【元日の中日新聞 ノーベル賞の吉野彰先生へのインタビュー。

珠玉の言葉の数々。インタビュアーとして光栄な言葉を頂きました。】
 

今年は心痛む幕開けとなり、複雑な思いで過ごしています。

自身のできることで少しずつでも支援していけたらと思っています。

 

日常を過ごせることがどんなに尊いことなのかを改めて感じ、

精一杯、悔いなく生きていくことの大切さをかみしめています。

 

このような事情から少し投稿を控えておりましたが、元日の記事についてご報告です。

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■中日新聞、名城大学の全面広告記事で、ノーベル化学賞受賞の吉野彰先生にインタビューさせていただきました。吉野先生は、名城大学で2017年から教鞭をとられ、2019年にノーベル賞を受賞されています。いまなお、学生たちに熱い指導をなさっています。

 

お正月のこちらの記事では、予測困難なこれからの時代においてどんなことが必要なのか、大切なのかをたっぷりとお話いただきました。

お話は、「世界を変える準備はできたか?」というタイトルに象徴されるように、日本を代表する吉野先生の立場だからこその危機感と責任感、期待感のこもった貴重な内容となりました。(インタビュー内容の要約は後述)

インタビュー時間の1時間は、大変興味深く楽しく、本当にあっという間でした。科学技術の難しいお話もあるため、しっかりと準備をして臨みました。結果、吉野先生も饒舌に語っていただき、中日新聞の担当者からも、多大なるお褒めの言葉を頂きました。


 

「インタビュアーは色々いますが、やっぱり全然違いますね、先生の難しいお話にも、僕たちではできないくらいしっかり深堀りしていただけて、本当に素晴らしい内容のインタビューになりました。青山さんのインタビューでシリーズ化したいですね。」と。。。ありがとうございます。大変光栄です。

インタビューは大好きな仕事の一つ。こうして経験した1つ1つの「スキル」や「相手に対する心」を、引き続き学生や企業の皆様にお伝えし、私のビジョンである「社会のコミュニケーション・ウエルネスの実現」に力を注いでいきます。今年もどうぞよろしくお願いします。

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≪吉野先生の記事 青山の要約&抜粋≫

(新聞ある方はぜひ読んでくださいね。)
 

2024年は、新しい技術革新が起きる革命前夜のような年で、ここで日本がどのように世界の課題解決に貢献できるかが重要。科学技術の進歩により、人々の暮らしは豊かになりましたが、同時に負の遺産も生み出しました。しかし、それを解決するのもまた科学の力で、それは実現可能だと考えていると吉野先生はおっしゃいます。

「世界を変える準備はできたか?」とのタイトル。そのためには研究開発が重要。学生たちには研究を通して、社会への「対応力」がつくよう指導されています。また研究には失敗がつきものですが、原因を追究し、壁を乗り越えていく経験を積み重ねれば積み重ねるほど、対応力もついていくと。日本もビックテックのような企業を生み出さなくては面白くありません、とも。。。
 

■最後は若者へのメッセージ。

(少し重複するところもありますが、抜粋)
 

「世界はこれからどんどん変わっていきますが、若い人には大きなチャンスだと思います。学生をはじめ、これからの未来をつくる若者には積極的にチャレンジしてほしいと伝えたいです。ベンチャーから世界企業に成長したビックテックと肩を並べる企業を日本から一つくらい出さないと面白くありません。

研究に限らず、人生には「壁」というものを何度も経験します。そこから自分の道を見つけ出すには、悩むなら徹底的に悩む。もうこれ以上悩みようがないくらいまで悩む。答えが出てこないのであれば諦める。その瞬間に見えてくるものが多いのです。ランナーズハイのような「もうダメかもしれない!」と思った瞬間に楽になる、あの感覚に似ている。

ここ数年は、世界が一斉に動き出すターニングポイントになるでしょう。2024年は大きく飛躍できる準備が整ったかを問われる非常に重要な年です。変化にうまく対応できるのか、乗り遅れてしまうのか、探求心を持ちながら、失敗を恐れずに一歩を踏み出し、ぜひ大きな成功を掴みとってください。」