キトラ古墳からの高取城址ハイク | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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先月、奈良の高松塚古墳キトラ古墳の特別公開があると知って、早速申し込んでみました。と言っても、両方見ることが出来るわけではなく、それぞれのサイトで希望日時を申し込み、抽選で当選しないと見ることができないという、なかなかハードルの高いイベントでした。

 

ヨメとそれぞれ別々に申し込み(一人の当選で二人まで入場できます)、その結果人気のある高松塚は共に落選でしたが、キトラ古墳は二人とも同じ時間帯で当選するという皮肉な結果に。

 

久しぶりに飛鳥エリアに行くので、キトラ古墳だけではもったいないと、近くの高取城址にも登ってみることにしたのです。

 

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5月24日 火曜日

 

キトラ古墳見学の受付が10:15からだったので、逆算して最寄駅の壷坂山駅に9:30過ぎに到着。駅から歩いて15分くらいなので、余裕と思っていたら、駅近のコンビニがかなり離れていて、水や軽食を買っていたら、時間ギリギリになってしまいました。

 

壁画が公開されるのは、キトラ古墳のすぐ横に作られた壁画保存管理施設の「四神の館」。半地下になっている入り口から館内に入ります。国の施設だけあって、予想以上に立派な建物でした。

 

受付を済ませて、10:30からの特別室入室まで館内の展示室(ここは非公開時でも無料で入れます)で時間調整。

 

ここはキトラ古墳の内部を今風に再現した部屋になっています。東西南北のスクリーンにはそれぞれの壁に描かれていた神獣、青龍・白虎・朱雀・玄武が映し出され、四神と合わせて描かれていた十二支の名前、そして天井には中国式の天文図が映し出されていました。こんな絵画が1,300年も前に描かれたというのが驚きですね。

 

時間になり、特別展示室へ案内されました。同時に入れるのは10人だけで、見学時間は10分だけです。(もちろん撮影禁止なので、写真はありません)

 

私は勘違いしていて、全ての壁画を見ることができると思っていましたが、今回は西壁に描かれた「白虎」のみでした。他の壁画と天文図は、夏季・秋季・冬季に分けて公開されるようです。(高松塚古墳も壁画公開ではなく、保存修復施設を見学するイベントでした。これらに興味のある人は、文化庁のHPでチェックしておくといいですよ)

 

見学が終わった後は、天気もいいので近くを散歩することに。施設の周りは広い飛鳥歴史公園として綺麗に整備されています。

 

せっかくなので、近くのキトラ古墳を見に行ってみました。今の古墳は発掘調査を終えた跡なので、帽子を被せたような2段式の円墳として残されています。

 

時間は11時を過ぎて暑くなってきましたが、予定通り高取城址へ向かいました。

 

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古墳から高取町の中心部に入り、旧土佐街道に沿って進みます。この石畳は阪神大震災の時に残った路面電車の敷石が使われているとか。

 

高取町は薬草栽培が有名で、昔から薬の町として知られているので、こんな古い作りの薬局があります。

 

防火対策として設けられた側溝の横には、薬草のタイルがあちこちにありました。

 

高取町のマンホールと道路元標も発見。

 

高取町の観光案内所「夢創館」に立ち寄りました。大正時代の呉服屋を改装して作られた案内所では、係の人に高取城までの道のりを丁寧に説明してもらいました。

 

旧街道のあちこちに昔の武家屋敷が残っていて、これは植村家の立派な長屋門です。

 

緩やかだった道が、だんだん勾配がキツくなってきました。高取城のノボリがあちこちに。

 

30分ほどで、高取城主の菩提寺になっている宗泉寺入り口に到着。

 

せっかくなので参拝して

 

御朱印もいただきました。

 

そして、ここから車の入れない本格的な山道になります。

 

ヨメと一緒のハイキングコースと思って、軽い気持ちでトレランシューでなくランシューを履いてきたのをちょっと後悔。七曲り、一升坂と結構な勾配の坂道が続きます。

 

ゼーハーいいながら登り続けると、有名な「猿石」に到着。ここまで来れば本丸はすぐです。

 

道の両側には昔の石垣跡があちこちに見られます。

 

国見櫓跡からの展望はすばらしい。遠くに二上山や葛城山を望むことができました。

 

大手門の石垣もきれいに残っています。青紅葉に映える苔むした風景がいいですね。

 

天守閣のあった石垣もきれいですね。こんな大きな石を、人力だけでこの高さまで持って上がったというのがすごい。山道や周辺も含めて、難攻不落の山城として有名なのが実感できました。

 

観光案内所から1時間半、標高差400m以上を登って、11:00過ぎにようやく高取城本丸に着きました。誰が何時置いたのか、木彫りの熊と天守閣の模型があります。

 

広い本丸跡には、ハイカーさんの姿がちらほら。

 

三角点(標高584m)も忘れずにチェックしました。

 

時刻は13:00過ぎ、お腹も空いたので景色を眺めながらモグモグタイム。ここまで予想以上に暑くて水分を取り過ぎ、持ってきたペットボトルの飲み物が残り少なくなって、ちょっと焦りました。山の中なので、自販機などはもちろんありません。

 

お腹も落ち着いたところで、ここまで来たらついでにということで、これも前もって予定していた壷坂寺に向かうことに。

 

この山道もまあまあの勾配を一気に降りていきます。

 

途中にあった、五百羅漢の石仏。風雨にさらされて顔もわかりませんが、昔の人の信仰心の凄さがわかります。

 

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標高差300mを下りて、目指す壷坂寺に到着。西国三十三箇所霊場の第六番札所として有名なこのお寺には、実は数年前に西国巡礼の際に訪れたことがあります。眼病恢復にご利益があるので、その時のお札を返してお礼参りするも今回の目的の一つでした。

 

暑さでバテていたので、境内の自販機で冷たいドリンクとアイスでやっと一息。

 

このお寺の境内にはいろいろな石仏があるのでも有名です。

 

四天王を従えた釈迦如来石像(壷坂大仏)

 

これは角度を変えて見ると、こんな感じで「新緑大仏」として映える写真が撮れます。

 

本尊を模した十一面千手観音石像

 

大観音石像と

 

その前に横たわる、大涅槃石像

 

そのほかにも、ブッダの一生を描いたレリーフとか

 

仏足石もいくつかあります。

 

眼の観音様ということから「めがね供養観音」も作られていて、私もヨメも古い眼鏡を持ってきて奉納させてもらいました。

 

もちろん本殿にも参拝して、御朱印をいただきました。

 

浄瑠璃の「壷坂霊験記」に登場する、澤市お里の石像もあります。このお寺への信仰を一気に広げた物語です。

 

青空に映える重文の三重塔。

 

のんびり境内を徘徊していたら、15時を過ぎていたので慌てて駅まで戻ります。車道ではなくハイキングコースになっている山道を降りて行きました。

 

軽いハイキングと思って行ったのに、終わってみたらそこそこの高さの山を登って下りて15kmのトレッキングになりました。疲れた💦。