内村航平さんの動きが、音と調和していて素敵だった!
…ということを、「コンパラ」のお話を始めた頃に記しました。
(略称は「コンパラ」でいいのでしょうか?それとも「コンクエ」?)
そして、もちろん、コラボしたのは羽生結弦だーーー!!!
そうすると、すべきことは、ただ一つ!
永遠のライトファンなりに、音がどのように表現されているのかを味わうこと!
そして、音の表現を通して、2人が作品全体で何を伝えようとしているのかを考えること!
…とは思うのですが、
『1492:Conquest of Paradise 』、見たことないんですよ…
ヴァンゲリスを初めとする制作側の人々が、どのような意図でこの曲を作ったのか、よく分かりません…
♪ 人の歌声があるところ(ハミング含む)→15世紀スペインの趣かしら!?
♪ インストゥルメンタルパート → ああ、ヴァンゲリスですねえ…
という適当なイメージしかないのですが、お付き合い頂けたら嬉しいです。
さて、前回の続きです♪
羽生選手が滑り出すところから、人の歌声(ハミング)が入ります。
エッジの切り替えでリズムを取っているところも素敵なのですが、
人の声が途切れたところで「チャッチャッ」とスリップステップが入るのも、印象的で格好良かったです!
羽生選手のプログラムであまり見ない気がしたのですが、どうでしょう?
※ 本当に適当なことを言いますので、しばらくの間、読み飛ばして頂いて大丈夫です!
スリップステップと言えば、
パソドブレ(パターンダンス)、チャチャコンゲラード、シルヴァーサンバを思い出すのですが…
コロンブス! → スパニッシュやラテン! → スリップステップでリズムを表現♪
…ということだったりします?
そういえば、最初の羽生選手パート(音楽が、人々の声が歩みを進めて迫ってくるような感じで、ピアノやシンセサイザーの音無しのところ)、
動きがスパニッシュ的な感じに見えるかも…??
うわー、適当なことを言っていますね!
「動きがスパニッシュ的な感じ」って、
一口に「スパニッシュ」と言っても、いろいろあるでしょうにね…
それはさておき、二回繰り返される以下の動きが素敵で、何度も見ました!
右足チェンジエッジ × 左足を置いてスリップステップ × 姿勢を低くしてRBO(左足も氷に着いているように見えますが、滑走は右足の方がメインなのかな?)
このセットが繰り返されるのが、印象に残りました。
おかわりありがとうございます!美味しく頂きました!
それから、上の動きが1セット目から2セット目に移行する時も、ものすごく美しいです!!
大きな弧を描いている左足が右足の後ろでクロス、両足のエッジが何とも豊かな風情で、これまでとは反対側に倒れます。
そして…
「内村さんとのコラボ」ということに対してずっと意識が向いていて、これまで気付かなかったのですが、
羽生選手が地に向き合ったり空を仰いだりしているのは、Conquest of Paradiseでも同じだったのかな…と思いました。
上に記した大好きなシーンを何度も見て、やっと気付きました。
エッジの切り替えでリズムを取ることは、ほかのプログラムでもあったと思いますが、こんなに下を見ていたこと、あったかな…
スリップステップは、身体を直立させて行うものだと理解していました。
いや、直立どころじゃない。大きく天を仰いでいます。
その後のムーヴメントは、まるで地に思いを捧げているかのようです…
客席やカメラの向こうを見据えているところは、もちろんあるのですが、
特に、内村さん登場前の羽生選手パートでは、観客や視聴者以外の方を多く見ている…?と感じました。
このプログラムは、「希望」だけではなく、「祈り」だったんだ。
本当に、今更ながら、そう感じました。