「1万人の第九」2019 レッスン4回目 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

9月に入ったというのに、このところの大阪は最高気温が36℃超えの猛暑日が続きます。

 

全国で42クラスある「1万人の第九」の練習会場で、一番多い16クラスのレッスンが行われるアネックスパル法円坂は、森ノ宮駅と谷町四丁目駅の中間にあり、どちらの駅からもそれなりに歩く必要があります。

 

私の参加する森ノ宮Dクラスは15時に始まるので、ちょうど一番暑い時間帯に歩かなくてはならないため、この日も会場に着くとと汗まみれ。

 

アネックスパル法円坂の横には、その昔に都があった難波宮跡が広がっています。さすがにこの暑さでは訪れる人もほとんどいませんでした。

 

レッスンでは、その日の気分で座る位置を変えるようにしています。先週の7日土曜日ははパートの真ん中あたりに座ってみました。座る位置でパートの響きが違って聞こえるのです。

 

発声練習では、今日も松尾先生独特の分かりやすい例えがありました。

・新体操のリボンを高い位置でクルクルさせるように

・体の前にゴムを持って、上下に同時に引っ張るイメージ(上に引っ張るのは『響き』を、下に引っ張るのは『支え』を意識する)

 

最初は前回のレッスンの復習から。E と M のフレーズを再確認。

 

E では、291小節からの p になった後に、どうしてもテンポが遅くなる

M では、Brüder という言葉が、佐渡裕さんの第九のキーとなるので、しっかりと強調する

といったような、注意がありました。

 

G や 男性三部合唱は飛ばして、この日のレッスンは、595小節から626小節までをじっくりと練習しました。

Seid umschlungen, Millionen!〜  
                  


いつものようにドイツ語の発音から、各パートの音取り、ハーモニーの確認と続きます。

 

三拍子の拍数を意識しながら、音符の長さや、それぞれのパートがずれて出るところをまちがえないようにする。
 
muß の 母音のウのが短くならないように、語尾のスを揃えること
 
同じ wohnen という言葉でも、スタッカートのある618小節と、無い626小節の違いを意識する
 
など、細かい注意もありました。
 
このフレーズは、バスにとったら音域が高いのでしんどいところです。テナーとのユニソンとはいえ、上の F まで出さなくてはなりません。松尾先生も高音域はテナーに任せて無理をしない、と指導されていました。
 
最後に S の部分、早いテンポ感と、p から f までクレッシェンドする時の子音をはっきり発音することなど、を軽くさらえてこの日のレッスンは終了。
 
5回目のレッスンのある来週土曜日は、山行きの予定なので一回休むことになります。