GIFTの配信中にメモ書きしたことを記している途中ですが、少しだけ別のことを書かせて下さい。
りくりゅうFSの使用曲「Atlas:Two」から考えたこと。
決して、選手の皆さんにこの歌の内容がそっくり当てはまるというつもりではありませんが、
フィギュアスケートの世界が、選手それぞれが自身のことを大事にできるものだといいな…と思いました。
トップ選手は、きっと、フィギュアスケートのために全てを捧げても良いという覚悟で取り組んでいるのだろうと思います。
そのような覚悟があるからこそ、高い水準で戦えるのかもしれません。
でも、自分のことも大切にしてほしい。
いや、選手個人の問題に収斂させるのではなく、
スポーツ全体が、そのようなことが可能な状況になることを望みます。
キャシー先生やクリスが、怪我はアスリートにつきものだから何とかやって行くしかない、の意の言葉をブログに記していたのが思い出されます。
厳しい状況でも自己やパートナーを奮い立たせたり、ファンに心配を掛けないための配慮だったり、という心によるものかと思います。
他の選手からも、そのような言葉がしばしば聞かれますが、
そうせざるを得ない状況を作っている立場の人の方は、
選手に甘えすぎていないだろうか?と思うのです。
ワールド、JSOI、WTTに全て出場・出演していた選手やチーム。
先の4CC。
厳しい状況でよく戦い抜いたと思います。
しかし、それを、選手・チームへの称賛だけで終わらせて良いのでしょうか…?
シングルの選手にも、もちろん大変な苦労があったと思いますが、
カテゴリーの特性上、より危険が生じやすいカップル競技の選手・チームも、本当に心配でした。
調整を、選手・チームや指導陣に任せるのみのように見えてしまいました。
調整が大変といっても、リム・クァンは、有り得る範囲だと思いました。
(ジュニアワールドの後、RDを、完全にシニア課題に作り替え。FDもシニアの規定に合うように変更。)
大変だろうけれど頑張れ!と素直に思えました。
なぜなら、WTTでシニアの試合を経験することは、ハナさんとイェさんの今後につながると思われるからです。
もちろん、心身に問題がなければ…ですが。
一方、先に挙げた状況でWTTに出場した選手・チームの健康面が、非常に気に懸かります。
今後につながるのだろうか…?と思ってしまいます。
それぞれの試合やショーには意義がある、ということは理解しています。
しかし、それならば、アスリートがより良く活動できる形にはできないものか?
そろそろ、様々な問題を、選手・チーム個人のこととして済ませるの、終わりにしませんか…
選手・チームがフィギュアスケートを愛するだけではなく、
フィギュアスケートを行う場からも愛されていると感じられる状態だと、ファンとしては嬉しいのですが…
それから、フィギュアスケートを取り巻く状況と、愛好家との間に、健康的な関係を築けるとありがたいです。