高野山を目指して、黒河道を登る | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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世界遺産の高野山へ歩いて登る参詣道は、「高野七口」と呼ばれるように複数ありますが、よく使われるのはこの3つです。

 

①九度山駅をスタートして大門まで登る、一番有名な町石道(ちょういしみち 約21km)

ここは去年の秋、紅葉真っ盛りの時にラン友さんと行って来ました。

(その模様はこちら→紅葉真っ盛りの高野山を目指して、町石道を登る

 

②学文路(かむろ)駅からスタートして女人堂に至る、比較的楽な京大坂道(きょうおおさかみち 約9km)

 

③橋本駅をスタートして奥の院まで、山越えをするため一番キツい黒河道(くろこみち 約16km)

 

この黒河道を登って高野山に行きませんか?とラン友さんから誘われたのは6月でした。なかなかスケジュールが合わず、予定しても雨予報だったりして延び延びになっていましたが、先日やっと行くことができました。

 

9日木曜日、朝8時に橋本駅に集合。朝方は雨でしたが、昼前からの晴れ予報を信じてスタートしました。駅前にはこの地区に縁のある漫画家楳図かずおの有名なキャラクター「まことちゃん」が”ぐわっし”しているユニークな像があります。

 

駅前を抜けて、紀の川に架かる橋本橋を渡り

 

川沿いをしばらく進むと、黒河道の入り口を表示する最初の道標を発見。

 

南海電車の踏切には、こんな大きなノボリと看板があります。

 

常福寺に至る道が現れて

 

ようやく山道らしい感じになったかと思うと

 

車道と合流。黒河道を示すわかりやすい番号道標が500m毎にあるので、この順番に進んで行きます。

 

分岐も分かりやすい目印があります。ここは右の坂を登ります。

 

色づき始めた民家の柿の木畑のすぐ脇を通る道もあります。

 

参道なので、ところどころにこんな祠があります。これは岩掛観音と呼ばれる祠です。

 

次第に傾斜がキツくなって来ました。最初は走れるかな?と思っていたのですが、とても走って登れる斜度ではありませんでした💦

 

車道に出たかと思うと、ここは左の山道に入らされます。

 

一見したら道がないような、こんなところも進みます。

 

鉢伏井戸に到着。弘法大師が水を湧き出させたと言われる井戸ですが、今は雨水が溜まっているだけのようでした。

 

まだまだ急登が続きます。この頃には朝方の雨も上がっていましたが、湿気があってすでにシャツが汗まみれに。

 

ロープ伝いの急坂もあったり

 

ロードもあったりと、色々変化があります。

 

3kmほどの上りが終わって、分岐の明神ヶ田和(みょうじんがたわ)に到着。

 

ここから一気に下る急坂が始まります。

 

走れるかと思ったら、苔むした坂が濡れて滑る滑る。慎重に歩いて下ります。

 

せせらぎの流れる谷筋を進み

 

ふかふかトレイルもあって、走っていて気持ちが良かったです。

 

雰囲気のある竹林を抜けると

 

分岐のある市平橋(いちだいらばし)に到着。ここから再び登り返しの急登が始まりました。

 

苔むした石垣や

 

祠の跡があったりして、雰囲気がある道が続きます。

 

周辺の集落の氏神になっている春日神社には、大きな桂の木がありました。

 

まだまだ上りが続き

 

林道と合流する、ほぼ中間点の道標15番に到着しました。スタートしてからここまで約2時間半。

 

シングルトラックの走りやすいトレイルを下りると

 

廃校になった久保小学校跡があります。

 

今は「くどやま森の童話館」として再利用されている校舎を眺めながら、校庭のベンチで昼休憩。

 

ここから再び4kmほどの登りが始まりますが、流石に足に疲れが出始めて、途中で休み休み登ります。

 

やっとのことで、この日の最高点になる粉撞峠(こつぎとうげ 子継峠とも書く 標高923m)に着きました。

 

案内道標は最後の26番。ここから後は女人道と合流して、写真の左の道を下るだけなので気分的に楽ですね。

 

こんな雰囲気のある苔むしたトレイルを下りて

 

車道との分岐になる一本杉に到着しました。ここから女人道は山越えしますが、我々は車道を下りることにしました。

 

15分ほどで、高野山奥の院の敷地に入ります。スタートしてから、約5時間かかりました。

 

久しぶりに訪れた奥の院は、やっぱり雰囲気が違いますね。

 

せっかくなので、弘法大師の御廟にお参りすることにしました。この橋から先は霊域なので写真を撮ることはできません。

 

奥の院には、昔の武将から歴史上の有名人、現代の有名企業などのお墓や慰霊碑が並んでいます。

 

いろいろ見て回る中で、江崎グリコの社墓に、あのグリコサインが刻印されているのを発見した時は、不謹慎にも笑ってしまいました。

 

高野山の参道は平日ということもあり観光客の姿は疎らで、お店も閉じている所が多かったです。金剛峯寺や大門を見るのは今回はパスして、開いていた喫茶店でカレーを食べた後、極楽橋駅まで約4kmを走って下りることにしました。

 

女人堂を過ぎた後は

 

バス道から外れて、京大坂道の最後にあたる道をひたすら下ります。

 

かなりの斜度の坂道を走ること15分ほどで

 

極楽橋に到着。

 

極楽橋駅の天井には、綺麗な絵が嵌め込まれています。

 

ここから特急「こうや」に乗って難波まで戻りました。

 

後からログを見てびっくり。橋本駅から高野山、そして最後の極楽橋駅まで、走ったり歩いたりした総距離は25km、累積標高は1,200mを超えていました。どおりでキツかったはずです。

 

おまけ

ヤマスタのスタンプラリーのコースにもなっていたので、チェックポイント6ヶ所のスタンプを集めてみました。もれなくコンプリート出来ました。

 

そして、その日の帰りに難波の好日山荘に寄って、認定証と缶バッジをゲット。