「二番煎じ」という言葉がこんなに当てはまる映画は久しぶりに見ました。
「『ターミネーター2(T2)』の正当な続編」という触れ込みで、大々的に宣伝されてファンの期待を煽って上映が始まったこの映画ですが、アメリカでは最初の週で大コケしたそうです。
さもありなん。T2の設定をリセットして、人類の破滅を救うリーダーとなる人物を抹殺するために未来から送られたターミネーターと再び闘うという設定は、T2のストーリーで完結した内容を全く否定してしまうことになります。
しかもT2で溶鉱炉に沈んだシュワルツェネッガー演じるT800型が、好好爺になって家庭を持って人間臭くなっているなんていう姿は誰も想像していないし、そんな姿は誰も見たくないでしょ。
新しい設定なのに、(カッコイイ)オバサンになったリンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーを今更登場させる必要があるんだろうか?おかげで新しいヒロインになるはずの女戦士の影がうすくなってしまってます。
新たに登場するターミネーターREV-9型も、金属骨格と液体金属の二体に分離して攻撃するという発想が、ちょっと単純すぎて面白くない。
2時間超の半分以上が戦闘シーンで迫力はありますが、ドンパチの連続で結構疲れます。戦いの場面以外のストーリーに以前のように深みがないので、単純な戦闘映画に終わってしまっています。
ジェームズ・キャメロンが製作に復帰して、莫大な資金を投入してもう一旗あげようとした意図が見え見えで、脚本などが疎かになったのは否めないですね。
そんな事情が分かるのが、エンドロールの長さ。1,000人は超えると思われる関係者の名前が10分以上にわたって延々と続き、我慢できずに途中で退出する人が続出していました。
昔からのターミネーターファンには不評ですが、どんな手段で破壊しても再生してくるターミネーターとの戦闘シーンが好きな人には受けるかもしれません。
Da Dan! Dan! Da Dan!!
