河北新報社様!
仙台市長杯の動画「羽生結弦さんサプライズで登場」を、本当にありがとうございます!
出場選手やご関係の方々に対する演技とメッセージをシェアして頂けるなんて、嬉しいですね♪
さて、「大会に関わる方々へのご挨拶」という羽生選手の趣旨とは、ちょっと違った感想を書いてしまうと思いますが・・・
これがプロアスリートの世界なんだ、と心にスッと入ってきた映像でした。
このような場で・・・
↓
羽生選手が育ったリンク。
平昌オリンピックの凱旋パレードの余剰金を寄付。そこから生まれた仙台市長杯。
こんなことをした・・・
↓
出場選手や関係者の方々への挨拶を、
競技者時代よりも構成を上げたプログラムによって行う!
スピーチは、出場者の多くが若いスケーターであることを踏まえた言葉選びや話し方!
もちろん、大人クラスの方や保護者の方などにも好印象だったことでしょう。
おそらく、ご覧になる方のそれぞれの心に浮かぶものが、
とても沢山あったり、重みを持つものだったりするのではないかと思いました。
そのような非常に濃密な時間を与えてくれた後、柔らかな物腰でスーッと姿を消して行きました。
これがプロアスリート羽生結弦なんだ!
と、勝手に納得してしまいました。
実質上の「羽生結弦杯」に内緒でやって来て、
この場で磨いた、そして今も磨き続けている技術によってメッセージを送り、
経験に基づく言葉を優しく届ける・・・
この時期を選んで設立された大会であることや、
競技プロの演技の後にすぐにスピーチが出来ること(!)
など、いろいろな面で、プロになったからこそ可能になったのかな?とも思いました。
ところで、プロになったからこそ可能といえば、「パリの散歩道」のコンビネーションジャンプ。
個人的には、音との調和の面で、3A3Tの方がより好きかも・・・と思いました。
もちろん、3Lz3Tの時も大好きでしたよ!
以前記したことがあるのですが、
曲が変わった後のリズムや曲調を象徴しているようで、素敵だと思います!
グワっと滑ってきて、ドリャッとトウを突いて、跳び上がって、回転〜〜〜♪
(語彙力・・・)
ルッツで始まるトウジャンプの2連続は、まるで氷上で陽気にスキップをしているかのようで(語彙力・・・)、一曲目との音の違いが味わえていいな〜♪
でも、3A3Tもいいですね!
「羽生結弦です!」
「プロとして、アマチュアよりも高みを目指したいので、構成上げました!」
という名刺のようなものを感じるのはもちろん、
ギターの音との親和性が、たいへん心地良く感じられます。
もちろん、1stがルッツだった時にも、ギターの音と調和していたと思うのですが、
アクセルの、自らの足で駆け出すかのように前向きに飛び立つ様子が、
より「全身で演奏している!」という感じがすると思うのです。
音の、1stと2ndにあたる部分どうしの違いも、
アクセルとトウループの組み合わせの方が、伝わりやすいかもしれません。
いろいろと適当なことを書いてしまいましたが、
プロになったこと、構成を上げること、スケートで音を奏でること、
全部つながっているのだなあと感じました。
2012-13-14シーズン、このプログラムがどんどん進化して行くのを見るのが、とても楽しかったです。
そして、今も、その楽しさを与えてくれました!
3A3T以外にも、進化を感じさせるところがいろいろあると思います。
全体的に、どの瞬間を切り取っても、
羽生選手やプログラム中の主人公が、氷上の世界をコントロールしていると感じられました。
これをサプライズで行った羽生選手と周囲の方々に頭が下がります。