ご相談者さんは、ご本人がHSP。
お子さんがHSC(繊細で敏感な子ども)
「繊細さん親子」のパターンですね。
お子さんが繊細なため、
苦しんだり悩む姿を見て、
何て言葉をかけたら良いか…。
正直、悩んでしまいますよね。
でもひとつひとつを見ていけば、
シンプルな結論に辿り着くかも
しれません。
では、実際に整理してみてみましょう。
まずは
親がHSPだと子どももそうなる可能性は
あるか？というご質問ですが、
遺伝するかしないのかについては
いくつかの説があり、
今はまだ研究段階のようです。
個人的な話ですが、
私はHSP、でも私の両親は非HSPです。
遺伝的な要因がなくても
育った環境、親との関係のなかで、後天的に
繊細、敏感になった可能性もあるそうです。
＊
さて次に、息子さんへの言葉かけについて。
ここで、ご相談者さんに質問です。
「繊細だから」と息子さんに気を遣いすぎて
いませんか。
息子さんの繊細な気質を
周りの人に「理解してほしい！」と
求めていませんか。
理解してあげる、理解してもらう、
というのは、じつはとってもハードルが高いのです。
なぜなら、【何をもって】理解と呼ぶのか？
【どこまで】理解できたらOKなのか？
その認識や考え方には個人差が大きいからです。
また【親として、完璧なサポートをする自分】
を自身に期待してしまったり
【HSPを理解してくれる先生】
という願望を学校側に期待してしまいます。
息子さんを理解できない自分を責め、
理解してくれない学校・先生たちを
責めると、
ネガティブな思いが溜まってしまい
【許せない】気持ちが
雪だるまのように、膨らんでしまうのです。
さて、ここで視点を変えてみましょう。
【いつも悩んで悲しんで、周りを許すことができないお母さん】を見た息子さんは
どう思うでしょうか。
息子さんの視点に立って
想像してみてください。
「大好きなお母さんが、笑ってない。
ぼくのせいで。」
と、思うのではないでしょうか。
「ぼくが学校に行かないから。」
「ぼくが悪い子だから。」
と、自分のせいだと思い込み
学校に行けない自分を責めて
さらに悩んでしまうかもしれません。
もっといい子にならなければ、と。
なんだかせつなくなってしまいますね。
子どもに対する「愛」があることは
とても素晴らしいことです。
しかし子どもの問題を、親が
「心配したり悩んだりすること」で
子どもに罪悪感を背負わせてしまうことが
あるんですよね…。
これは私自身、3人の子どもを育てていて、
ハッとしたことです。
私は、心理学を勉強し始めて
「子どもって、お母さんが幸せそうに笑っていないことを、自分のせいだと思い込むのだ！」
と気づきました。これはまずい！と思い
「まずは私が幸せになる！」
と心に決めたのです。
自分が幸せになることを許可して、
色々なことにチャレンジしました。
特に、大好きなカウンセリングの勉強をしに
東京に通ったのはチャレンジでした。
それをきっかけに、
私が子どもたちのそばにいなきゃ！！
悩みを解決してあげなきゃ！！
という思いを手放していったんです。
本当に好きなことをして、笑顔を取り戻した
私を見て、子どもたちにも笑顔が増えました。
やはり、
大好きなお母さんが幸せであることは、
子どもにとって、とても重要なんだなぁ
と肌で感じました(^ ^)
ご相談者さんは繊細さんゆえ、
共感する気持ちが強く
知らず知らずのうちに
息子さんの悩みを自分の悩みとして
取り込んでしまっているのかもしれません。
(イメージでいうと、太いへその緒で
繋がっている感じです。)
意識して、切り離すこと。
そして、どうしたら私が笑えるかな？
と自分の幸せに全集中！！してください(^○^)
息子さんは、【ありのままの自分＝学校に行けない自分】をただただ、お母さんに受け入れて
ほしいのだと思います。
そして、とにかく笑っていてほしい。
「大好きな人の笑顔」に勝る薬はない！
私は、心底、そう思います。
なにがあっても息子さんにとっては
愛しのお母さん。
安心して、大丈夫ですよ(^○^)
ちなみに子育ては、カウンセラーの私だって悩んでばっかりです笑笑
でも、それでいいじゃんって思ってます。
それが、いい。
でも、子育ての試行錯誤は続きます＾＾
＊
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