第二部がとても心に刺さったお話です!

(あっ、決して、第一部が刺さらなかったわけではないですよ!)

 

当方、羽生選手のロックナンバー愛好家の端くれなのですが、

GIFTではロック(ブルース)やらないだろうな…と思っていたのです。

「絵本を鑑賞するように」見てほしいとの事前情報から考えるに、

絵本とロック(ブルース)って、相性悪そう…と思ってしまったのでした。

 

だがしかし!

 

ジャーン!

Dearly beloved!

我々は、この困難なもの、人生というものを生き抜くために、ここに集まったのです!!

 

うわー、そう来たか!

GIFTスペシャルバンドの皆様、素晴らしい演奏をありがとうございます!

第二部、つまり、さらに新しい物語の始まりに相応しい音楽です!

 

 

競技や他のショーの時にはあまり気にしていなかった、以下の部分の歌詞が、今回、心に留まりました。

 

困難な人生を自力で生き抜かなければならない。

 

(でも)少なくとも友達はいるでしょ?

 

 

 

曲のコンビネーションスピンあたりで(どこだ!)、羽生選手登場。

 

ああ、次のプログラムはあれなのですね…

 

Take me away!ジャンッ!と、ロックスターの準備完了。涙出そう。

 

 

羽生選手、2020-21シーズン、競技に出てくれてありがとう。

どれほどの苦しみがあったのか計り知れません。そんな中、このプログラムを本当にありがとう。たくさんの大切なものを頂きました。

 

映っている観客席を見て、とても嬉しくなりました。皆様のお顔は見えないけれど、光の様子から、楽しんでいらっしゃるのがよく分かりました。

このような35000人の方々とともに Let Me Entertain You を滑れて良かった!

何人もの演奏者の方々の息遣いを感じられるような場で滑れて、本当に良かった…

楽しくて嬉しくて泣けてくる。

幸せを感じて涙が出るのは、2020全日本と同じでした。

 

今回は、徹底的に観客とのコネクトを追求した振付になっていると思いました。

詳しくは後日また書けるといいな…と思うのですが、

とにかく、羽生選手も観客席の方々も、本当に良かった…と感慨深い気持ちになりました。

 

いったい何目線なのだろうと我ながら思うのですが、とても嬉しかった。

 

 

その後、ちょっとレトロなゲーム音楽、懐かしいテレビ画面、Windows95以前のパソコンかしら?

照明も古き良きポップ感。

ELEVENPLAYの方々、ダンスも衣装も素敵ですね。

 

そして羽生選手の声。

言い方が変わっていく「楽しい」。

「楽しい」と自分に言い聞かせるかのような文。

Let Me「 Entertain 」You の後に、楽しげなゲーム的空間の中で、突きつけられた様々な「楽しい」という言葉たち。

 

ゾクッとしました。

 

 

構成が巧みだなあと思いました。羽生選手?MIKIKO先生かしら?

羽生選手の語りが超絶に巧いです!!個人的には、GIFT全体の中で、ここが最高に巧いと思いました!

 

そして、素人目にも「巧みだ」と感じられる次元まで自身の内面を具現化するのは、羽生選手、苦しかったんじゃないかな…と思いました。