GIFTのLet Me Entertain You が最高に幸せだったお話をしたくてたまらないのですが、

その前に、もう一つこんなお話をさせて下さい。

 

相変わらずお馬鹿な感想ばかり書いているブログですが、

せっかくの「アイスストーリー」でしょ?

「物語」について、何か思うところはないの?全然書いてないよね?

…と我ながら思います。

 

感じるところが無いから記さないんじゃなくて、

凄いものを受け取って、どのように言葉にすればよいのか、1週間経っても分からないのです。

特に第二部が。

 

「提示されたものが、ストーリーの中でどのような位置にあると思われるか?」という視点でしか書けませんが、よろしければお付き合い下さい…

普段あまり書かないことを記すかもしれません。

 

※ 第二部は、平昌オリンピックの後を描いているととらえています。

※「アスリート本人」と「作品中の人物」とを別のものとして受け取るのが好きです。

 

 

Let's Go Crazy

からの、Let Me Entertain You

(からの、モノローグ「楽しい…」)

「GIFT その5」で記しましたが、物語の面では、

「特別なんかじゃない」に通じるのかな…と思いました。

人々の前に立つ聖職者やロックスターも1人の人間。

 

 

ゲーム世界的モノローグ

このシーン、大好きです!

ELEVENPLAYさんに対して

「人間ならではの演出を加えて下さいました〜」と羽生選手が言っていましたが、

個人的には、特にここが素晴らしかったと思います!

自分は生身の人間なのに、まるでゲーム世界のキャラクター化していることに気付く。

同時に、それに気付いていない自分もいる。

いや、気付いていないふりをしているのかも。

ダンスそのものも素敵でしたが、白い衣装とサングラスも、そのようなことを示している気がしました。

 

音楽も、ライゾマさんを初めとする視覚的効果も、ゾクゾクさせられました。

古典的なゲームのイメージなのは、

現在のゲームの多様化した様子を削ぎ落として、

誰もが持っている「そもそもゲーム世界とは?」を共有する意図があるのかもしれませんね?

プログラム言語(かな?)がスクリーンに映っているのも、印象深かったです。

誰かが入力しているみたいに見えました。

 

ところで、数字が地上から空に上っていくような映像がスクリーンに映っていました。

ゲーム世界ならば「0」と「1」かしら…と思ってしまいましたが、

いろいろな数字でしたね。

かつては数字と自分との間に信頼関係があったけれど、

今は、数字が自分の知らない所に行ってしまった…という情景を想像しました。

まるで花びらが風に巻き上げられて、空を舞っているかのようでした。

 

そして、前にも書きましたが、大事なことなので2回言います!

羽生選手の語りが超絶に巧い!

 

それから、言葉の選択がすごい!

ゲーム音声の方の台詞が、何というか、全然論理的じゃなくて物凄く説得力がありました。

人間の心が追い詰められて行く…

 

 

そして、このような形で自己の半生を表現するのは、

羽生選手本人は、とても苦しかったと思います。

文字で言葉を綴るだけでも、心身のエネルギーを使い果たしてしまいそう。

さらに、声という形で表現する。

文字をそのまま読み上げるのではなく、「アイスストーリー」として観客に届くように。

 

 

ありがとう。

こっちも本気で見ます。

 

(いや、大したことは書けないのですが…)

 

 

阿修羅ちゃん

モノローグで、スクリーンに数字が舞い上がって去っていくような映像がありましたが…

次のプログラムが、

どれほど技術的に優れていても、競技では点数にならないもの、なんですね。

(阿修羅ちゃんというプログラムそのものについては、後日書けるといいな…と思います)

 

「物語」としては、

作品中の人物の方からも、数字に対して別れを告げようと思ったのかな…

 

 

(長くなりますので、ここで一旦投稿しますね。配信終了までに書けるのでしょうか…)