☆前回の記事にツイズルのことを記しましたが、そこから、衣装について少しお話を続けてみますね

 

ツイズルといえば、アイスダンスならば、衣装の動きが描くフォルムを愛でるための、非常に重要なエレメンツですが(違)、

男子シングルの選手が、アンナちゃんのマジカルスカート的な趣の、見事な裾の翻りを見せてくれて、眼福でした♪

(カペラノ来てくれてありがたい!パパシゼも!ナザニキも!!)

 

 

さて、以前、「天と地と」について、このブログに感想を書いた時、こんなことを言っていました。

 

羽生選手の多彩なターンやステップ、そして、それらの足元の動きから生じる全身の動き。

その繊細さ、あるいは豊かさ。

これが羽生選手の「和プロ」なのだと思います。

 

日本に吹く四季折々の風を感じさせるのです。

自然の風景や、日本の風土に根ざした人間の心情も、想像することができます。

 

衣装の裾や袖の翻り方にも、いろいろな種類があります。

衣装がどのように揺れるかだけに注目しても、非常に興味深く見ることができるプログラムだと思います。

身体全体の細かな動きが反映されているからです。

 

だいたい、こんな感じのことを記していたのですが・・・

 

レゾンにも、同じようなことが言えると思うのです。

( FaOI 楽日のノートルダム・ド・パリにも。)

 

もちろん、この2つのプログラムは「和プロ」とは言えないと思いますが、

羽生選手が伝えたかったことが、

豊かな足元の動きと、それらによる衣装のフォルムを通して、語りかけてくる気がします。

 

 

お話がそれるのですが・・・

 

バンクーバーオリンピックのアイスダンス(コンパルソリーダンス)中継の時に、刈屋富士雄アナウンサーが、

アイスダンスはスケーティング技術を厳しく評価される・・・のようなことを言われた後に、

「そのようなことに興味のない方は、衣装や表情をお楽しみください。」

と言っていたのを覚えていらっしゃる方〜♪

 

当方、永遠のライトファンなもので、「えっ?いいの?」と驚きつつ、

「ありがたい言葉だなあ・・・」と思いました。

(足元の技術などに関心はありましたが、よく分からなかったのです。今でも分かりません・・・)

でも、いろいろな楽しみ方をしていいんだな!と安心しました。

 

今思えば、この言葉は深い意味を持っていたのかもしれません。

 

競技中に、衣装の姿がスケーティングと切り離されて存在することなど、ありえないからです。

 

プログラム中の静止が許されている場合を除けば、

衣装が美しい形を描いたならば、それは、滑りが反映されたため。

 

足(脚)以外の身体の動きによって衣装が翻った場合も、それを支えているのは、スケーティングなのだと思います。

 

 

レゾンにお話を戻しますね。

 

この記事の最初に書いた、ツイズルによるマジカルスカートを思わせるような衣装の動きも素敵なのですが、

音と融合した一つ一つの足運びによる衣装の翻りも、とても好きです。

 

羽生選手が足元で音を奏でているのが、本当に好き。

衣装も一緒に演奏していますよね。

 

今のところ、その意味での個人的な大好きシーンは、

3F の前の「黎明」、

3Lo の後の「泥濘」、

2つ目のコンビネーションスピンの後の「移り気な夜」なのですが・・・

 

長くなりましたので、一旦ここで投稿しますね。