パンマラニック@京都山科 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

久しぶりに(京都)パンマラニッククラブの部活(パン活?)に参加してきました。3月に第1回目のマラニックが行われて、毎月のようにイベントがありましたが、私は4月にベーグルを扱っているパン屋さんを巡って以来、2ヶ月ぶりの参加です。

(その時の模様はこちら↓)

 

 

 

今回は京都市内といっても、いわゆる洛外になる山科区のパン屋さんだけを巡るというイベントでした。山科区は、東西にJR東海道線と京阪電車京津(けいしん)線、南北に京都市地下鉄東西線が走るという、交通の便がいいこともあって、住宅地としても人気があります。

 

パン屋さんが多い京都市内でも、あまりパン屋のイメージがない山科区ですが、住宅地=パン屋が多いということで言えば、期待できるかもしれません。

 

🍞🥐🥖 🍞🥐🥖 🍞🥐🥖 🍞🥐🥖 

 

6月17日土曜日、集合場所は山科区ではなく、なぜか東山区の三条通りにある高山彦九郎像(通称ドゲザ)前でした。(因みに、この台座にある文字は東郷平八郎の筆によるものとか)

 

朝8:30過ぎからポツポツとランナーが集まってきて、最終的な参加者は女子9名男子3名の12名でした。じっとしているだけで汗が出る気温で、暑くなることが予想されるピーカンの天気でした。

 

この日訪れたパン屋さんは6軒。

 

9:00前にスタート。パンマラニック部長の先導で、まずは三条通を東へ、蹴上から峠超えの坂を登ります。部長によると、山科区のパン屋さんは結構固まってあるので、距離を稼ぐために三条スタートにしたのだとか。

 

この辺りは昔は荒地だったので、粟田口の刑場跡を示すプレートもあります。

(京都検定二級の資格を持っている部長の山科ネタのウンチクが、ところどころでありました 笑)

 

以前NHKTV「ブラタモリ」でも紹介された、旧東海道の車石跡を示すオブジェ。石に轍の跡がくっきりと残っています。

 

地下鉄ができる前は、三条から電車が走っていた京阪京津線の軌道跡は、綺麗に整備された遊歩道になっていました。

 

三条から走ること約4.5km、JR東海道線の高架を潜った先にあったのが

 

uka(うか)(地図①)

 

 

今年の2月にオープンしたばかりのパン屋さんなので、まだあまり知られていません。ハード系が中心のようですね。

 

タルティーヌという珍しいメニューがあったので、買ってすぐ食べてみました。ベースのフランスパンが美味しい。

 

2軒目は、そこから旧東海道に沿って500mほど走ったところにありました。

 

パンの店 HAYASHI(地図②)

 

 

 

最近流行りの、店の前に自販機があるパン屋さんです。

(この日は店がオープンしていたので、自販機には何もありませんでした)

 

こちらは食パンをはじめ、いろんな種類のパンが並んでいました。普段使いにはもってこいですね。

 

旧東海道から少し外れ

 

さらに500mほど走ったところにあるのが

 

丸善パン(地図⑤付近)

 

 

 

創業70年になるという老舗のパン屋さん。写真の店舗はコンテナハウスのような質素な感じですが、後ろにある建物がパン工場で、いわば工場直販のお店です。

 

店内はいろんなパンが並んでいて、しかもどれも安い!

 

こちらのミニパンシリーズは一袋に8個のパンが入っていて、値段は全て¥220という安さ!思わずサンライズ*を一袋買ってしまいました。

(*サンライズ=いわゆるメロンパン。京都でいうメロンパンは、普通と違って楕円形で白餡が入っています)

 

そして、そこから100mも行かない先にあったのが

 

セイジツベーカリー(地図⑤付近)

 

 

店内はかなり広く、オープンデッキもあるのでイートインもできます。

 

食パンも美味しそうでしたが、塩パンが売りのようで、入口近くに並べてありました。

 

いろんな種類の塩パンがあったので、限定という抹茶塩パンを買ってみました。塩パンと抹茶の組み合わせはちょっと微妙でしたが.....。

 

そこから南に1kmくらい下がったところにあるのが

 

ベーカリー オガワ(地図⑦)

 

 

昔のコンビニのような外観の店は

 

今屋敷21番街という商店街の入り口にありました。

 

店内はごく普通のパンが並んでいます。

 

部長がここで使われているトレイが珍しいと言うので、写真に。廃業した「バード」*というパンのチェーン店のロゴが入ったトレイだそうです。

(*京都のご当地パン「ニューバード」を売っていたパン屋さん)

 

この店は、店頭にはなかったのですが、パンばかりでなく惣菜やお寿司・おにぎりなども売っているそうです。部長がおにぎりを注文したら、厨房ですぐ握って出してくれました。

 

ここまでで既に5軒のパン屋さんを訪問。スタートしてから10kmも走っていません。部長の言ってたように、狭い範囲に集まっているようです。山科駅集合なら、それほど走らなくても回れますね。

 

すぐ近くには、本願寺山科別院があり、浄土真宗の中興の祖になる蓮如上人のお墓があるそうです。(これも部長のウンチク)

 

そこから山科川に沿って南に4kmほど走り、ごく普通の新興住宅市の中にポツンとあったのが

 

雲のむこうはいつも青空(地図⑧)という、変わった名前のパン屋さん

 

 

 

天然酵母の食パンのみを作っていて、こんなところで商売になるの?と思いますが、部長が下調べした時は昼前にほぼ売り切れていたとか。念のために予約しておいてくれたそうですが、この日はまだ結構残っていました。

 

レーズンやくるみ、チョコなどパンの種類は10種類あり、いろいろ迷いましたが、珍しい「いちご」があったので、1/2本を朝食用に買ってみました。ここは1枚売りもしてくれるようです。美人姉妹ふたりが応対してくれました。

 

これで予定の6軒をすべて回り終えました。ゴールの六地蔵に向かってさらに南に進みます。

 

この日は台湾サンダルを履いて走っていたので、山科川のせせらぎに下りてしばらくクールダウン。普通のランシューのメンバーに羨ましがられました。

 

途中で、またまた部長のウンチク。山科エリアの名神高速道路の高架横に「名神起工の地」というプレートがあります。トンネルができる前の旧国鉄東海道線は、今の山科を大回りしていて、名神高速道路のルートはほぼそれをなぞっているとか。

 

途中でコンビニ休憩を挟みながら、13時前にゴールの六地蔵駅に到着。ここで地下鉄・JR・京阪とそれぞれの帰り道に合わせて解散しました。

 

この日は約3時間で16kmのマラニックでした。パンマラニッククラブ名誉部員にしてもらった、ソックモンキーのレオ君と一緒に、この日の成果をパチリ。

 

私は他のメンバーと別れ、一駅石田駅まで戻って、銭湯「湯〜とぴあダイゴ」で汗まみれの体を流しました。

 

真夏の7月8月は流石にマラニックは開催しないそうです。次回は9月にハード系のパン屋さんを中心に回るという予定なので、それも楽しみです。