と思ったこと数知れず。
そう、これ私のことです。
何をやっても鈍臭くて、できるようになるまで人の倍…いえもっと、うーんと100倍くらい時間がかかる。
例えば、譜読み。
新しい曲に出会ってもメロディが身体に染みつくまで計り知れない程時間がかかるんです。
他の人は私にとったら一瞬で身体に入れていくように見えました。
だから毎日、毎日メロディを染み込ませる為の時間が必要だったんです。
発声についてもそう。
1つクリアしたと思ったら、また分厚い壁にぶち当たって迷走しちゃう。
あぁ"ー、ほんまに不器用
こんなに不器用すぎる声楽家、どうやって生きていけばいいのか途方に暮れてたんですね。
そんな時、ひょんな事から声楽のレッスンをすることになって…暫くすると
あれ?!
もしかして私、レッスンするの向いてる?!
って思い始めたんです。
だって、
生徒さんが悩んでいたり、課題となっていることのほとんどが自分が通ってきた道だから!
これって教える側の立場になるとこの上なく有利なことじゃないですか?!
昔アルバイトをしていた時に、天才肌の方がいらっしゃって周りの人達がその方の達人ぶりについていけなくてヒーヒーなってたんですね。
するとその方はポロッと仰ったんです。
「なんで皆できないの?
私にはできない意味が分からない。」
って。
これ嫌味でも何でもなくって、その方の心の底から出てきた言葉だと思うんです。
そう、
はじめからできる事って、何がどうなってできてるのか自分で分からない事が多いんです。
その点私は、皆さんの出来ない歯痒さ・もどかしさ・悔しさの気持ちも分かるし、どうしたら解決の道に軌道修正できるのかも分かるんですね。
これがハッキリと自覚できたことで
不器用な自分をはじめて認められたような気がします。
そして現在、かれこれ100人以上の方をレッスンしてきてきて私より不器用な人をほとんど見かけたことがない!
歌い手としての不器用さは努力を重ねて重ねて重ねまくることでカバーするしかないので、というかそれでここまで何とかやってきています
それよりも
超絶不器用な声楽家でも皆さんの役に立つことができる!
私が皆さんにできる事ってこれしかないので、
私を先生として選んで下さった生徒さん達には自分の持ってるもの全てをお伝えする勢いでレッスンしています。
かじや声楽教室に関わってくれている皆さんには、感謝の想いがいっぱい過ぎて溢れて出してしまいそう
明日からもどうぞ宜しくお願いしますね。
ソプラノかじやなみこ
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