まずは、ELLEさま、GUCCIさま感謝!
公開されているものを拝見しての範囲ではありますが、何と密度が濃いお仕事なのだろうかと思いました。
羽生選手を中心に見たり聴いたりすることをお許し頂けるなら、
スケートのみならず、陸の上でのお仕事も、情報量が多くて濃密で、
非常に豊かな世界が広がっているようです。
一回見たり聴いたりするだけではもったいない!
いろいろな味わい方ができますね。
特に印象深かったのが、羽生選手の眼です。
眼に光をどのように入れるか?あるいは、入れないのか?と、
このお仕事に携わる皆様が、計算し尽くしていらっしゃる!!と感じました。
どのようにすると格好良く見えるというアドバイスを頂いた上で、衣装「たち」と対話するのか…
これこそ、フィギュアスケートで培われたものなのだろうな…
音の表現やプログラム世界の表現として衣装がどのようなフォルムを描くのかに注目するのが、羽生選手の演技を見る時の楽しみの一つなのですが、
それが、逆に、衣装をどのように見せるかという仕事につながるわけですね。
でも、ありがたいのは、
服や靴やトロリーを見せるためのモデルとしてだけではなく、
「羽生結弦選手」も、存分に見るがよい!!!
という気合が、ひしひしと感じられるところ。
わーい。
あっ、靴にブレードがなくても格好良いですね♪
(何を言っているのでしょうか…)
などなど、見たり聴いたりするたびに、様々なことを考えさせられます。
さて、羽生選手が関わるお仕事について、作品そのものも素敵だと思うのですが、
「どのようにその作品に取り組んだか」を示してくれるのも大好きです。
それはもちろん、ファンなどに知らせても差し支えのない程度のバックステージだということは分かっています。
企業秘密的な事項を詮索するつもりはありませんし、人の目に触れることを前提に制作されたバックステージであるということも理解しています。
だが、それがいい!
バックステージというステージ、いいじゃないですか!
ところで、お話がそれますが、GIFT再配信ーーー!!!
Disney+様にも感謝!
今回、羽生選手による解説があるんですよね?
作品そのものをまた見られることにも感謝ですが、
「見る者が、GIFTを、それぞれどのように受け取ったか」と「制作総指揮が何を思っていたか」の対話を可能にしてくれるということですよね!?
「羽生選手の意図はそうだったのか…」と解釈が変わったり、
「いや、いくら総指揮官の言うことであっても、私が受け取ったものは変わらない」とか、いろいろありそうで楽しみです。
ELLEさまGUCCIさまのお仕事に、お話を戻します。
別の意味で、羽生選手がバックステージを見せてくれたと感じたことがありました。
スケート靴も五本指靴下も履いてない。
ジャンプの着氷の時に、体重の何倍もの力に耐える足。
もちろん、アスリートにとって、身体全体がとても大切だと思いますが、羽生選手を文字通り支えて、一緒に歩んできた足だなあ…と思いました。
陸上でのお仕事でも、羽生選手を跳ばせる足。
なんか涙出てきた。