6日日曜日に、レースとしたら去年10月の金沢マラソン以来、トレランのレースに限ればほぼ1年ぶりの大会に参加してきました。このところのコロナ陽性者の増加で、あちこちの大会が中止や延期になっている中、開催が危ぶまれましたが、主催する交野市の判断の下で感染対策を万全にして行われました。
1年前にこの大会に参加して、細かいアップダウンのある面白いコースだった印象があって、楽しく完走できたのが、今年もエントリーした理由です。距離は23kmで累積標高は約1,400mあるので、決して優しいコースではありませんが、制限時間も6時間とゆとりがあり、何より知り合いのランナーにいっぱい会えるのが楽しみでした。
(写真は私が撮ったもの以外に、オールスポーツならぬ、通称”オール・デコ”さんが、寒い中で会場やコースの途中で撮っていただいた写真もお借りしています)
トリオで出走するいうラン女子3人と京阪電車枚方(ひらかた)駅で待ち合わせ、スタート会場のある私市(きさいち)駅へ向かいます。車内はほとんどレースに出走するランナーばかりでした。
私市駅に着いてそのまま会場に向かうと思いきや、女子3人はこの大会の共同主催者でもある「ソトアソ」のショップへ。なんでも、¥5,000以上するグローブが¥2,000で売りに出されているのがお目当てらしい。
(写真はグローブをゲットしてご機嫌の3人)
受付会場は駅から10分ほどにある、交野市のスポーツ・文化センターです。
8:30頃、検温・消毒を済ませて受付へ。時間も早かったので、スムースに終わりました。ここでタイム計測用のチップと参加賞を受け取ります。
ホールの2階で着替え。この日の予想最高気温は6℃だったので、ウェアリングに悩みましたが、下はタイツに短パン、上はファイントラックのベースレイヤーに長袖半袖Tシャツを重ね着して、ウィンドブレーカーを羽織ることにしました。
去年はこの室内に協賛企業のブースなどがあったのですが、今年は屋外の駐車場スペースに変わっていたので、スタート時間までブラブラ。今年は出店するメーカーの数も増えて40社近いという、国内有数の規模になっていました。
スタート時間も迫ってきたので、立体駐車場の1階スペースに手荷物を預けます。自分で袋詰めしてゼッケン番号を書いてスタッフに渡すという流れです。
その後、2階にあるスタート会場へ上がります。スタートは9:30から15分おきに、申し込み順にA〜Dまでのブロックに分かれ、5秒間隔のウェーブスタートです。私は申し込むのが早かったのでAブロックスタートでした。
スタート前に招待選手の紹介がありました。菅谷和己選手や中川政寿選手、上宮逸子選手などトップトレイルランナーがずらり。
その間も、知り合いのランナーを見つけて挨拶したり、写真を撮りあったりしているうちに、緊張感もないままスタート時間になりました。
ゲートのセンサーに1人ずつタッチしてスタートして行きます。
今回はレース前の試走ができなかったのが心残りでしたが、去年走った記憶があるので大体の感じは覚えていました。
(コース図は大会HPから)
トリオのメンバーがひとり欠場になったとかで、無理矢理知り合いのメンバーに入れられて、一緒に走らされるというスタートでしたが、しばらくすると放っておかれて結局ソロに(笑)。
緩やかなトレイルから
次第に高度を上げて行きます。
2km地点を通過。思ったより寒くなく、ウィンドウブレーカーを脱ぎました。
水舞台の巨岩の横から、本格的なトレイルに入ります。
この辺りは大きな岩がゴロゴロ。
一旦下りて、くろんど園地にあるキャンプやBBQの炊事棟を通過。
傍示峠を左に折れて、しばらくロードを走ります。
龍王山に向かう畦道に入ります。スタッフの誘導がなかったら(右に折れずに)真っ直ぐに行ってしまう道ですね。
最初のピーク龍王山の登山口に到着。ここでザックに取り付けていたポールを組み立てました。(禁止はされていないので)今回ポールを携帯するか迷ったのですが、登りはあったほうが絶対楽だと去年の経験から覚えていたので、使わせてもらいました。
竹林の間を登る道。これがまあまあキツいです。
龍王山の山頂?の祠を通過し
少し下りて、登り返して二つ目のピーク旗振山を通過。この間にも知り合いのランナーにどんどん抜かれて行きます。
一旦管理道に下り
その先のトレイルにある長い階段を下りて
再びコンクリートのロードに。
この坂道は走ろうと思えば走れそうな斜度ですが、ここは足を休ませるために歩きました。
