大阪クラシック2024 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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大阪の初秋の風物詩「大阪クラシック」の季節がやって来ました。2006年から始まったこのイベントも今年で19回目です。

 

毎年のように事前にプログラムを入手して、どの公演を聴きに行こうか考えるのも楽しみの一つです。しかし今年はイマイチ私の好みに合うプログラムが少ない感じ。

 

無料有料を含めて、通常公演は特に興味を引くものがなかったので、特別企画を見てみると、面白そうな公演を一つ見つけました。テレマン室内オーケストラの室内楽コンサートです。有料ですが、この楽団の演奏を¥1,000で聴ける機会はなかなかないので、すぐにチケットを購入しました。

 

 

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9月11日水曜日の午後。まだまだ暑い中、中之島にある大阪市中央公会堂へ。

 

演奏会場はこの中の3階にある中集会室です。全席指定なので、のんびり会場に入ります。

 

中央公会堂は外観もそうですが、内装もレトロでいい雰囲気です。室内楽を演奏するのにふさわしい。

(テレマン室内オーケストラは関西が拠点なので、ここでコンサートをすることも多いとか)

 

 

開演前、指揮者の延原武春さんと、このイベントの総監督大植英次さんのプレトークがありました。

 

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15:00 開演。プログラムは全てモーツァルト作曲の作品です。

 

⚫︎ディヴェルティメント K.136

第一ヴァイオリン3・第二ヴァイオリン3・ヴィオラ2・チェロ2・コントラバス1の11人編成のオケです。耳馴染みのある曲でした。

延原さんの指揮はとてもシンプルで、肘から先を少し動かすだけの最小限の動きを繰り返します。

 

⚫︎ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423より第一楽章のみ

コンマスとヴィオラ主席の演奏。さすがに上手い。

 

⚫︎歌劇「魔笛」K.620から、俗に「夜の女王のアリア」と呼ばれるソプラノソロを二曲

コロラトゥーラ・ソプラノの渡辺有香さんのソロ。通常のソプラノより高音域が続くので、歌うのはとても難しい曲を軽やかに歌っていました。

 

⚫︎アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525

説明する必要のないほどの超有名曲ですね。

テレマンオケはその名前のとおり、テレマンからベートーヴェンまでの18世紀古典音楽を主に演奏しているので、楽器も現代の楽器ではなく古楽器をレプリカしたものを使っているようです。そのためにピッチが低く、今の楽器演奏に慣れた耳には歪んで聞こえて来ますが、それが古楽器演奏の良さといえばそうともいえます。

 

約1時間で公演は終了。バロック音楽好きの私には至福の時間でした。

 

今年の大阪クラシックは9月8日から14日までの一週間の開催です。残りの日程で、暇があれば会場に足を運んでみようと思っています。