■同レベルの人と比較してもしょうがない
家庭であれ職場であれ、世間一般であれ、僕たちは自分以外の誰かと比較することで、自分のポジションを探るもの。
誰かと比較することで、安心したり、悔しく思ったり、基準は自分以外の誰か。これはもう人として生まれたゆえの、性というものでしょう。
苦しいけど、あの人よりはマシだから、まあいっか。あいつが私より幸せな家庭を築いているのがムカつく。なんであいつと同じ扱いをされるのか。そんなふうに、状況はそのケースによって違うでしょうが、他人の立ち位置が僕たちの心に少なからず影響を与える。
それでモチベーションが高まることもある。それで安心してホッとできることもある。ときにそれが、心の中にメラメラと燃え上がる、青白き炎となることもあるでしょう。
そりゃあね、他人と比較しないのが一番ですよ。理想を言うなら、比較対象は他人ではなく、なりたい自分。望みの結果を手にしている自分。それだけを比較できれば一番いい。でもね、世の中そういうわけにもいかないんです。良くも悪くも順位もあれば上下もある。
他人と比較するのは、ある意味自然なこと。でもね、大切なのは、比較する対象がどの人かということですよ。その相手が住む世界によって、あなた自身があなた自身に対して描く、セルフイメージが高くなったり、下がったりするんです。
あなたが比較する相手が身近な人ばかりだと。思考が限定的になる。小さなこと、小さな違いにこだわるからストレスしか感じない。
私より高いバッグを買うなんて許せない。私の彼より給料高い人のとこに嫁に行くなんてとんでもない。うちの子よりいい幼稚園なんてふざけんな。ストレスと嫉妬が入り混じって、やがてそれは憎悪さえなる。もうそうなると最悪でしょう。
そうして、大した理由も意味もなく、その人を攻撃してみたり、なぜだか会うだけで機嫌が悪くなったりする。そんなの誰もハッピーじゃないでしょ
身近で狭く小さな世界の中だけで、あなた自身と誰かを比較対象にしていると、そんなふうに、死ぬほどどうでもいいことが気になってしまうんです。
何より、あなたの思考が、その世界の中だけで滞ってしまうから、その世界の中だけでの優劣にこだわりすぎることになる。広い世界の中では、吹けば飛ぶような小さな話しにも関わらず、その世界の中にこだわってると、その中での満足を得ることに夢中になる。
だから結果的にはお山の大将。その狭い世界の中ではちやほやされても、表に出たら、誰にも相手にされなくなる。それがショックでまた狭い世界に戻ってきて、その中で悶々と過ごす日常になるんです。
そして焦らなくていいことで焦って、ロクでもない地雷を踏んで、木端微塵に砕け散る。
あなたが今いる世界が、世の中のすべてじゃないでしょ。あなたの身近な人だけが、この世のすべての人じゃない。
あなたが今いる世界の中だけ、あなたが今関わっている身近な人だけ、そこで比較してるから思考が狭まる。ならばもっと世界を広く目を向けてみるんです。あなたが比較すべき相手、比較できる相手は、まだまだ世の中にはたくさんいる。
■世界を広げると思考も広がる
あの人ばっかり、いっつもいい思いをするなんてズルい。あの人は表では、いい顔してるけど、裏ではこういう顔してるの私は知ってるんだから。って、そんな他人のことで心をやきもきしたところで、何も得るものないでしょ。
何も得るものないどころか、むしろそんな態度が顔や言葉に出るから、周囲もドン引き。なんとかあの人の評価を下げて、自分の評価が上がるようにと頑張ってみても、そんなネガティブな人を評価する人なんかいないでしょ。むしろますます急降下。
冒頭でも言いましたけどね、僕たちは好む好まざるとに関わらず、自分と誰かを比較してしまうもの。比較によって、自分の社会的なポジションを見極めるもの。
ならば、比較対象を身近な世界に限定しなければいい。身近なあの人や、同じかそれ以下の人と比較しても、それより先に思考は進まない。だから、あなたがスゴイと思える人。こうなりたいと思える理想の人、尊敬できる人を比較対象にすればいい。
あの人とあなたは何がどう違うのか。どうすればあの人のようになれるのか。どうせ比較することは避けられない。ならばあなたにとって価値ある比較をするんです。
身の回りの狭い狭い世界の中、地球人口全体のコンマ数パーセントに及ばないような、身近な人間関係の中だけで、あの人に勝っただ負けただなんつー、しょうもない自尊心を満たすためだけに、貴重な時間とエネルギーを使うのは浪費ってもんでしょう。
世界は広い。ちょっと視界を外に向けるだけで、あなたが心からスゴイと思える人がいる。あなたが理想とする生き方を実現している人もいる。
どうせなら、そういう人達と自分を比較しましょうよ。身近なことにばかり目を奪われることなく、目は外に向ける。あなたより高いレベルの人と、比較してみる。それだけで、思考と行動の幅が拡がる。小さいことでグダグダ言ったり、考えたりしてるのもバカらしくなる。
あの人の家はどんな車に乗ってるか、あの人の亭主はどこで働いてるか。んなもん、広い世界を基準に考えてみれば、恐ろしいくらいにどうでもいいこと。取るに足らないほどくだらないこと。クソの役にもたたない無駄なことでしょ。
進化成長し続けている人、思考を止めずに、いつも前を向いている人の共通点は、世界を広く見ているということ。そして自分が比較する対象を、自分よりレベルの高い人にしていることですよ。
あなた自身が、自分の可能性を拡げていこうと思うなら、自分を誰と比較をしているかを考えてみたほうがいい。世界を広く見て、自分よりレベルの高い人と比較しない限りは、そこに近づくことはないんだもん。
何よりも、狭い世界の中で、身近な人のことでストレス感じて悶々とするよりも、広い世界でレベル高い人を目指して、思考を進めて行動するほうが、精神衛生上も健全ですしね(^。^)y-.。o○
Oさんいつも有難うございます。ベストタイミングでメッセージ頂きました。
いつも上を向いておられ、全身全霊をかけ芯のエネルギーが強くタフな心をもち、大きな大きな、大海原の心をお持ちなので、それは大変日頃から感じて感銘させて頂き有難うございます。
私の比較する人は、常に自己イメージが高い人でいつも落ち着いていて、相手をこころよく迎え入れることができ、自分の意思を持ち相手の立場で考えれる人で、ブレない人ですかね〜!(╹◡╹)
四六時中いつもその様な状態の人、いるのかなぁ〜!その様な状態に持って行ける様にすることが大切で、自分のまわりが、その様な人達がいる状態にすると良いと言う結果になりました。
人とのかかわりあいが、今の自分自信にとっては一番の課題です。若い時余り悩まなかったからかなぁ。一つ一つ問題解決して行きます。課題解決すること。これはMさんに教えて頂きました。有難うございました。m(_ _)m(╹◡╹)❤️♀️