干支の山「信貴山」に登ってみた(前編) | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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今年の干支は寅ということで、YAMAPなど登山関係のHPには「干支の山」に登ろうと言う特集記事がアップされています。干支つまり「寅」や「虎」が名前に含まれる全国の山が紹介され、例えば関西エリアでは滋賀県の虎御前山などが挙げられていますが、その中に大阪府と奈良県の境にある信貴山(しぎさん)が含まれています。

 

名前に虎の字がない信貴山が、なぜ「干支の山」なのか?それはこの山の山頂近くにある朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)が、虎と深く関わる「寅の寺」だからです。

(詳しい説明は後編で)

 

私自身は信貴山に登ったことがなく、地図を頼りにひとりで登るのもと思って、麓に住んでいてこの周辺を走ったりしているジモティのよっちゃんにお願いしたところ、なんと仕事を休んで案内してくれる事に。ありがとう!

 

コースは彼女にお任せで、参拝客の多そうな土日を避けて、21日金曜日に行ってきました。

 

朝9:00にJR柏原駅で待ち合わせ、まずは駅近にある柏原黒田神社に向かいます。ここは予定になかったのですが、とある理由で立ち寄る事にしたのです。

 

小さな神社でしたが、しっかりとした造りの本殿に参拝。

 

御朱印もいただきました。

 

次に向かったのが、鐸比古鐸比賣神社(ぬでひこ ぬでひめじんじゃ←絶対読めませんね^^; )です。車道のすぐ横にある大鳥居をくぐり

 

石段を登り切ると

 

歴史のありそうな鳥居と本殿がありました。鳥居は厳島神社などにある珍しい両部鳥居です。

 

本殿には鐸比古命と鐸比賣命という、男の神と女の神が祀られているのが珍しいですね。元は鐸比古神社だったそうですが、いつの頃か合祀されたそうです。鐸(ぬで)というのは金属のことですから何か関係があったかもしれませんが、記録は無くなっているそうです。

 

実はこの神社の社務所には宮司さんが常駐していなくて、柏原黒田神社の宮司さんが兼任されているので、先に立ち寄ったという訳です。なので、御朱印は全く同じ筆跡です。

 

その境内の横から、御神体とされている高尾山に通じる本格的な山道に入ります。

 

途中で少し脇に逸れたところに、鐸比古と鐸比賣の「夫婦岩」があります。柏原市内の眺望も良く、夏場にはライトアップされる名所だとか。

 

歩き易いトレイルを進んだ先にあるのが

 

かしわら水仙郷」です。

 

斜面を埋め尽くすように、一面に水仙が群生しています。

 

ちょうど今がピークの時で、見応えがありました。

 

まだあまり知られていない穴場のようで、ひと気もありませんでした。

 

この辺りは小さな古墳が点在しているそうなので、いくつか探してみました。

 

石積みされたものや

 

洞穴のようなものまでありました。

 

ふと見上げると、眩しいくらいの青空です。空気は冷たいものの、寒さはあまり感じません。

 

その先にある鳥居を潜って、高尾山の山頂を目指します。

 

一枚岩の巨岩が見えてきて

 

滑落しないように、慎重にこれを登り切ると

 

小さな祠がありました。

 

振り返ってみると、河内エリアの絶景が広がっていました。近くに流れるのは大和川、遠くに見えるのは金剛山あたりでしょうか。

 

高尾山(標高277m)の山頂には小さなプレートが取り付けられているだけなので、三角点をチェック。

 

ここから一旦下りて、信貴山へ向かいます。

 

その途中に誰が付けたか「トトロの小径」というプレートを発見。

 

確か二上山にも同じような名前の道がありますが、背丈の大きい笹を抜ける道だから勝手に付けたものと思います。

 

その先で、一旦生駒縦走路の一部になる車道に入ります。

 

長くなったので、続きは改めて。