その後もトレイルの登り返しがあり、そこを過ぎると交野の街並みが一望できる絶景ポイントが現れます。
そこから再び階段をこれでもかと下されて、神社の横を抜けると
このコースの名所のひとつ、源氏の滝に到着。夏場なら涼しいところですが、ここはサクッと通過します。
ここから、エイドのある白旗池までの上りが1kmほど続きます。交野山の表示がありますが、ここは真っ直ぐ進みます。
12km地点にある、第1チェックポイントを兼ねたエイドに着いたのは、スタートしてから2時間半ほど経った後でした。
個包装の食べ物や、ドリンク・スープなどがあり、しばらくのんびりさせてもらいました。
この先3kmほどぐるっとトレイルを回らされた後に、再びここに戻ってくるのですが、私が着いた頃にはすでに速いランナーが折り返して来てすれ違います。
走りやすいトレイルを抜けて
誰が名付けたか、アンテナ山というピークを過ぎて
第2チェックポイントのある野外活動センターに到着。
急坂を歩き
トレイルの途中にあるトンネルを抜けて
ぐるっと回って再びエイドに戻って来ました。お腹もそれほど空いていなかったので、ここは立ち止まらずにスルー。
(思い出してみると、レース中に補給したのは、エイドの飲み物と携帯したジェルひとつだけで、ハンガーノックにもならなかったです)
残りは約8km。3つ目で最後のピークになる交野山(こうのさん)の山頂に続く、長い階段を登ります。
これが15km走った足には結構応えます。みんなゼーハー言いながら登ると
この大会の名前にもなったビッグロック、交野山の観音岩が見えて来ました。
しばらく並走していた知り合いのラン女子トリオとパチリ。偶然にも4人ともノースフェイスのランパン(しかも同色)でした!
(この後、3人にはあっという間に引き離されました ^^;)
観音岩からの眺めは相変わらず素晴らしかったのですが、この頃にはすこし曇り空で時折白いものが舞い始め、気温も少し下がって来ました。
後は基本下るだけです。1kmほど続く車道も、まだ足が残っていて走ることができました。
細かいアップダウンを繰り返しながら
往路との合流地点を過ぎれば
後はゴールに向けてまっしぐら。残り2kmくらいからは気持ちよく走れました。
ようやくゴール。記録は4時間35分で、ほぼ去年と同じようなタイム。これは喜ぶべきか、進歩がないのか?
ゴール地点にしばらくとどまっていましたが、汗を書いていたウェアを着替えたかったので、一旦センターへ戻りました。
着替えてサッパリした後は、アウトドア・フェスと名付けられたイベント会場をぶらぶら。
お腹が空いていたので、豚汁や和菓子をいただきます。今回参加賞として、400円の食事券と200円のドリンク券、そして500円の買い物券がついていたので、これで賄いました。
ラン友さんを見つけては
「お疲れ様でした!」
「途中で会えなかったね!」
などと、言葉を交わします。
せっかくなので、メーカーブースを見て回ってみました。
RAIDLIGHT,SALOMON,THE NORTH FACEなどの大手から、
nov8,montrail,TOPO,などのシューズメーカー、
Cotopaxi,OLENO,patagoniaなどのウェアブランド、
MEDALIST,PowerBar,おいエナなどのフードブランド、
LEKI,milestone,New-HALEなどのギアメーカー
などありました。この規模の大会で、これほどの数のメーカーが集まるのは珍しいですね。
15:00過ぎからは、上位入賞者の表彰式がありました。女子の1位は”くっすん”こと楠田涼葉ちゃん。このレベルの関西ローカル大会では敵なしで、この大会も2連覇です。
この後、残った参加者でジャンケン大会があって、豪華賞品をゲットした人もいたそうですが、我々はそこまで待たずに駅に向かいました。
コロナ禍でも、きちんと感染対策をして大会を開催してくれた関係者の方々、寒い中で事故なく運営してくれたスタッフやボランティアの皆さんには感謝しかありません。ありがとうございました!
(開場前のスタッフミーティングの模様)
(スイーパーのスタッフでしょうか、紅白のマーキング回収と後片付けをしながら帰って来ました。お疲れ様でした。)
おまけ
レース後のガラポン抽選会で、当選して地元の酒蔵の日本酒「織姫の里」をゲットできました。
写真は大会でもらったもの。日本酒、午後の紅茶、参加賞のシリコンカップ、MAGMAサプリ、ショップで買った大会缶バッジ。(参加賞にはネックゲイターもありましたが、大会当日に間に合わず、後日郵送とか)