去年も抽選でチケットを手にしながら、ポールの体調不調で中止になり幻のコンサートになってしまいました。今年1月にジャパンツアーの発表があり、夢よもう一度と思いながらダメもとでぴあの最速先行抽選に応募したところ、運良く当選出来たのです。
6:30 の開演でしたがグッズの販売が2:00からという情報があったので、早めに行こうと4:00前にはドームに到着。
案の定グッズ売り場にはすでに200mくらいの長い列が。
見ていると少しずつ動いているようなので、並んでみると30分ぐらいで売り場の前に行けました。
予めツアーのHPでチェックして買うものを決めていたので、迷うこと無くすぐ注文してゲットできたのはこれです↓
大阪限定Tシャツとタオルマフラーにキャップ、そしてプログラムも。結構なお値段でした。(例えばこのTシャツ1枚でユニクロのTシャツが3~4枚買えます。)
もちろんドームの中で着替えて、座席に向かいました。
先行抽選で当たったチケットは、なんとアリーナ最前列のA5ブロック!座席からステージがこんなに近いんです!といっても、20mくらいはありますが。ステージの両サイドには、スピーカーと巨大なスクリーンがセットされています。
6:00過ぎに遅れて来たヨメと合流して、待つこと30分。予想通り開演予定時間の6:30になってもすぐには始まりません。
暇つぶしに周りの客層をみるとやはり普通のコンサートよりは40代から60代の年配の人が多い感じです。それも我々と同じような夫婦連れが目立ちます。20代30代の若者の姿も結構目につきました。翌日の発表を見ると、この日の観客数はスタンド席を含めて約4万人だったそうです。
10分ほど経つとステージ横のスクリーンにポールにまつわる写真やフィルムをアレンジした映像がBGMと共に下から流れ始めました。ちょうどスクリーンの目の前だったのでよく見えます。
予め決まっていた演出なのか時間調整のための場繫ぎなのか、これが30分近く続いたあと、ようやくドームの照明が次第に落ちて、
7:10 過ぎ、待ちに待ったポール・マッカートニーの登場です!
**お断り
会場内は録音・録画や高性能カメラでの撮影は禁止されていましたが、スマホでの写真撮影はOKだったのでiPhoneで撮りまくった写真の一部を載せます。手ブレやピントが合っていないのはご容赦下さい。
また、コンサートでの曲目リストや演出の内容を詳しく書いていますので、これから東京公演に行かれる方はネタバレ覚悟でお読み下さい。
ポールがステージに現れるやいなや、アリーナ席は総立ち。今日は最後までスタンディングのままになりそうです。ドームは一気に歓声と拍手に包まれました。
そして始まったコンサートの一曲目はなんとビートルズ時代の名曲
"MAGICAL MYSTERY TOUR" *
そして、最新アルバム「NEW」の中から
"SAVE US"
ここで最初のMCが入り、日本語で
「マイド、オオサカ!カエッテキタヨ!」
と話すと、会場は大ウケ。
ビートルズ時代の初期の作品
"CAN'T BY ME LOVE" *
の演奏が終わると
「サンキュウ!オオキニ!」
と大阪弁も交えるサービス。
そして、ウィングス時代のヒット曲
"JET" **
と続きます。
(曲名の後の*はビートルズ時代の曲、**はウィングス時代、無印はソロになってから最近までの曲です)
このあと
"LET ME ROLL IT" **
"PAPERBACK WRITER" *
"MY VALENTINE"
"1985" **
とギターを取っ替え引っ替えしながら、立て続けに演奏が続きます。いやあ、元気だわ!
"THE LONG AND WINDING ROAD" *
はピアノの弾き語りでの演奏です。独特の高音のファルセットボイスは健在でした。
さすがにこの辺りでは、椅子に座る人たちがちらほら。でも、大半の人は(私たちも含めて)立ちっぱなしです。
その後も
"MAY BE I'M AMAZED"
"I'VE JUST SEEN A FACE" *
"WE CAN WORK IT OUT" *
と演奏は続き、
"HOPE FOR THE FUTURE"
の演奏もありました。
そして次第にステージの一部が迫り上がり、アコースティックでのソロ演奏。
"ANOTHER DAY"
"AND I LOVE HER" *
"BLACKBIRD" *
"HERE TODAY"
もちろん最新アルバム「NEW」に収録された曲もあり
"NEW"
"QUEENIE EYE"
"LADY MADONNA" *
"ALL TOGETHER NOW" *
"LOVELY LITA" *
さすがにこのあたりになると、ポールの声が掠れ始めました。ガンバレ!ポール!
ドームの天井にレーザー光線を当てたイルミネーションの演出もありましたよ。
"ELEANOR RIGBY" *
"BEING FOR THE BENEFIT OF MR KITE" *
"SOMETHING" *
"OBLA DI OBBLA DA" *
とビートルズ時代のヒット曲が続きます。知らないうちに一緒に口ずさんでいましたね。
時折、英語のMCが入って横のスクリーンにこんな感じで日本語のテロップが出るのですが、これがまどろっこしいほどタイミングが遅く間延びしてしまいました。ポールはそんなに難しい英語を話していた訳でもないので、これは無くても良かったかも。
"BAND ON THE RUN" **
次第に会場は暑いくらいの熱気に包まれ
"BACK IN THE USSR" *
の演奏では、最近のコンサートではよくある炎が吹き上げる演出がありました。
ステージから距離のあった私のところでも結構熱気が吹き付けて来たので、ステージのポール達はさぞや熱かったと思います。
"LET IT BE" *
"LIVE AND LET DIE" **
と有名な曲が続き
"HEY JUDE" *
では、お決まりのDADADAの部分を観客と一緒にリフレイン。
「ジョシ、ウタッテ!」
「コンドハ、ダンシ!」
「サア、ミンナデ!」
と、最後は大盛り上がりでした。
メインステージはこれで一旦終わりでしたが、興奮して熱気に包まれた観客が許すはずがありません。
5分も経たないうちにポールはじめバンドメンバーがステージに現れ、アンコールが始まりました。
"DAY TRIPPER" *
"HI HI HI"
"I SAW HER STANDING THERE" *
と歌い終わって、お開きかなと思わせつつ、再びポールがステージに。
"YESTERDAY" *
"HELTER SKELTER" *
"GOLDEN SLUMBERS"~"CARRY THAT WEIGHT" ~"THE END" *
最後は紙吹雪の舞う中で、終了です。
アンコールも含めて全部で37曲、思っていた以上にビートルズ時代の曲をたくさん演奏してくれて、大満足です!(数えたら23曲もありました)
約2時間半の間ほとんど休憩なしで水も飲まずに演奏したポールの体力に驚かされます。確か今年で72歳だったはず。年齢的にこれが最後の来日公演かな、と思っていましたがこの分だとまだまだ頑張れそうな気がしました。
最初から最後までスタンディングのままでしたが、不思議とあまり疲れは感じませんでした。そして気持のいい汗をかいた後のビールの美味かったこと。
2日経った今でも頭の中でポールの演奏が鳴っています。