「羽生結弦さん」と書くの、まだ慣れません。

フィールドは違っても、今後もアスリートとして高みを目指すのですから、「羽生選手」でいいのかな?

いや、競技者ではなくなる事務手続きが終わったのですから、「選手」と呼んではいけないのかな・・・?

今までと同じ記し方だと、新しいステージ感が薄くなってしまうので、やはり、呼び方を変える方が良いのでしょうか。

 

このように悩んだのは初めてです。

 

このブログでは、日本のスケーターに対しては、現役中は「選手」、引退後は「さん」と呼ぶことが多いです。

そのように書くことに、特に疑問を抱いたことはありませんでした。

 

でも、疑問を抱くべきだったのか!?

 

「引退」って何?

「現役」とは何か?

私が持っているイメージでいいのだろうか??

 

 

おそらく、多くの方が、先日の会見の後、

「アマチュア」と「プロ」についてのご自身のとらえ方を、一度立ち止まってお考えになったのでは・・・?と思います。

 

 

これが「プロアスリート羽生結弦」の最初の仕事だったのでしょうね。

既存の概念に風穴を開けること!!

 

 

 

お話はそれますが・・・

私、羽生さんのロックナンバーが特に好きです。

(パリの散歩道はロック寄りのブルースと勝手に解釈しているのですが、ロックナンバーに入れちゃえ!?)

 

これまでに何度も記したのですが、

羽生さんが足元で、そして全身でギターを演奏しているのが大好きです。

シングルでもヴォーカル曲が競技で使用可能になって、羽生さんがスケーティングで歌っているのを試合でも見ることができました。幸せでした。

 

 

羽生さんのロックナンバーが好きだということは、

「既成の物事に挑む曲を表現する羽生さんが好きだ」ということなのかもしれません。

 

 

 

ところで、私の記憶の限りなのですが、

シニアに上がったシーズン、メディアを通して羽生さんに触れる機会が増えたと思いますが、

当時は、テレビ放送のテロップや新聞記事に振り仮名がついていたと思うんです。

 

一度振り仮名を見れば、納得の読み方です。(表記も)

なんと美しい名前!

 

でも、事前情報なしで正しく読むのは難しいかもしれませんね。初見で「はにゅう」と「づ」の両方をクリアするのは厳しいかも。

 

 

 

いつの間にか、振り仮名が消えました。

 

これって凄いことですよね。

説明無しでも、多くの視聴者や読者が読めると判断されたわけです。

「誰もが知る、まさにこの人」という位置づけになりました。

 

 

さて、羽生さんを今後も応援したいという意思表示をしている企業、いろいろありますね。

ANAさんは「引き続き」「サポート」という文言です。(ツイッター)

 

羽生さんの、既存の概念に喧嘩を売る活動(?)を支援する契約を、新たに結んだということ・・・?

このご時世に、「まさに、この人だから、企業にとってサポートする価値がある」と判断された・・・

 

ワクワクしてきたぞ!!

 

 

 

正直なところ、競技から離れる手続きが終了したことは、寂しいです。

やっぱり少し胸が痛い。

 

でも、今後、どのように羽ばたいて行くのか、どこまで飛んで行くのか、とても楽しみです。

 

これまでも、皆が当たり前だと思っていたことを覆してきたと思いますが、

これからも、「当たり前」を疑わせて下さい!