国語学者に軽くあしらわれた雑木林、

でも、いたるところに雑木林愛はあふれている。

 

試みにネットで「雑木林愛好会」を検索してみたら、

「NPO法人北本雑木林の会」がヒットした。

 

埼玉県北本市なら、若かりし時代の2年間暮らした街だからそれなり地の利はある。

よちよち歩き、可愛いさかりの長男と二人であちこち歩きまわった懐かしい街、

高崎線上野駅から45分、都心に出かけるに便利な街で、街自体は静かで長閑。

ただ、畑は広がっていたけれど、雑木林のイメージはほとんどなかった、かな。

 

北本雑木林の会によれば、市南部に10ヶ所近くの雑木林が点在しているんだそう。

市民の癒しのスポットになっていて、

高崎線沿線で車窓に雑木林が広がる街はここしかないという。

 

雑木林のキーワードの一つは「癒し」かも知れない。

 

そういえば、平林寺の雑木林の解説板にも、「安らぎを与える聖域」と書かれている。

 

 

 

平林寺の看板では、もう二つ注目したいキーワードがある。

 

ひとつめ、自然とともにあった先人が、

「落葉を有機肥料に役立たせ、伐採した樹木を薪炭にも利用した知恵」。

ふたつめ、樹林をおよそ20周年期で伐採し、芽の出た若木を育てて

 「雑木林を持続的に保存」 すること。

 

北本雑木林の会も、

「指定管理者あるいは協定管理者として伐採更新・清掃・下草刈り等の維持管理」

を行っているのだそう。

 

雑木林とは自然任せの樹林でなく、人の手の入った林なのだ。

そして、管理、利用されるおかげで、特定の強者の独占を許さないから

生物の多様性が維持されやすいという。

 

改めて平林寺の看板を見れば、雑木林にやってくる生き物たちの紹介もしている。

東京都国分寺市の武蔵国分寺公園も、

雑木林を誇り、小さな植物たち、集まってくる生き物たちを愛でている。

 

 

 

雑木林は奥が深い。