のぶです
パニック障害と不眠とうつでベンゾジアゼピン系の薬を7年服薬
離脱して4年になります。
言うまでもなくアシュトンマニュアルを無条件に賛美してるワケじゃあありません。
あくまでも自分の体験に照らして
当てはまったこと、役に立ったこと
あるいは無益だったことをそのまま記しています。
長時間作用タイプへの置換
これは私には功罪両面があり、素直に良かったと言えません。
先ずレンドルミン、ワイパックス、ソラナックスをメイラックスに置換し、最後はセルシンにしたんですが
う~ん、
身体依存という点では離脱をいたずらに長引かせた気がします。
メリットもありました。
まず一剤にまとめられた。
服薬を一日に一度、就寝前だけにできた
日中はベンゾに関することをすべて忘れてすごせることができて、
“ベンゾ”や“減薬”や“離脱症状”への精神的囚われから解放されたメリットは小さくなかったです。
もちろん置換だけじゃダメ。
昼間の活動とか自力で寝るための努力をした結果ですが、
馴れてくると外出するのに薬を携帯しなくても平気になりました(症状が無くなったわけじゃないです)。
離脱にまつわる不安から逃れることができました。
ただ、やはり長時間タイプは長く血中に残留して重畳的に脳に作用するせいか、換算力価よりずっと依存や脳のダメージが進んだ気がします。
体感的には
最後の0.5mgからが信じられないほどしんどかった…。
同じベンゾでも違う薬だから多剤にして依存を複雑にしたのかも知れません。
個人的には置換した方がいいのか
良くないのか解りません。
性格面も含めて、人によるんだと思います。
(2) 長時間作用型ベンゾジアゼピンへの切り替え
アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)やロラゼパム(ワイパックス)のように相対的に短時間作用型
のベンゾジアゼピン(第Ⅰ章、表 1)では、血中濃度、組織内濃度をスムーズに低下させることは困難です。これらの薬剤はかなり速く排出されるため、結果として各服薬時間の間に血中濃度のピークや谷を生じて、濃度の変動が激しくなります。そうすると、一日に数回服薬する必要があり、多くの人が各服薬間に“ミニ離脱症状”を経験し、時には薬を渇望する状況が起こります。
これら高力価、短時間作用型の薬剤から離脱する場合、ジアゼパムのようなゆっくりと代謝される長時間作用型のベンゾジアゼピンへの置換が得策です。
ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)はベンゾジアゼピンの中で最もゆっくりと排出されるタイプです。血中濃度半減期は 200 時間にもなります。これは、各服薬の血中濃度が半分だけ低下するのに 8.3 日要することを意味します。他の似たような半減期を持つベンゾジアゼピンは、クロルジアゼポキシド(コントール、バランス)、フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース)、フルラゼパ
ム(ダルメート、ベノジール)だけで、これら全ては体内でジアゼパム代謝物に変化します。ゆっくりとしたジアゼパムの排出は、血中濃度のスムーズで緩やかな低下をもたらし、身体がベンゾジアゼピンの血中濃度の低下にゆっくりと適応することが出来るのです。置換のプロセスは徐々に行なう必要があります。通常、段階的方法をとり、置換を行うのは一度に一回分の服薬だけに止め
ます。ここで考慮すべきファクター(要素)がいくつかあります。ひとつは、様々なベンゾジアゼピンの力価の違いです。医師がこのファクターを適切に考慮していないために、多くの人が、より低い力価の異なる薬剤に不十分な用量で突然置換されて苦しんでいます。ベンゾジアゼピンの等価換算表が表 1(第Ⅰ章)に示されています。しかしこれらは概算に過ぎず、個人間で異なります。留意しなければいけない 2 つ目のファクターは、多種あるベンゾジアゼピン
は大まかには似ていますが、作用特性がそれぞれ若干異なるということです。例えば、ロラゼパム(ワイパックス)は、ジアゼパムよりも睡眠作用が低いようです(おそらく作用時間が短いためでしょう)。従って、もしワイパックス 2 mgを一日 3 回服薬している人が、そのままジアゼパム 60 mg(不安に対する等価用
量)に置き換えたら、その人は非常に眠くなる傾向があります。しかし、その人が、ずっと低用量のジアゼパムに突然置換されたなら、おそらく離脱症状を呈することになるでしょう。切換えを一度に一回分(あるいは一回服薬分量のさらに一部)に止めることで、この問題を回避することが出来ます。また、その人に合った等価用量を見出すことにも役立ちます。最初の置換を夜の服薬時
に行なうことも有効です。また、置換は常に完全である必要はありません。例えばもし、夜の用量がワイパックス 2 mg の場合、これをワイパックス 1 mg+ジアゼパム 8 mg の併用で置換することが可能なケースがあります。正確に完全な置換をするとなると、減量したワイパックス 1 mg はジアゼパム 10 mg に相当し
ます。しかしながら、患者は実際にこの組み合わせでよく眠られることがあります。またこうすることで、すでに減量も達成していることにもなります。これが離脱における第一段階です。(段階的な置換方法は、この章の最後にあるスケジュールの中で示されています。)
-後略-
【9月のMDAAの開催予定】
未定の会場は確定次第ご案内します。
9月8日(日) 13:30-16:30
MDAA田無
会場: 田無フレンドリー
西東京市田無町1-17-14
9月19日(木) 12:00-15:00
MCafe静岡
*静岡駅前のカラオケボックス
(参加希望者に個別にご案内します)
9月24日(火) 13:30-15:00
MDAA田無
会場: 田無フレンドリー
西東京市田無町1-17-14
9月28日(土)13:00-16:00
MDAA大阪
会場:高槻マリア・インマクラダ幼稚園
9月29日(日)13:30-16:30
MDAA伊豆(沼津)
沼津市大手前会館
【注意事項】
① MDAAは処方向精神薬の問題を抱える当事者や家族の回復を目指す自助グループです。減薬(服薬)方法を指導する場ではありません。
参加資格は設けていません、興味のある方はどなたでも参加頂けます。
② ミーティング参加に当たっては、会場費などの実費を賄うために、お一人200円以上の献金をお願いしています。
③ ニックネームでの参加を推奨しています。どこまで自分のプライバシーを明かすかは自分で決められます。
④ ミーティングは秘密会です。
参加者が安心して参加できる安全なミーティングを維持するため、ミーティング会場で聞いた話は決して外部に持ち出さないようお願いします。守られない方の参加は固くお断りします。
⑤ MDAAはいかなる外部の問題にも意見を持つ事はなく、特定の団体や思想に支持も反対もしません。
MDAAの匿名の参加者がMDAAを代表して意見を述べることもありません。
従ってMDAAの名前が外部の論争で引き合いに出されることは有りません。
⑥ミーティングにおいて司会者が話すことも、他の参加者が話すことも個人の意見であり、その会場を代表するものでもMDAAを代表するものでも有りません。各人の意見は全て個人の意見として尊重されます。
⑦ 個人情報の交換には十分に気をつけ下さい。参加者個人間でトラブルが発生しても、事務局は一切関与できませんことをご承知置き下さい。
⑧ミーティング終了後に懇親会(任意・自費参加) を行う会場があります、お気軽にご参加下さい。
*懇親会は禁酒です