STAR WARS エピソードⅦ フォースの覚醒
どこの映画館で観ようか迷って、どうせなら最新の施設で見てみようと、万博記念公園に新しくできたエキスポシティにある109シネマズに行ってみることにしました。
ここでは 2D, IMAX3D, 4DX3D と3種類の上映方法から選べます。
前評判の良いのは IMAX3D。なんでも幅26m高さ18mの大きなスクリーンにレーザーで上映される日本で始めての施設ということで、STAR WARSの世界観が一番堪能できるらしいです。
でも今回は4DX3Dを選びました。これは3D映像に座席の振動や風や水、光などが加わった、わかりやすく言えばディズニーワールドやUSJの映像アトラクションと同じような体験ができる施設なのです。
ところがこのチケットがなかなか取れません。そんな装置が加わるので座席数はたったの52席!上映日3日前の0時からオンライン予約が始まるので、9日のチケットを取るために6日の真夜中にパソコンの前に陣取りました。
そして午前0時、ログイン。なかなか繋がりません。繋がったと思ったら70人待ち!人気バンドのコンサートチケットやマラソン大会エントリーのクリック合戦のような感じです。
しばらく(2,3分?)待つと途中であきらめた人もいたのか、やっと予約画面になりましたが、すでに見やすい位置の座席は売り切れて、空いているのは後ろの方の端席だけです。それでもいいかとクリックして予約完了。
さて8日当日、エキスポシティ自体初めてだったので、上映時間まで商業施設ららぽーとの中のテナントでバーゲンをひやかしてみたり、ダダ混みのフードコートで昼食をとったりして時間をつぶしました。
開演15分前になり、チェックインして上映会場へ。入口の前には小さなロッカーがあり、カバンやコートなどはそこに入れてくださいとのこと。どうやら座席が振動するのに邪魔にならないようにするためのようです。蓋の空いた飲み物や食べ物も上映が始まる前に片付けてくださいとのことでした。
3Dメガネを手に座席につきました。座席の前には見慣れないバーがあり、椅子のあちこちに穴やチューブがあり、ここから何か出てくるんだろうなと想像がつきます。
そして、上映開始。
ストーリーについてはいろんなサイトで紹介されているので、ここでは詳しく書く必要もないでしょう。ただ過去の登場人物の親子関係を頭に入れておかないと混乱して面白さが半減してしまうと思います。
簡単な感想だけを書いてみます。
全体の出来としては合格点。ネットの口コミでは(特に思い入れのある人ほど)あまり評価は良くないのですが、娯楽作品と割り切ってみれば十分楽しめます。特に初期のエピソードⅣからⅥを見ている人には懐かしさと目新しさが交錯する場面が多いです。
ちょっとネタバレにもなりますが、ハリソン・フォード演じるハン・ソロやチューバッカ、レイア姫、そして最後にはルークまで登場して、古くからのファンヘのサービス満点。ドロイドもおなじみの C-3PO や(私の好きな)R2-D2 がもちろん登場し、新しいドロイドの BB-8 も最初はあまり好きになれなかったのですが、映画を見ているうちに結構愛嬌があって面白かったです。
新しいヒロイン、レイ役のデイジー・リドリーが気に入りました。全くの新人女優ということですが、この新3部作を背負っていくヒロインにふさわしいと思います。
そして懐かしい戦闘機ミレニアム・ファルコンも登場します。改めて見るとかっこいいですね!ちょうどデアゴスティーニで1/43モデルを組み立てる通販が始まるのでやってみてもいいかなと思ったりもしました。
そして肝心の4DX3D。
これはちょっと期待はずれ。ゲームやアトラクション好きにはいいかもしれませんが、映像に合わせて無理やり椅子を振動させたりしている場面もあったのが残念でした。特に戦闘場面に合わせて色々な仕掛けがあり、着陸や衝突の振動、銃撃に合わせて耳元での空気の吹き出し、炎の匂いや水場でのシャワー(と言っても少量ですが)などが次々と繰り出され、正直映像に集中できない場面もありました。
劇場の映写画面が思ったほど大きくなかったので、上映期間内にIMAX3Dの大画面でもう一度見てみようと思っています。
3D画面が以前ほど不快感がなく楽しめたのは良かったです、この辺りも技術的に進歩しているようですね。
賛否両論ある話題の映画ですが、シリーズをずっと見続けている人は是非ビデオではなく映画館でお見逃しなく。