箕面観光ボランティアガイド(MVG)が行うガイドハイクには
・予約の要らない「オープンハイク」
・予約が必要な「募集型ハイク」
・都度対応する「依頼ハイク」
がありますが、それ以外にガイドの研鑽や知識向上、そして新たなコース開拓のために「自主研修ハイク」を年間10回ほど行っています。
今回、箕面に点在する愛宕社*を巡る自主研修ハイクを行う前の、下見を兼ねたハイクをリーダーを中心に有志で行うというので、参加してみました。
(*防火の神である愛宕神社の護符を納めた祠があり、村を見渡せる尾根の先にあることが多いそうです)
5月1日木曜日朝9:30 、箕面駅前に集まったメンバーは7人。コースを分かっているリーダーとサブリーダーに付いてスタート。
この日のコースです。
聖天橋から聖天展望台を過ぎて、旧高山道に入ってすぐにあるのが、①平尾愛宕社です。ここは高山道を通る度に見ていたので、知っていました。「箕面」という地区が昔は「平尾」と呼ばれていたそうです。
祠の中には、京都の愛宕大神の護符が収められています。
高山道には、あちこちにギンリンソウが咲いていました。
この日も天気は快晴!新緑が青空に映えます。
フジの花や
クロバイの花も真っ盛りでした。
才ヶ原林道から才ヶ原池へ向かいます。
池の周りにはアケビの花も。
池の先にある三ツ石ポイント(道標B31)に到着。
ここから、ほとんど人が通らない急斜面を下りた先にあったのが、②如意谷愛宕社です。護符はなく祠の中には石が置いてあるだけです。麓の如意谷地区から登るのはとてもキツいので、あまりメンテナンスされていないようです。
急斜面を登り返し
少し東にトラバースした先にあったのが、③坊島愛宕社です。灯籠の形が面白いですね。
見晴らしがいい場所なので、ここで昼食休憩。
その先の道標G6ポイントから谷山谷筋を降りたG26ポイントにあったのが、④白島(はくしま)愛宕社です。
ちゃんと護符が収められていました。
ここも見晴らしが良い!
一旦山麓線まで下りて、コンビニでトイレ休憩。このコースは途中にトイレがないのが難ですね。
再び登り返して白姫神社へ。
途中で見かけたナンバンサイカチ。鮮やかな黄色が遠くからでもわかりました。
水神社を過ぎて
谷山尾根筋を登って、少し外れたところにあるのが、⑤石丸愛宕社です。
石の観音扉を開けると、ちゃんと護符が収められていました。
谷山尾根からウツギ谷に合流したあと、登り返した先の道標C13にあったのが、⑥外院(げいん)愛宕社です。神社なのになぜか地蔵菩薩が祀られています。
この付近は、「あたごの森」と名付けられた広場が広がっていましたが、あまり知られていないようです。
疲れた足をガクガクさせながら下山し、16時前に山麓線の外院地区で解散しました。
11kmほどのハイクでしたが、登ったり⤴️下りたり⤵️、再び登り返し⤴️下りる⤵️の繰り返しで、累積標高は700m以上。私は2日前の「八天石蔵」巡りハイクの疲れが残っていたので、思っていた以上に足にダメージありました。
こういう機会でもないと行かない場所に案内してもらって、シンドイけれど面白かったハイクでした。自分では案内できませんけど.....。