以前、羽生結弦さんが医療従事者の方々へ寄せたメッセージを読んで、

「音読されることを想定しているのかな・・・?」という感想を、このブログに記したことがあります。

 

さまざまな事情によって文字を読むことが難しい方々や、まだ文字を読めない子供たちなどが、

身近な人に読んでもらって、

心にスッと届くような言葉の選択だなあ・・・と感じられたのです。

 

 

序奏とロンド・カプリチオーソは、その逆なのかもしれません。

 

羽生さんの演技は、音が見えます。

序奏とロンド・カプリチオーソは、その最高峰の一つだと思います。

音を聞くことに困難がある方々にも、音楽を届けることができるかもしれないと思いました。

 

羽生さんが出演するコーナーの趣旨とは異なるかもしれませんが、

やはり、羽生さんならではの演技で、人に寄り添うのだなあ・・・と感じました。

 

もしも「このプログラムの音の表現、どの部分が素晴らしいと思う?」と聞かれたら、

「全部」としか答えられません。

部分なんて無い。

最初から最後まで音楽が見えます。