青春18きっぷの旅 2022春③ マキノ海津大崎へ | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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この春の青春18きっぷの旅。残り1日分はどこにしようかと考えていたら、ラン友さんから「今週末は海津大崎の桜が満開みたいので、一緒に走リませんか?」というお誘いがありました。

 

「海津大崎ってどこ?」と調べてみたら、琵琶湖の北端にあり「日本のさくら名所100選」に選ばれている桜の名所ということがわかって、花見ついでに参加することにしました。

 

7:45 大阪駅から新快速で

9:26 湖西線マキノ駅に到着

 

空いているだろうと思っていた電車は激混みで、乗客の半分以上がマキノ駅で降りました。みんな目的地は一緒のようです。駅前のトイレは順番待ちの行列ができていて、ボランティアの人たちが案内図を配っていました。

 

雲ひとつない快晴の青空。予想最高気温は20℃超えで、かなり暑くなりそうです。駅から歩いて向かう人、レンタサイクルに乗る人、バイクで向かう人など様々。

 

我々3人はランスタイルで、先ず駅から真っ直ぐに琵琶湖の湖岸に進み、サニービーチの「湖のテラス」へ。

 

この辺りの桜も満開で、期待が膨らみます。

 

目指す海津大崎の入り口までは2kmほど。のんびり歩いている人たちを走って追い抜きながら進みます。遠くに桜並木が見えてきました。

 

途中にあった金ピカの建物。何かと思ったら「海津迎賓館」という表札があり、昔の屋敷を改装?した建物のようですが、ネットでも情報はほとんどなくて、何の施設か結局わかりませんした。

 

趣のある古民家喫茶店を過ぎると

 

ようやく「海津大崎」の看板がありました。ここから桜並木が約4km続くそうです。

 

流石にここは走って行くのはもったいないので、のんびり写真を撮りながら歩いていきます。

 

車もこの時期だけ一歩通行で規制されていて、桜のトンネルをノロノロと進んでいます。

 

桜はドンピシャのタイミングで、ほぼ満開でした。

 

樹齢100年前後と思われつ古木もあります。

 

途中で家族で来ているというラン友さんや、ウォーキング中の知り合いに会うという偶然も。こんなところで会うとは思ってもいなかったのですが、みんな考えることは一緒ですね。

 

抜けるような青空と琵琶湖の水に桜が映えてきれいです。

 

所々にある広場では、この時とばかりに屋台も並んでいました。

 

対岸に目を迎えると、比良山系の山頂にはまだ雪が残っていて、桜と雪のコラボが楽しめます。

 

圧倒的な満開の桜の塊が続きます。

 

雪山と遊覧船とカヤックが並ぶ風景もいいですね。

 

突然後方から聞き慣れないエンジン音が。振り返るとクラシックカーの車列が続いています。その数10数台。何かのイベントでしょうか?みんな思わずシャッターを切ります。

 

のんびり50分ほど歩いて、海津大崎港に到着。メインの桜並木はここで終了です。

 

ちょうど近江鉄道のマスコット「駅長がちゃこん」がPR に来ていました。

 

海津大崎港からは、竹生島や長浜へフェリーで行けるようですね。遠くに竹生島が見えます。

 

これで終わりかと思いきや、その先も湖岸に沿って桜並木がこれでもかと続いていました。

 

この湖岸沿いの道は、自転車で琵琶湖を一周するアワイチのルートにもなっているので、対向するチャリダーのグループにたくさんすれ違います。(写真の青いラインが自転車道の表示です)

 

しばらく行くと、滋賀県警のパトカーが数台止まっています。実はここまで一方通行規制がされていて、それと知らずにやってきた車が(我々が通りずぎる間にも)数台Uターンされられていました。手前で告知されているはずですが、それでも入ってくるんですね。

 

その先には長浜市の表示がありました。長浜というと琵琶湖の東側のイメージがありますげ、こんな北部も長浜市になるんですね。(ちなみに、マキノ・海津大崎は高島市です)

 

桜並木はまだまだ続きます。

 

所々にある「ビワイチ」のマーキング。このルートに沿っていけば琵琶湖を一周(約200km)できるそうです。強者は1日で回ってしまうとか。走って完走するという○ンタイランナーも知り合いにいますけど(笑)

 

ようやく桜並木が途切れて、分岐の大浦地区に到着。右に行くと湖岸に沿って上がる奥琵琶湖パークウェイにつながりますが、大回りになるので距離を短縮するために左に進み、峠越えをします。

 

ここまでなかなかトイレが少なかったので、「丸子船の館」という施設でトイレをお借りしました。

 

ここから15分ほど走って、湖西線永原駅に寄り道。北欧のロッジ風のユニークな駅舎です。スタートしてからここまでで約13km。駅前にも「丸子船」のモチーフがあります。

 

わざわざここに寄ったのは、ビワイチのチェックポイントがあり、同行したラン友さんがラリーポイントを獲得したかったためです。(チャリじゃなくて、ランでのビワイチすけどね)

 

駅舎には今まさにツバメが巣作り中で、いっぱい飛び回っていました。

 

駅に近い公園の遊具も「丸子船」のデザインでしたよ。

 

その先から緩やかな坂道を上ると、岩熊(やのくま)第二トンネルが見えてきました。自転車道と一緒になった歩道の幅が広くて風が通り涼しかったのですが、長さは800mほどあり結構時間がかかりました。

 

このトンネルを抜けた下り坂で、前方に走って登ってくる知った顔のランナーたちの姿が。我々と逆に木之本駅をスタートしてマキノ駅にゴールする予定のラン友さん達のグループでした。逆走することは聞いていましたが、まさかこのタイミングで出会えるとは!お互いエールを交わして別れます。

 

幹線道路に入ったところにある道の駅ならぬ「水の駅」で昼食休憩。時間はすでに13:00を過ぎていました。

 

おにぎりの他に、地元の近江牛コロッケと地ビールで一息つきます。

 

ここには「丸子船」の実物が展示されていました。江戸時代から琵琶湖の水運に用いられた木造船だそうです。

 

この先は車道を避けて、昔の面影が残る旧街道を進みます。道路の真ん中には融雪用の散水弁が並んでいますね。

 

西浅井地区のマンホールを見つけたので、お決まりのシューズサークル。

 

さらに進んで、琵琶湖の最北端になる塩津浜に到着しました。

 

ずっと湖岸に沿って走り

 

古戦場で有名な賤ヶ岳に通じる道を上がります。これがまぁまぁの勾配があって、疲れた足にはキツかった。

 

登りきったところで、賤ヶ岳隧道の古いトンネルを抜けます。

 

その先はほぼフラットな道を進み、とりあえずのゴールに予定していた木之本駅前に着いたのが15:00前。別のラン友さんから、ここから5km先の高時川の桜並木もすごいよ!と聞いていたので、元気ならそこまで足を伸ばすつもりでしたが、海津大崎でのんびりし過ぎて時間も遅くなったので、ここで終わることに。

 

せっかくなので、駅に近い「つるやパン」に行ってみることにしました。ここは滋賀県で有名なB級グルメ「サラダパン」発祥のパン屋さんです。

 

売り切れることも多いということだったのですが、まだいっぱい残っていたので早速お土産にいくつか買ってみました。

 

その後は駅前でビールを買って、駅の待合室で軽く乾杯。

 

この日のコースです。終わってみれば、約30kmありました。

 

16:15 北陸本線木之本駅から新快速

18:12 大阪駅に到着

 

2時間かけて帰阪。期間ギリギリで18きっぷを使い切ることができました。でもやっぱり滋賀は遠いですね。