ラン仲間のひろみ姐さんから、「15日は京都でマラニックをするので予定を開けといて!」と言われていたので、どこへ行くかはお任せで当日を迎えました。
日曜日の朝9:00、京都市山科区にある地下鉄小野駅に集まったのは、姐さんとのびちゃん、私の3人。まずは駅から歩いて行ける随心院というお寺を目指します。
小野という場所は、その昔小野一族が暮らしていたところで、随心院は歌人にして絶世の美女といわれたあの小野小町ゆかりの場所として有名なのです。
境内に入ると、すぐに有名な百人一首の歌碑があります。
「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」
庫裡で受付を済ませてると、すぐ横には小野小町の描かれた衝立があり、「随心」の揮毫が架けられています。
廻り廊下に沿って見学しますが、書院の古い襖絵や本堂の内部などはほとんど撮影禁止です。しかし一箇所だけ、近年この随心院を(SNSを中心に)一気に有名にした襖絵だけは撮影OKでした。
その襖絵がこれです。
古いものと思いきや、2009年に若手のイラストレーター「だるま商店」のメンバーによって描かれたものだとか。小野小町の生涯を、左から「生誕の図」「饗宴の図」「伝承の図」「無限の図」の四部構成で描いています。ピンクを基調にした鮮やかな絵は、細かいとことまでしっかり描かれていました。
境内のよく手入れされた庭には、梅や椿が咲いていましたが、やはり紅葉の時期が一番綺麗だそうです。
せっかくなので、御朱印をいただいてみました。これが通常の御朱印ですが
三月の梅の期間限定の御朱印もあったので、こちらもいただくことに。
境内に掲げられた絵馬も。やはり梅と小野小町をあしらったものでした。
お寺の伽藍の近くには「小野梅園」と名付けられた梅園があり、梅のこの時期は有料で観覧できます。
それほど広くない梅園は、暖冬の今年はすでに梅の満開の盛りも過ぎていたので、中には入らず塀の外から眺めるだけにしました。
梅園の奥には、小野小町が姿を写して化粧をしたという井戸があったのですが、時間の関係でパスしました。
(写真はHPからお借りしました)
再び小野駅に戻り、地下鉄で三条駅を目指します。というのも、三条駅をスタートするパンマラニックのイベントに合流することになっていたからなんです。
その模様は改めて。