくまでカネで人殺しを請負う 薄汚い稼業だと自らを定義し
ビジネスにはルールがある、と
自分の所業を善人だ正義だ、と自分にも他人にも言い訳したいところですが、それをやると「善人面するテメェら」と同じになってしまう…
なかなか深いです。
精神医療も製薬会社も
カネのためにやっているだけなら実はそんなに害はないんです。
クスリが全額自費診療にでもなれば、アッというまにみんな止めて廃れます。
第一そんなに儲けていない。
人は誰でも、自分が意味がある、正しく価値がある行いをしていると信じたい。
「クスリの未来は一人一人に会わせたオーダーメイド創薬です」
そんな製薬会社の最近のCM観てゾッとしました。
心身の全てをクスリでコントロールすることが理想の治療だ、と
それはクスリによる支配です
それを正しいことだ、人助けだと信じてやっているから厄介なんだと思います。
精神異常者を社会から隔離して預かり、クスリで大人しくさせるのも
自分が嫌い自分を変えたいと訴える患者の人格精神をクスリで変えてしまうのも
世のため人のための正義
金儲けのためなら、儲からなくなればみんな止めてしまいますが、
正しいと信じている人はそうは行きませんから。
彼らがやっていることを
彼らに「正しい」と信じせしめる要素が、社会のどこかに深く根を張っていますから
姥捨て山とか、クスリを必要としてしまっている社会には
だから簡単にはなくならないんです。
7月のMDAA ZOOMミーティングの予定です。
7月2日(木) 2000-
7月5日(日) 2030-
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