ラン仲間で東神戸マラソン*(神戸マラソンではありません)の試走をしようということになり、ただ試走するだけではつまらないので、ついでにコースの途中にある灘の酒蔵巡りをしようという、呑兵衛ランナーのイベントに参加して来ました。
*東神戸マラソン
神戸マラソンの裏バージョンとして行われている100人規模の草レース。神戸マラソンのコースから外れた神戸市灘区と東灘区を巡るフルマラソン大会です。主催者が六甲キャノンボール大会と同じということもあって、有名な「やめてまえエイド」などでは酒や料理が振る舞われる人気の大会。
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7月3日日曜日、朝9:00にJR摩耶駅に男女6人が集合。久しぶりに降りた摩耶駅はずいぶんと綺麗になっていました。
着替えをロッカーにまとめて入れたあと、試走スタート。といっても、スタート地点から走るのではなく、コースの一部をなぞりながら酒蔵に立ち寄るのが目的です。
実は私は、沿道応援をしたことはあるものの、東神戸マラソンに参加したことはないので、何回も走ってコースを熟知しているメンバーについて行くだけです。ただし、酒蔵は一通り回ったことがあるので、久しぶりの訪問になりました。
スタートしてすぐにコースになっている都賀川の河川敷を海側へ走ります。雨予報だったのが、晴れ女さんのおかげか曇っていて、気温も低めで走りやすい感じでした。
海が見えたら東にコースを変えて住吉川まで走り、河川敷を山側へ上がります。この辺りは毎回沿道応援をしている馴染みの場所です。
ここまで来る間に酒蔵の近くをいくつか通過しましたが、最初ぐらいはちゃんと走ろう(笑)ということで、帰りによるつもりでスルーしました。
住吉川の河川敷は山に向かって走るため、基本上りになっているので、意外にキツい💦。阪神、JR、阪急と3つの線路の高架を潜って、六甲山が間近に見えたところで折り返します。ここまでで約8kmありました。
この河川敷はジョギングコースにもなっているので、この日も市民ランナーがたくさん走っていました。川の左岸を下りて、魚崎地区に着いたところで、もう一つの目的である酒蔵巡りをスタート。
「灘五郷」という言葉もあるように、神戸の灘エリアには5つの酒蔵群があり、東から今津郷・西宮郷・魚崎郷・御影郷・西郷と分かれています。
住吉川の西側から御影郷になり、今回の酒蔵巡りはその中の「菊正宗」からスタート。
ここはサッカーJリーグのヴィッセル神戸に所属している、有名なイニエスタ選手と契約してPRしているようで、館内には彼のサインや写真がいろいろありました。
一応酒蔵見学もします。
館内では変った盃の展示などもあり、面白い。左上の盃などは、内側がお多福で外側が鬼の顔になっています。
もちろん試飲もさせてもらいました。この日は、しぼりたて大吟醸と
すだち冷酒の二種類が用意されていました。
再び東神戸マラソンのコースに戻って、六甲アイランドを目指します。本来のコースは西側にある橋を渡って埋立地に入るのですが、ちょっとズルしてショートカット。詳しくは書けませんが、こんなところを通りました。
六甲大橋を渡る頃には雨が降り出してきました。湿度が高いせいか、ウエアは上も下も汗でびしょ濡れだったので、雨も気になりません。
六甲アイランドに入ってすぐの公園では、あの「やめてまえエイド」が設置されるという場所を教えてもらいました。大会ではこの六甲アイランドの中を2周するのですが、このエイドがあるおかげ(?)で、文字通り走るのをやめてしまうランナーが続出するらしいです。
この日も、始めの予定では大会コースに沿って島内を一周するつもりしたが、雨が強くなってきたのを良いことに、ここで折り返して戻ることにしました。
六甲の山並みも分厚い雲に覆われて、天気が悪そうです。この日は六甲縦走のイベントもあったそうですが、こちらは中止になったとか。
御影郷の二つ目は「白雪」の酒蔵です。
ここでもまず酒蔵見学。昔の酒造りを再現した様子は、人形がリアル過ぎてちょっと不気味ですね。
試飲会場に向かいます。
ここの試飲は3種類。左から、純米原酒蔵酒、袋吊り純米大吟醸、そして、にごり梅酒でした。完全セルフで、サーバーにお猪口を近づけると少しずつ注がれるという、今時のシステムでした。一回の量が少ないので、何回も近づけてたくさん溜めようとしてしまいますね。
その近くに最近できたという「灘五郷酒所」という立ち飲みバルがありました。興味があって覗いてみましたが、チケット制で値段もそれなりだったので、今回はパス。
さらに西へ、石屋川を渡って西郷エリアに入り、三つ目の酒蔵になる「福寿」の神戸酒心館へ。
ノーベル賞の晩餐会にも提供されたことで一躍有名になり、レストランも併設されているので、この日も一番人出が多かったところです。
見学スペースは無かったものの、ちゃんと映えスポットは用意されていました。
ここの試飲は2種類。大吟醸生酒と純米生酒でした。
都賀川まで戻る途中でお腹も空いてきたので、沿道にあったスーパー「ラ・ムー」に併設されている店でたこ焼きを食べることに。
この店、たこ焼きだけでなく、かき氷やソフトクリームもあり、それらが全て¥100(!)という激安価格。
行列必至の店に並ぶこと20分あまり、焼き上がったたこ焼きは6個でボリュームもあり、近くのコンビニでビールを調達して、近くの公園スペースに移動して、みんなでモグモグタイムです。たこ焼きだけでなく、見ていたらソフトもアイスもとても¥100とは思えない量でした。
最後の四つ目となる酒蔵は「沢の鶴」です。
杉玉の下がった資料館に入り
昔の酒造りの道具などを見学。
試飲場所で出されたのは、純米生原酒と古酒仕込み梅酒の二種類。スタッフが一生懸命酒の説明をしてくれましたが、みんな重たい酒を背負って走りたくないのか、誰も買わずに酒蔵を後にしました。
最後に都賀川を北へ上って
スタート地点のJR摩耶駅南口に戻って来たのは14:00過ぎでした。
この日のコースです。酒蔵を四ヶ所巡って、だいぶショートカットしたとはいえ、ちょうどハーフの距離になりました。
着替えを取り出してからは、近くの水道筋商店街に向かい、灘温泉で汗を流します。
商店街にあるうどん屋「な也」でプチ打ち上げ。山かけうどんとだし巻き、牛すじ煮込みが着いた酒セットが¥850だったので、全員これをオーダー。なかなか美味しくて量もあり、美味しかった。
試走が目的なのか?酒蔵巡りが目的なのか?どちらも楽しめたので、結果オーライな一日でした。