「1万人の第九」の通常レッスンが終わって、本番前に毎年必ず行われるのが、総監督・指揮の佐渡裕さんが参加者を直接指導する特別レッスン、通称「佐渡練」です。
今回関西地方では、11月23日から26日まで合計7回行われ、それぞれ1,000人前後の参加者が一堂に会しました。それ以外に東京地区で2回と、オンラインでも行われます。そのすべてに佐渡さんが出席されるので、そのエネルギーに頭が下がります。
私のクラスは25日月曜日の夜に、兵庫県伊丹市にある市立文化会館大ホール(通称 東リ いたみホール)で行われました。
私はレッスンの始まる45分前に会場に着いたのですが、すでにかなりの人が来場されていてびっくりしました。
一階席のパート配置はこんな感じですが、もちろん女声は座りきれないので、二階席も使います。
写真はレッスンが始まる前の様子です。
19:00 にレッスンが始まりました。1,200席ある客席は8割方埋まっています。この日はオンラインでも配信するというので、客席後方とステージ上手にカメラがありました。
最初は今年お世話になった清原先生の発声練習。いつもと変わらぬ調子で、ピアノに合わせた肩たたきから始まり、笑いに包まれながらのレッスンです。ピアノ伴奏は名伴奏者の甲斐先生、もう一人木村先生もステージで見守ってくださいました。
(以下の写真はすべてHPからお借りしました)
通常の発声練習に加えて、本番当日にゲストシンガーの絢香さんが歌う曲(曲名はまだ公開できません)のバックコーラスの練習も行いました。
そして、いよいよ佐渡裕さんの登場です。5年ぶりに見る姿は、すこしスリムになった感じでした。
今年で26回目の指揮になるそうですが、それでも飽きないという「「第九」の魅力からトークが始まりました。
(配信ビデオを見ながら、ポイントを書き出してみます)
・男声の最初の発声 Freude!は、Frrrrrrr と始動して、音符の頭に母音euを合わせること、かつ遠くに声を飛ばすこと
・Deine Zauber binden wieder 〜は、手をニギニギする感覚でビートを感じること
・〜Weinend sich aus diesem Bund! はビートを消すこと
・Küsse gab sie uns und Reben,〜は、さらに細かいビートを感じること
・und der Cherub steht vor Gott! 最後の vor Gott! は佐渡さん独特の指揮で、かなり長く伸ばしますね
・曲の中に現れる二拍子(行進曲)と三拍子(ワルツ)の違い
・男声三部合唱の箇所は(毎度お馴染みですが)、佐渡さんも客席に降りて一緒に肩組みで歌います(笑)
・Freude, schöner Götterfunken,〜も、同じように出だしを Frrrrrrr と始動して、音符の頭に母音euを合わせること、かつ遠くに声を飛ばし、以降のメロディを舞わすこと
・Muss ein lieber Vater wohnen. の Muss の子音をはっきりと発音
・Ihr stürzt nieder , Millionen? 〜以降は、第九の最難関箇所なので、何回も繰り返し練習しました。次第にハーモニーが変わるのがわかりました
・二重フーガでは、二つのメロディのテンポの対比を感じること
などなど。
あっという間の1時間半の佐渡練でした。次は30日に会場の大阪城ホールで、初めて1万人が集合してリハーサルが行われます。
流石にお腹が空いたので、帰りに駅前でラーメン屋さんに寄ってしましました。初めての店でしたが、意外に美味しくて温まりました。








