頑張って勝って偉くなることとは? | クスリに頼らない自遊人

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東大法卒のアル中です。ベンゾジアゼピンを断薬して6年が過ぎました。東大野球部応援とグルメ情報、映画レヴューとメンヘラネタが中心です。
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のぶです
向精神薬、精神医療から離脱して4年になります。

「妬みと逆恨みの歴史観」


不眠症、不安症、うつ、依存症。
自分の歪んだ価値観や考え方が自分を苦しめて病ませてしまう大きな原因になるんですが

私の場合、その一つはマルクス史観(!) 
です。

今も歴史の教え方って昔と変わってないみたいで、マルクス史観がベースで書かれています。

進歩史観と階級闘争史観。

ご多分に漏れず、私も小学5年生の頃にはすっかり洗脳されてました。

今は昔より必ず優れていて、
未来は今より必ず良くなっている
科学はいつかすべての問題を解決すると。

盲信いや妄信してました。

まぁ進歩史観の方はまだ良かったんですが、不味かったのは階級闘争史観の方です。

平たく言えば

競争に勝てば
偉くなれば
人の上に立てば
人を支配すれば

お金持ちになって
なんでも手に入り
贅沢三昧できる
好き放題のことがやれて
人から尊敬されて
威張れて

楽で

それがシアワセだから

人はそれを争ってきた

そう信じてたんですね。

「王様」とか「貴族」は人をほしいままに虐めて搾取し、気儘に戦争して民を苦しめて毎日贅沢三昧の悪魔みたいな連中(日本の戦前の軍部とかもそんなんだと思ってました)

政治家はみんな私利私欲に塗れた貪欲な豚みたいなやつら

官僚は利権と天下り、保身のことしか考えないクズばかり

「そんなコトが本当に楽しいの?

とは疑問に思わなかったんですよね。
人類はずっとそうしてきたから、と教わって。

…まぁ、ここまではまだ良かった

頑張って勝てば
偉くなれば
楽ができる

これが良くなかった。 
ヒラより課長が
課長より部長が
部長より役員や取締役が

威張ってるだけで仕事はしなくても給料は高い

だから

頑張って偉くなった方がトクだ

そう考えてました。

今無理して頑張るのは
後でラクをするためだ

社会人になると実はそうじゃないのが解ってきます。

実は偉い人ほど
支配階級の人ほど
頑張っていて
大変なんだ

ということが。

政府家も官僚も多くは真面目に国を憂いて、国民のために頑張ってるし

王族や皇族なんかは一番自由がなくて、生まれながらにRoyal duty、重い責任を背負わされてる誰よりもしんどいお立場。

国を疲弊させる戦争なんて好き好んでやる奴はそんなにいないし

そして普通は(例外もあるけど)

ヒラより課長、課長より部長
部長より社長が働いてます。

特に日本なんてトップの給料は負ってる責任の見合いでは有り得ないほど安いのに…

実はみんな滅私奉公している。

私はそれについていけなかったみたいです。

楽ができないんなら 
何のために頑張って
勝たなきゃいけないの?

勉強でも仕事でもなんでも
本当は好きでもないことをやって来たことが虚しく無意味に

苦痛になってしまってました。

このあたらから日々生きていくのがツラく苦しく、虚しくなっていきました。