お話を始める前に…

近頃、フィギュアスケート競技について記していませんが、

競技から自分が受け取ったものを忘れてしまおうというわけではないのです。

 

何度か記しましたが、

高難度の技や、必ず実施すべきと規定されている技が、豊かな音の表現になっているのではないか?それらが、プログラム世界でも重要な役割を果たしているのでは?

…と考えること。

特に、人間の声が、フィギュアスケートによってどのように描かれていると思われるか。

 

このような視点で見ることの喜びを教えてくれた、メーガン&エリックに感謝します。

そして、今もなお、音が氷上でどのように表現されているかを存分に味わわせてくれる羽生結弦選手、本当にありがとう。

 

 

♪今回もここが好き

 

「願い その答えは見えない」のところ!

幕張の時も大好きでしたが、宮城の方でよく見てみたいと思います♪

 

内面に秘めた思いがあることを踏まえた上で、それを少し解放するかのようなホップ。

そう感じたのは、「願い」の『い』で、離氷のように見えたのと、

(サルコウのように踏み切って、左足で着氷…?すみません、これ、何と呼べば良いのでしょうか?)

身体全体のフォルムが、そのような感じだったので…

 

「願い」の『い」が続くところ、右足に替えてバックアウトツイズル。

胸の前で両手を取り合っているように見えたのですが…

(きっと願っているのだろうなあ…と思ったのですが、違うかも?)

 

回転や上半身の動きは、パーカッション(打ち込み?)と、コーラスの音を描いているのかな。とても心地良いです。

 

そして、作品中の主人公としては、「君」への思いが成就することを夢見ながら逡巡する心を描いているのかな…と思いました。

ホップと同じ方向に回転しながら、滑らかに移動します。

フォアインのような積極的なイメージ(?)は感じられませんが、スピンの「一か所に留まって動かない」という感じも、しない気がしました。

微かな希望。純粋な思い。

でも勢いよく踏み出せるかと言えばそうじゃない…みたいな心情だったりします?

 

そして!

ツイズルの出が格好良すぎる!

 

歌詞の「その」で、さらにぐいっとRBO 。腕の開き方がお洒落!

美しくて切ない…

 

「答えは」の『こた』で、左トウを突きます。

つまり、子音が破裂音のところで(sono kotaewa)、トウを突いているのだと思います。

(いつもながら発音記号が分からないので、歌詞をローマ字表記しました。もっと適切に書けるといいな…と毎度毎度思うのですが。)

 

発音と動きのイメージがベストマッチだよ!

それから、その間に、右足を微かに浮かせているように見えるのですが(シャッセ??)、

おかげで、「答え」の『え』で右足がきちんと氷に乗るのが印象づけられますね。

スケートで歌ってる。演奏している。

 

 

 

ほかにも、以下のようにお話ししたいことがいろいろあるのですが…

 

♪宮城の映像では、二回目の「俺の行く末密かに暗示する人Honey!」の後に、縛られたかのような両手をほどいて前進するところが見やすくて良かったです!

 

♪ラップパートへの移行が、幕張とは別のカッコよさがある!

 

♪放送の「画的な面」でも、素敵なコラボになっている!

 

♪終盤のISSAさんパートとKIMIさんパートが互いに高め合うかのシーンが、さらにカッコよくなってる!

 

♪「この運命手繰り寄せ~」のRFIピボットとLBIピボットが、超弩級に進化してる!何だよこれ、けしからん!!

 

♪ラストシーンの照明の落とし方、宮城も好きだなあ…別の方向から心に刺さる…

 

♪徹底的に、見る者の魂を揺すぶりに来たな!

 

♪衣装の裾の翻り方が素敵!あるいは、翻らないように留意していると思われるところも素敵!

 

♪ヘアセットも衣装の一部ですよね。身体のどのような動きを反映させることを意図して髪型を決めたのか、妄想しませんか!?

 

♪何度も言いますが、黒いブレードは、技術の確かさを保証するものであると同時に、素晴らしい衣装なのだなあ…

 

 

書きたいことがまだまだあるのですが、ここで投稿しますね。

(まだあるのかい…)

 

羽生選手が、足元で、そして全身で歌っている(演奏している)のを見るのが、本当に大好きです。

 

FaOI新潟公演の成功をお祈りしています!