JAZZマラソン with よなT | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
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「11月12日に和歌山で開催されるJAZZマラソンの10kmに、みんなでよなT(よなきやTシャツ)着て走りませんか?」

 

と、今やランナーの聖地になってしまった、和歌山県紀の川市のラーメン店二代目よなきやの店主ゆじすけさんからお誘いがあり、前から興味があった大会なので勢いで手を上げて(実際はSNSで参加をポチッとして)しまいました。

 

同じように手を上げたのは31人(!)。ゆじすけさんを入れた32人で、4人ずつの8チームの対抗戦をしようということになったのです。私はラン友のはゆっち、ひかゾゥ、ぷっくんとのチームになり、チームよなきや温めんとしてエントリー。(チーム名は、ゆじすけさんがよなきやのメニューからチームごとに名付けてくれました。)

 

JAZZマラソンというのは、和歌浦ベイマラソンwith ジャズというのが正式な大会名で、今年で17回目の開催になります。沿道で学生からプロまで様々なジャズバンドが、生演奏しながら応援してくれるという、日本では珍しいミュージックマラソンなんです。

 

会場は和歌山マリーナシティ。和歌浦湾に面したリゾートエリアがスタート・ゴール地点です。(ハーフマラソンは和歌山港スタートです)

 

勢いで手を上げたものの、家から和歌山の会場まではなかり遠い。家からは始発電車に乗らないと結構キビシイ時間になることが後で分かってガク然としました。大阪から和歌山に行くにはJRと南海電車があるのですが、JRは時間がかかり、南海は先日の台風で線路が陥没して完全復旧していなくて途中単線の間引き運転。

 

最初はJRのつもりだったのですが、前日11日から南海が増発することがわかり、5:50難波発なら乗り換えせずに1時間ほどで和歌山市駅に着くようなので、こちらに切り替えました。

 

和歌山市駅から大会会場までは(JR和歌山駅を経由して)シャトルバスで運んでくれます。

 

そんなわけで、当日朝マリーナシティに着いたのは、予定よりかなり早い7:50でした。

 

受付で参加賞をもらって、しばらく会場の出店ブースをぷらぷら。真っ青な空の下ですが、気温はかなり低め。沿道の温度計は12℃でした。

 

レース前によなTを着たみんなで写真を撮ろうということで、指定された場所に8:30前に集合。

 

さすがによなTばかり30人を超えるランナーが一堂に集まると壮観ですね。(数人違う人もいますが 笑)

 

全員の写真の後は、チームごとの写真のはずだったんですが.....。

 

ひかゾゥが数日前急に足に痛みが走り、歩くのもままならないと聞いていたので、諦めていました。(それでも応援には来てくれた!)

 

ところが、他のふたりもなにやら足に痛みがあると当日になって言ってきたのは予想外!はゆっちもぷっくんもこれからフルのレースを直近に控えているので、無理はしないということになりました。

 

せっかくみんなでミックスパープルのお揃いのよなTで走ろう!と用意して着たのですが、4人のうち3人がDNSという、幻のチームよなきや温めんの写真です。

 

JAZZマラソンということで、開会式の合間にはJAZZバンドの演奏が。これは”Minako Band”のカルテットです。

 

そうこうしているうちにスタート時間が迫り、ブロック別にゾロゾロと並び始めましたが、10kmということで全く緊張感なし。周りのよなT仲間としゃべっているうちに

 

9:30 レーススタート。コースも海岸沿い走るということだけでロクに調べていなかったのでびっくりしましたが、会場のマリーナシティの周りを一周して一回ゴールゲートを潜って本コースに向かうということでした。

 

黒潮温泉前には”もりこまある”というバンド演奏。

 

ポルトヨーロッパの中を抜けて

 

くろしお市場前には和歌山医大のジャズバンドが演奏してくれています。

 

そんな写真を撮りながらなので、最初の1kmはキロ6分というゆるゆるラップでした。

 

慌ててペースを上げて、サンブリッジの上りを走る頃にはなんとかキロ5分に。

 

4kmを過ぎたあたりで、もうトップランナーの集団が帰ってきました。

 

チームよなきやの速いメンバーも次々とすれ違います。

 

「パンダさん、ファイト!」

「ゆじすけさん、ナイスラン!」

 

シーサイドロードには相互タクシーのジャズ同好会(?)のバンド演奏が。結構遠くから聞こえてくるので楽しいです。

 

3kmほど続くシーサイドロードのスライド区間は、よなきやメンバー同志でいっぱいエール交換ができました。

 

これは”ウェアハウス”というアマチュアバンドのようです。

 

かなり気温も上がって暑くなって来ました。長袖のアンダーTの袖を捲り上げると、海風が心地いいです。

 

マリーナシティの周回に入り、やっとゴールゲートが見えて来ました。DNSしたメンバーの応援の声が聞こえて来ます。

 

ゴーーール!

 

記録は52分02秒。ところどころ止まって写真を撮ってなかったら、50分切れたかもしれませんね。まぁ、この日はファンランということで、楽しんでみました。

 

ゴール後は和歌山らしく、南高梅と有田みかん、スポドリをもらいました。

 

さすがよなきやに走って食べにくるメンバーばかりなので、1時間ちょっとで全員がゴール。その後、完走後の集合写真。

 

もちろん、このまま帰るなんてことはしません。有志でよなきやに向かって打ち上げです。

 

私は足がなかったので、はゆっちに頼んで同時させてもらうことに。

 

途中で幸の湯というスーパー銭湯に寄って、汗を流します。

 

よなきやでの打ち上げは一般のお客さんのランチタイムの終わる14:00からということで、まったりと時間調整。

 

よなきやに集まったのは、総勢20名以上。もちろん店内は貸切状態です。

 

めいめいが飲み物を頼みますが、ドライバー以外はほとんどがビールのメガジョッキ(1L)で乾杯です。もちろん私も迷うことなくメガジョッキです。

 

ラーメンは、いままで変わったメニューを頼むことが多かったので、基本のチャーシュー麺にしました。

 

よなきやつながりで、初めて話をする人も多く、話題はやっぱりラン話。よなきやランナーの中でも有名人のふたり、パンダさんとピザ男さんが店員と見まごうほど、その場を仕切っていたのが面白かったです。

 

2時間ほど飲み、食べ、喋って、近くのJR名手駅からJR、南海、地下鉄を乗り継いで帰りました。(帰る途中でちょっとしたハプニングがあったのは、一緒に帰った仲間だけの秘密です 笑)

 

都会から離れた1軒のラーメン店が、これだけランナーを引きつける魅力は何なんでしょう?

今年5回目のよなきやは、又々たのしい思い出で終わりました。