プロローグとGIFTを見て、しみじみと感じ入ることは、

ここにある燈体全てが、羽生選手のために設置されたのだなあ…ということ。

配線の一本一本まで、羽生選手のショー全体やプログラム世界をよりよく伝えるために存在しているわけです。

もちろん、音響や様々な効果のものだって、そうです。

何と贅沢なことでしょう…

(何目線なんだ私。)

 

 

さて、GIFTのLMEYなのですが…

初めてギターの音が入るところ、

つまり、みんな大好き!LFOでギュイーン!のところ!

綺麗な氷の上に、このトレースが描かれるのが、何と美しいことでしょうか!

競技の時も素敵でしたが、

華やかでどこか温かみのある光の色にこのトレースが染まるのが、とても印象的でした。

これも、たいへん贅沢なことですね…幸せです。

 

GIFT冒頭の火の鳥も、LMEYも、

「まっさらな氷に描かれたトレースをどのように見せるか」

ということも、演出プランの中で重要な点だったのでは…?と想像しています。

 

 

ところで、先に挙げた「LFOでギュイーン!」のところを含めて、

LMEY全体の羽生選手のフリーレッグが、非常に格好良くなっていて驚きました。

いや、決して、競技の時が格好悪かったという意味ではないですよ!

身体全体の動きを、「ロックスター」としての振る舞いへと、完全に振り切ったように見えたのです!!

それが最も顕著だと思われたのが、フリーレッグだったのでした。

 

(GIFTの配信を見た時のメモ書きに、「フリーレッグがロックスター風味」「フリーレッグ素敵」「フリーレッグ!!!」などと、自分でも後で呆れるくらいに、何回も書いていました…)

 

動きをロックスター方向へ振り切ったみたい…といえば、手・指もそうだと思います。

(メモ書きには、「Now Scream あたりの指の開き方がけしからん」とあります!)

 

スーッとした動きや空気の作り方で、見る者の視線をとらえて離さない。

 

「全人類、聞いてー!」と「いいから俺を見ろ」が同居しているのがGIFTのLMEYのように感じられるのですが、

「いいから俺を見ろ」を思わせる成分は、おそらく、このあたりにあるのでは…?

などと思いました!

 

そして、これを、温かな金色の空気の中でやるわけです!

(素人考えですが、氷だけではなく、空気もライティングで彩色していると思います!?)

配線の一本一本までもが、愛おしく感じられました。

 

 

(まだ続きます!)