9月に入ったというのに、このところの大阪は最高気温が36℃超えの猛暑日が続きます。
全国で42クラスある「1万人の第九」の練習会場で、一番多い16クラスのレッスンが行われるアネックスパル法円坂は、森ノ宮駅と谷町四丁目駅の中間にあり、どちらの駅からもそれなりに歩く必要があります。
私の参加する森ノ宮Dクラスは15時に始まるので、ちょうど一番暑い時間帯に歩かなくてはならないため、この日も会場に着くとと汗まみれ。
アネックスパル法円坂の横には、その昔に都があった難波宮跡が広がっています。さすがにこの暑さでは訪れる人もほとんどいませんでした。
レッスンでは、その日の気分で座る位置を変えるようにしています。先週の7日土曜日ははパートの真ん中あたりに座ってみました。座る位置でパートの響きが違って聞こえるのです。
発声練習では、今日も松尾先生独特の分かりやすい例えがありました。
・新体操のリボンを高い位置でクルクルさせるように
・体の前にゴムを持って、上下に同時に引っ張るイメージ(上に引っ張るのは『響き』を、下に引っ張るのは『支え』を意識する)
最初は前回のレッスンの復習から。E と M のフレーズを再確認。
E では、291小節からの p になった後に、どうしてもテンポが遅くなる
M では、Brüder という言葉が、佐渡裕さんの第九のキーとなるので、しっかりと強調する
といったような、注意がありました。
G や 男性三部合唱は飛ばして、この日のレッスンは、595小節から626小節までをじっくりと練習しました。
Seid umschlungen, Millionen!〜 ![]() |
いつものようにドイツ語の発音から、各パートの音取り、ハーモニーの確認と続きます。
三拍子の拍数を意識しながら、音符の長さや、それぞれのパートがずれて出るところをまちがえないようにする。
muß の 母音のウのが短くならないように、語尾のスを揃えること
同じ wohnen という言葉でも、スタッカートのある618小節と、無い626小節の違いを意識する
など、細かい注意もありました。
このフレーズは、バスにとったら音域が高いのでしんどいところです。テナーとのユニソンとはいえ、上の F まで出さなくてはなりません。松尾先生も高音域はテナーに任せて無理をしない、と指導されていました。
最後に S の部分、早いテンポ感と、p から f までクレッシェンドする時の子音をはっきり発音することなど、を軽くさらえてこの日のレッスンは終了。
5回目のレッスンのある来週土曜日は、山行きの予定なので一回休むことになります。